2019年12月11日 (水)

今年最後のLTTはカンパーニャ州のワインをテーマに開催!

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IVS初となる会場『ワイン食堂PASTARS』にて、アットホームな雰囲気の中、お楽しみいただきました。

テーマ:カンパーニア州のワイン

カンパーニアを代表する3つの白ブドウの品種の比較テイスティング。
泡は、ファランギーナ種。
白ワインは、同じ造り手の同じヴィンテージ、同じ醸造方法での比較テイスティング。グレコ・ディ・トゥーフォ種とフィアーノ種
カンパーニアを代表する黒ブドウのアリア種の地域違いのテイスティング。

さて、皆さんのお好みは?

カンパーニア州の位置の確認
イタリア半島の南西部に位置するカンパーニア州は、北はラツイオ州、モリーゼ州、東はプーリア州、バジリカータ州に接している。
固有品種が多い州の1つで、ギリシャの植民地マグナ・グラエキアとして古代から栄え、ネアポリスと呼ばれていたナポリは重要都市であった。
西ローマ帝国減亡後、東ゴート族、ランゴバルド族の支配を経て、東ローマ帝国の属州となった。12世紀にはノルマン支配下に入り、その後フランスのアンジュー家のもとナポリ王国となり、スペインのアラゴン王家、ブルボン家の支配を経て、1861年イタリア王国に併合された。

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今回のテイスティングして頂く生産地
<<アヴェリーノ県イルピニア地方>>
3つのDOCGがあり、「タウラージ」、「フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ」、「グレコ・ディ・トゥーフォ」が偉大なワインを造り出す産地。
冷涼産地であるため北イタリアワインのようだと言われている。

ウラージは、南のバローロといわれることも。場所は、カンパーニア州中央部、平地や川、山や丘陵などが入り組む複雑な地形は風通しがよく、日照量も多い。ワインにとって大事な昼夜の寒暖差が大きい。
ティレニア海の影響を受けて温暖で、季節風が顕著に現れる。冬は12月後半から3月までで寒く雨が多い季節で1月には平均気温7℃。氷点下の日もある。なんと毎年雪が降ります。
土壌は、古くからの堆積層と、ヴェスヴィオ火山の火山灰とで構成される土壌でぶどうに豊富なミネラルを与える。

<<カゼルタ県ファレルノ>>
北にあるラツィオ州(ローマがあるところ)に近いカンパーニア州の北西部、ティレニア海沿岸のモンドラゴーからマッシコの丘陵地帯岸で、暑く乾燥した気候で、海の影響を受ける。
細かい砂質で白い色調の火山性石灰質土壌。水の少ない土地だからこそ、ブドウの木が深く地中に根を伸ばし、リンやカリウムなどのミネラルを地中深くから吸収して、より凝縮感のあるブドウを実らせる産地。
ここは、古代ローマ時代、「ファレルヌム」と言う銘酒が生まれた地であるが、現在の「ファレルノ」は、ヴィッラ・マティルデ社(今回の4番目のワイン)によって再興された。

<<サレルノ県チレント>>
サレルノ県の中部・南部一帯にあたり、ティレニア海沿岸地域にはサレルノ湾やポリカストロ湾を有する。
南イタリアの重要な観光地のひとつである。1991年には、ヴァッロ・ディ・ディアーノと合わせて、ユネスコの世界遺産、「チレントおよびヴァッロ・ディ・ディアーノ国立公園」に指定された地域。
カンパーニア州南東の広がる広大な地域のDOCの、赤・ロゼ・白。平凡なワインと評されていたが、近年ようやく完熟したブドウからフルーティーなトロピカル・フルーツ、チェリーを感じさせるワインは、高コストパフォーマンスと注目される産地。

今回は、お出ししませんがナポリ県ヴェスヴィオ産地で有名なワインの1つにキリストの涙を意味するヴェスヴィオ・ラクリマ・クリスティがある。
このワインについて、なぜキリストの涙という名称の由来は? 赤ワイン?白ワイン?
由来は、一説によるとサターンが、神の国の「土地」を持って逃げようとしたとき、その土地をナポリの地で落としてしまいナポリの街が出来た。
ところが、この街の人々は悪の限りを尽くしていたため、天上からこれを見ていたキリストは悲しんで涙を流したところにブドウの樹が生え、素晴らしいワインが出来たので、このワインを「ラクリマ・クリステイ(キリストの涙)」と名付けられた。
涙だから、白? いやキリストの血はワインだから赤? いや実は、両方あります。
白ワインは、Coda di Vorpeコーダ ディ ヴォルペ種 (ぶどうの房が長い形から「キツネの尻尾」と呼ばれる)
赤ワインは、Piedirosso ピエディ ロッソ種 (ぶどうが熟すと梗が赤くなることから「赤い足」と呼ばれる)

今回の生産者の紹介
【フェデリチャーネ・モンテレオーネ社】 (1番目のワイン)
カンパーニャ州ナポリ近郊のマラーノにあります。
同社は約800年前イタリア南部のシチリア島を含む広大な地域を統治していた神聖ローマ帝国皇帝フレデリック2世が、ハンティングのためにこの地に建てたモンテレオーネ城の領地内にあります。
創業者であるアントニオの時代からこの地で愛飲されているグラニャーノDOCを生産しているワイナリー。

【マストロベラルディーノ社】 (2,3番目のワイン)
イタリア、カンパーニャ州、ヴェスヴィオ火山の麓に位置する、1878年創業のマストロベラルディーノ社。
ワイン造りの歴史そのものはなんと1750年頃から脈絡と続いているというまさに名門。
2代目当主であるピエトロ氏が「マストロ=名匠」という称号を得たため、「マストロベラルディーノ」というワイナリー名になりました。
時代の波の中で、周囲のワイナリーが国際品種に植え替えを行う中でもカンパーニアで唯一、頑なにカンパーニャの地品種に拘り、
テロワールを重視し、量より質を求めたワイン造りの道を歩んでいるワイナリー。

【ヴィッラ・マティルデ社】 (4番目のワイン)
カンパーニア州カゼルタ県チェッロレ。創業は、1965年。
ナポリから海岸線に沿って北へ1時間ほど車を走らせたローマとナポリの中間にあたる場所にヴィッラ・マティルデ社の本社とメインワイナリーがある。
このあたりはかつて“ファレルノ”と呼ばれた土地で、古代ローマ帝国の時代から“Ager Falernus(アジェル・ファレルヌス=ファレルノの大地)”という名前で知られており、
オリーブオイルや野菜、そして高品質ワインの産地として有名な土地でした。
古代ローマ帝国の歴代皇帝たちはカプリ島やソレント半島に別荘を持ち、ローマから別荘に向かう中継地点としてこのファレルノの土地で美味しいワインを飲み、
調達して旅を続けたそうです。しかし、いつしか大きな町や港も影を潜め、ファレルノという銘壤地も過去の栄光に。
フランチェスコ・パオロ・アヴァッローネは、ファレルノのワインに魅せられ、姿を消した伝説的なワインをロッカモンフィーナ山の斜面の丘陵地帯に広がる畑で復活させたワイナリー。

【ルイージ・マッフィーニ社】 (5番目のワイン)
マッフィーニは元来この地でブドウ栽培を長きにわたって行なってきた。現当主であるルイージの代になり1996年から自社でのワイン造りをはじめた。
原生品種にこだわり試行錯誤を繰り返しながら、着実に16haにまで葡萄園を拡張してきた。
マッフィーニをはじめ、このチレント地域の個人生産者は幾多の個性を放つワインを生み出しており、今、目の離せないエリアとなった。
畑は、海岸線に隣接したカステッラバーテの地は、潮風の抜ける特殊な環境に日照の長い南西に向きで、土壌は石灰岩を含む火山岩土が主体で、
まさにアリアーニコに最適な土壌。
マッフィーニの目指したワインスタイルは、どれも南イタリアの恵まれた太陽を享受しながらも、土壌や気候をイメージできるフィネスを兼備えたスタイリッシュな
ワイン造りをするワイナリー。

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【ワインリスト】


①ワイン名:フレグレオ NV    12.0%
メーカー:フェデリチャーネ モンテレオーネ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:ファランギーナ100%
醸造:ナポリ県コッリーナ・ディ・カマルドーリの畑よりぶどうを収穫。シャルマ方式で二次発酵を行い、12ヶ月のシュールリー後、瓶内で3ヶ月間。 
特徴:輝きを帯びた黄色がかった麦わら色。細やかで持続性のある泡立ち。柑橘系のフレッシュな香り、白い花のフローラルな香り。
   味わいは、フレッシュな果実味と程よい酸味で優しい口当たりでバランスがよく、塩味や後味に苦みを感じる辛口なスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ、アンティパスト、ペペロンチーノのパスタ。

②ワイン名:グレコ・ディ・トゥフォ DOCG 2018      12.5%
メーカー:マストロベラルディーノ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:グレコ 100%
醸造:ブドウを収穫後、発酵、熟成はステンレスタンク(ブドウが持っている風味重視)。
特徴:ストローイエロー。洋ナシ、白桃、白い花のフレーバーに、白コショウ、火打石の香り。
   味わいは、ミネラリティで、フレッシュな軽快な果実味と伸びやかな酸、塩味、後味に苦みを感じるフレッシュな辛口白ワイン。        
料理:アンティパスト、地鶏のソティやタコのワイン煮。

③ワイン名:フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ DOCG  2018   12.5%
メーカー:マストロベラルディーノ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:フィアーノ 100%
醸造:ブドウを収穫後、発酵、熟成はステンレスタンク(ブドウが持っている風味重視)。
特徴:シトラスや白い花のアロマに加え、洋ナシ、アプリコット、白い花のニュアンス。
   味わいは、ふくらみのあるフレッシュな果実で蜜蝋のような甘やかな味わいと後味に鉱物的ミネラルと苦みを感じる辛口白ワイン
料理:カプレーゼ、ボンゴレビアンコ、魚介のサラダに合わせる。

④ワイン名:アリアニコ・カンパーニア 2014  13.5%
メーカー:ヴィッラ・マティルデ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:アリアニコ 100%
醸造:ブドウは10月下旬に収穫し、除硬・破砕後、果皮とともに低温でマセラシオン、26℃で約20日間アルコール発酵。タンクを移し変え、マロラクティック発酵。
   ステンレスタンクと伝統的な樽(大樽)で3ヶ月熟成。
特徴:輝きのあるルビーレッド色。チェリー、プラムの果実の香りとフローラルな香り、桑の実、白コショウ、リコリス等のスパイスの香り。
   味わいは、芳醇な果実味とシルキーなタンニン、広がりのある酸味があり、後味に若干の苦みで全体的にしまり、骨格がしっかりしたバランスのよい辛口赤ワイン。
料理:ラグーソースのパスタや、肉料理全般に合わせる。

⑤ワイン名:クレオス・チレント・アリアニコ 2016   14.0%
メーカー:ルイジ・マッフィーニ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:アリアニコ 100%
醸造:ぶどうを収穫し、ステンレスタンクで発酵し、アリエ産バリック 6ヶ月、瓶熟 3ヶ月熟成させる。
特徴:濃いルビーレッド色。ブラックチェリーやざくろのような香り、樽からのナッツ、コーヒーのような香りと白コショウ、ドライローズ、クローヴやたばこの香りなど複雑。
   味わいは、ふくよかで豊かな果実味とシルキーなタンニン、調和のとれた伸びやかな酸味でバランスがとれ、しっかりとした骨格を持つ辛口赤ワイン。まだ若い。
料理:肉料理全般、中華料理、ウオッシュタイプのチーズに合わせる。

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【ワインにあわせるお料理】

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前菜が魚介のフリット青海苔風味、メランツァーノとトマトと肉ソースのオーブン焼き、
プリモがプッタネスカ、セコンドは岩手産 久慈ファームの佐助豚のグリルです。

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次回は2019年最後のイベント、12月28日(土)忘年会・ディナータイムテイスティングを行います。

イタリアワインと串揚げ料理を合わせます。是非ご参加お待ちしております。

(IVS Japan事務局)


■■■ 12月 LTT ランチタイムテイスティング 

 テーマはカンパーニャ州のワイン

【日程】12月7日(土)12:00~14:00 (受付開始11:45)
 
【場所】ワイン食堂 PASTARS
    (赤坂見附駅 徒歩2分/赤坂駅 徒歩4分)
      東京都港区赤坂3-19-9 オレンジボックスビルB1F

【会費】IVS会員: 3,500円 ビジター:5,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。
    ※キャンセルチャージ:12月4日(水)~100%

2019年11月14日 (木)

エミリア・ロマーニャ州よりワイン生産者CELLIをお迎えし、目白のTRE GATTI にて、IVSスペシャルディナータイムテイスティングを開催しました。
 
 

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CELLIのワインと、真壁シェフのロマーニャ郷土料理のアッビナメント。

今年10月に企画しましたエノガストロノミアの旅で訪れたCELLIのMauro Sirri氏と意気投合し、日本に行った際はDegustazioneを開催しようという約束が実現した会でございます。

彼はソムリエでもあり、イタリアの土着品種で造られるワインの素晴らしさを伝えて下さいました。中でも、ロマーニャのサンジョヴェーゼとトスカーナのサンジョヴェーゼの違いについて、更に、アルバーナは本当に狭いエリアで栽培される白ブドウですが、白い衣装を着た黒ブドウと言われるほど、タンニンが感じられる特徴的ワインに仕上がります。

よって、生ハム、サラミなどのお肉類にも良く合わせることが出来ます。糖度も高いため、ワインのアルコール度も13.5%~14%あり、非常に深みも感じられます。

今回はロマーニャ地域の郷土料理を真壁シェフに作って頂きましたが、中でも初めて頂いたのはモンフェッティーニといった特に捏ねることも無く、手軽にできるパスタです。これをスミイカをベースにしたスープで頂きます。この魚貝の風味にはパガデビットの白ワインとの相性がぴったりでした。


【本日のワインリスト】

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(1)カンピ・ディ・フラッタ ロマーニア DOC パガデビット
   CAMPI DI FRATTA PAGADEBIT
   白ワイン 品種:パガデビット
 
(2)イ・クロッピ・ディ・ロマーニア DOCG アルバーナ・セッコ I CROPPI ALBANA SECCO DOC
   白ワイン 品種:アルバーナ
 
(3)レ・グリッライエ・ロマーニア DOC サンジョヴェーゼ・スーペリオーレ LE GRILLAIE SANGIOVESE SUPERIORE
   赤ワイン 品種:サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ
 
(4)ブロン&ルゼヴァル・ロマーニア DOC サンジョヴェーゼ・レゼルヴァ ベルティノーロ BRON & RUSEVAL SANGIOVESE RISERVA
   赤ワイン 品種:サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ
 
 
(5)ACQUAVITE  アルバーナ種を使った食後酒!
          グラッパは搾りかすを材料に蒸留して造りますが、アクアヴィーテはブドウそのものを蒸留して造る果実味が贅沢に感じられます。
 
【本日のお料理】
 
前菜
Monfettini in zuppa di seppia  モンフェッティーニの烏賊のスープ仕立て
 白:CAMPI DI FRATTA ROMAGNA DOC PAGADEBIT と合わせて

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プリモ
①Cappellacci di Zucca カボチャのカッペッラッチ
 白:I CROPPI ROMAGNA DOCG ALBANA SECCO と合わせて
 
②Verza e patate con tartufo  トリュフ入りキャベツとジャガイモ
 赤:LE GRILLAIE ROMAGNA DOC SANGIOVESE SUPERIORE と合わせて
 

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セコンド
Agnello con piselli alla romagnola  ロマーニャ風エンドウ豆の仔羊料理
 赤: BRON & RUSEVAL SANGIOVESE Romagna DOC Sangiovese Riserva Bertinoro と合わせて    

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ドルチェ
Il Latteròl e Ciambella di Romagna ロマーニャのラッテロールとチャンベッラ
 

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イタリアでも美食の地とも言われるエミリアロマーニャ州のボリューミーでスペシャルな郷土料理をご堪能頂きました。

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IVS Japan事務局 

 

■■■ 11月 DTT エミリアロマーニャ州より生産者来日! 満員御礼!

ワイン生産者 CELLI チェッリ より Mauro Sirri氏をお迎えして~

土着品種のワインを土壌やクリマの話を交えてご案内くださいます。

Sangiovese di Romagna 、Albanaは必見です!

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【日程】11月10日(日)18:00~20:30 
【場所】Tre Gatti   (目白駅 3分)
      東京都豊島区目白3-13-1 コトブキビル 2F

【会費】IVS会員: 8,000円 ビジター:10,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。
    ※キャンセルチャージ:11月6日(水)~100%

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2019年11月12日 (火)

今年IVS Japanは設立8周年を迎え、今年も日高シェフの名店アクアパッツァにて会員の皆様とお祝い致しました。

日高シェフがイタリアで修業されている頃、モンテ物産㈱の研修でミラノにいらした立野さんと一緒に映画を一緒に観に行って楽しかった思い出や、また当時初めてイタリア料理の講座をなさったのが、やはりモンテ物産㈱が考案なさった企画だったそうで、その当時のメンバーが今有名なシェフとして活躍されています。

そういった機会にIVS Japanを設立された川手さんともご一緒されており、またこの会も8周年を迎え、日高シェフのお店で祝パーティを開催できたことにご縁を感じていますとお話下さいました。

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本日のワインは モンテ物産㈱のバイオーダーからIVS Japanがセレクトした8本を

テイスティング頂きました。  

お料理もワインに合わせてご用意くださり、ワインのセレクトも大変充実した内容で、参加された皆様はご満悦のご様子で笑みが絶えない会でした。

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【微発泡】 ガヴィオリ・ランブルスコ・グラスパロッサ・カステルヴェートロ・アマービレ 

【泡】キュヴェ・プラティナム・エディション・ブリュット

【白】 エゴット トレッビアーノ&シャルドネ

【白】 クルード カタラット・ズィビッポ

【赤】 ピルーナ プリミティーヴォ・サレント

【赤】 ラヴィコ ネレッロ・マスカレーゼ

【赤】 スフルサート・ヴァルテッリーナ 

【赤】<コレツィオーネ・ベルターニ>アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ

ワインの詳細はこちらをご覧ください。

【協賛:モンテ物産株式会社】

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会にはモンテ物産㈱松井常務取締役より乾杯のお言葉を頂戴し、表参道オーバルビル地下1階に

『カ・モンテ』というモンテさんのワインがリーズナブルにテイスティングしながら、購入もできるという素敵なお店もご紹介下さいました。

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名店アクアパッツァの日高シェフ。

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当日のメニュー:

≪Antipasto≫

Carpaccio di Pesce fresco 鮮魚のカルパッチョ

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≪Antipasto Caldo≫
Fritto di Shishamo con salsa verde

北海道むかわ町産ししゃものフリット サルサヴェルデソース

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≪Primi≫
Spaghettini al ragu' di agnello 仔羊肉のラグーソース スパゲッティーニ

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≪Secondo ≫

Controfiletto di manzo arrosto 牛サーロインのロースト

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≪Dolce≫ montebianco モンテビアンコ

IVSJapan 事務局


■■■ 11月 IVS Japan設立記念パーティー 8周年 (LTT) 満席御礼!

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【テーマ】IVSセレクト モンテ物産バイオーダーのワイン

アクアパッツァ日高シェフのお話を伺いながら、秋を満喫するお料理に合わせたワインを

ゆったりとした空間でご堪能頂き、8周年を祝いましょう。

【日程】11月3日(日)13:00~15:00 (12:45開場) 
【場所】Acqua Pazza
   東京都港区南青山2丁目27−18 パサージュ青山2F AOYAMA M’s TOWER

【会費】IVS会員: 9,000円 ビジター:11,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。

    ※キャンセルチャージ:ワイン搬入日程上、10月30日(水)~100%

 
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シェフ 日高良実 HIDAKA yoshimi
1957年10日4日、兵庫県神戸市生まれ。

神戸ポートピアホテルの「アラン・シャペル」に入り、フランス料理を学んだ後にイ タリア料理に転向。86年に渡伊、「エノテーカ・ピンキオー リ」、「ダル・ペスカトーレ」などで修行を積む。

1989年に帰国 し、東京・乃木坂の「リストランテ山崎」料理長を経て、1990 年、東京・西麻布「アクアパッツァ」料理長に就任。

素朴で力強いイタリア郷土料理の魅力を打ち出しながら、都会的な洗練スタイルに仕立てた「クチーナ・トキオネーゼ」を 確立。日本のイタリアンを代表するシェフとして、国内外でゆ るぎない評価を得ている。


  

2019年11月11日 (月)

IVS Japanの会員様へ

 今年も、この季節ご家族やご友人と一緒に楽しんで頂きたいワインを選びました!

 今回は2種類のセットで、とてもリーズナブルな特別価格を実現し、ご購入頂ける機会です。  

 また、ご案内するワインは通常インポートされていない為、特別感の高いご満足頂ける内容を揃えさせて頂きました。 数量は限定ですので、お早目にお申込み下さい。

【お申込み先:アルベロジャパン㈱】  Email:  info@albero-japan.com
                                   TEL:03-3868-2048 受付時間 11:00~19:00 火曜日定休

 IVS Japan セレクトワイン 6本セット 11,000円(税別)

↓クリックすると大きい画面を開くことができます。

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 IVS Japan セレクトワイン 陰干し(2本) セット 11,000円(税別)  予定販売数 終了

↓クリックすると大きい画面を開くことができます。1911_1_page0001

2019年10月27日 (日)

大型台風19号直撃により、やむなく延期となったLTT。10月26日(土)に延期開催させていただき、急な変更にもかかわらず沢山の方にお集まりいただき誠にありがとうございました。

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スリーボンド貿易(株)加藤様にお越し頂き、BIBBIANO社の歴史から、ワインの詳細について丁寧にご説明頂き、キアンティの味わいがより深まりました。
また、IVS法人会員であるイル・フルロの稲村シェフには、お値段度外視した内容のトスカーナ伝統料理をご用意くださり、皆様ご満足の様子で笑みがこぼれておりました。
 

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【本日のワイン】 
 
 Tenuta di BIBBIANO 「キアンティ・クラッシコ」の原点にして頂点 ジュリオ・ガンべッリが生涯最も愛したワイナリー

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***LISTRICE 2017 リストリチェ (ヤマアラシの意味でこの辺りの山には良く見られます)

 品種 マルヴァジア・ビアンカとトレッビアーノが約6:4の割合で年によって醸造家が決めていきます。ステンレス発酵・熟成で温度管理されたフローラルな香りとふくよかな酸味のバランスが良い白ワイン。 限定生産数2000本という希少な一本。

***SCAPPALEPRE 2018 スカッパレプレ(逃げる野ウサギの意味でやはりこの辺りで良く見かけます)

品種サンジョヴェーゼ100%(サンジョヴェーゼグロッソも一部含まれる) 

白ワイン同様にサンジョヴェーゼを搾汁しステンレス発酵・熟成させたとても淡いバラ色。果皮との接する時間が殆ど無いため、本当に淡いロゼに仕上がっています。2018VTよりオーガニック認定。こちらも限定数2000本。

***CHIANTI CLASSICO 2016 キアンティ・クラッシコ 品種はサンジョヴェーゼ100% セメントタンクを使用し発酵と熟成を行っています。インポーター加藤さまは、「陰のある味わい」とサンジョヴェーゼの良さを表現しておりましたが、 当に表面的ではない奥行を感じる品の良さを感じました。更に飲み心地が良いため、あっという間に飲み干してしまいます。2016年は2015年にもましてキアンティの最良年と言われております。

【GRAN SELEZIONEの比較テイスティング】

今回は2014年に認可されたキアンティクラシコの最上級GRAN SELEZIONEを2種類飲み比べるという

素晴らしい企画を致しましたが、この2つの大きな違いは畑と品種です。 ジュリオ・ガンベッリはブルネッロ・モンタルチーノの品種サンジョヴェーゼ・グロッソを発見したビオンディ・サンティで若い頃に修行しており、おそらく彼がこのサンジョヴェーゼ・グロッソをビッビアーノに持ち込んだのではないかと言われており、現在CAPANNINOの畑ではサンジョヴェーゼ・グロッソが植えられております。

それから今でも信じ難いですが、先日他界された内藤和雄氏にスリーボンド貿易㈱が取り扱うべきワインを尋ねられたそうです。そこで、内藤さんはBrunello Montalcinoと比較して価格帯も考慮すると、Gran selezioneの素晴らしさを日本に広めるべきだとお勧めされたそうです。

***MONTORNELLO CHIANTI CLASSICO GRAN SELEZIONE 2014 モントルネッロ キアンティ・クラッシコ グラン・セレツィオーネ 品種はサンジョヴェーゼ100%

オーク開放樽発酵。トノーで24か月熟成。メンソールやフルーツの香りにスパイスやビャクシンの香りが重なる。しっかりとした骨格でタンニンバランスのとれた豊かで丸みのある上品な味わい。ラヴェンダーやローズマリーの広がりのある香りとドライな心地よい余韻が長く続く。

***CAPANNINO CHIANTI CLASSICO GRAN SELEZIONE 2015 カパンニーノ・キアンティ・クラッシコ・グランセレツィオーネ 品種はサンジョヴェーゼ・グロッソ100%

オーク開放樽発酵。大樽(2000L)トノーで24か月熟成。熟成した赤黒い果実やタバコ、チョコレートなどのスパイシーさの中に ミネラルやバルサミックなど複雑で豊かな香りを感じる。長く続く、非常にエレガントで旨味のあるタンニンと爽やかな酸味のバランスが良い、魅力的なワイン。良年のみ生産。

ーーーヴィンサントの中でもサンジョヴェーゼを50%以上使用する最高峰のOcchio di Perniceは6年樽熟成の時を経て頂くとてもエレガントなドルチェワインを最後に頂き、幸せな気分に浸りました。ーーー

***SAN LORENZO A BIBBIANO OCCHIO DI PERNICE 2011 オッキオ ディ ペルニーチェ ヴィン・サント 品種 サンジョヴェーゼ100%

栗樽とオーク樽で72か月熟成。琥珀がかった濃いゴールドイエロー。ドライアプリコット、桃、いちじく、 アーモンドなどの豊かなアロマが広がる。 繊細で口当たりが良く、エレガントでしっかりとした味わい。

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【お食事のメニュー】
 
①Antipasto misto Toscano(トスカーナ風前菜盛合せ)
・白レバーのクロスティーニ ・ソプレッサータのサラダ ・フィノッキオーナ
 
②Ribollita(パッパルデッレ入りリボッリータ)
 
③Peposo(牛肉の赤ワイン煮込みの黒胡椒風味)
 

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次回イベントはIVS Japan 設立記念パーティーです。ぜひご期待下さいませ。

(IVS Japan事務局)

 

■■■ 10月LTT ランチタイムテイスティング 

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テーマ:トスカーナ州 BIBBIANO社のキャンティ
 
 
キャンティ・クラシコの新しいヴィンテージ2016の他、リゼルヴァや、グランセレツィオーネも飲み比べます!

 会場はイル・フルロで開催いたします。

【日程】10月26日(土)12:00~14:00 (11:45開場) 

【場所】IL FURLO 
    東京都千代田区内神田1-2-6 産広美工ビル1F

【会費】IVS会員: 3,500円 ビジター:5,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。

    ※キャンセルチャージ:ワイン搬入日程上、10月23日(水)~100%

2019年10月24日 (木)

10月のディナータイムテイスティングを元住吉の名店『Osteria Boccano』にて開催いたしました。
 

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テーマ:シチリア エトナワイン

エトナとは、イタリア・シチリア島の東部にある、ヨーロッパ最大の活火山とその周辺を指します。
南のイメージのあるシチリア島にあるため、パワフルでフルーティーなワインと思われがちですが、エトナのワインはそうではありません。

ミネラルをたっぷりと含んだ火山灰土壌に、昼夜の温度差が大きい冷涼な気候、そして何よりもフィロキセラに侵されていない樹齢の高いブドウの樹がある。
なぜならば、シチリアの東側(パキーノ)は、ドライトマトで有名になり多くの農家がブドウからトマトへ植え替えをしたが、エトナは標高が高くトマトが育たないことでブドウの樹がそのまま残ったので、今では100年以上の古木が存在します。
多くのぶどう畑は、段々畑で石垣があり、株仕立て(アルベレッロ)で密植して植えてあり、強い日差しと強風に適したものになっており、また、唯一無二のテロワールから、エレガントで繊細な味わいのワインが造られています。
DOCエトナを区分すると北側は、黒ブドウの産地。東側(半島側)は、雨が多く白ブドウの産地。南東側は、また、黒ブドウの産地。
エトナワインは、カターニャ町に近い南エトナから始まっており、古くからの生産者が多く、北側は、新しい生産者が進出して、その比率は、北が65%で南19%、その他は東側。北側が人気がありますます北が高くなる。
しかし、エトナの伝統は、南エトナのワイン。
ワイン業界において、テロワールがワインに対して如何に表現できるかを注目しています。
そこで、今回は単にDOCエトナの白、赤ではなく、特に赤に関して北エトナの中でコントラーダ(コミューン)に注目してワインセレクトをしました。

Randazzo  ---------------  Castiglione di sicilia  ------------  Linguarossa
火山性が強い         火山性が弱く標高が高い            若干の火山性がある
→苦みや鉄ぽいミネラル    →エレガント           →多少軽め

 ※土壌的に上記ですが、造り手によっては異なることもある。

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今回のコントラーダの特徴は、以下のもの
カスティリオーネ ディ シチリア地区
グアルディオーラ:標高が高く、フラワリーで厳格な緊張感のある味わいになる
サント スピリト:女性的で魅惑的な味わいになる
ランダツィオ地区
カルデラーラ・ソッターナ:全て良いとこ取りをした力強く長期熟成に向く味わいになる。

<ドゥーカ・ディ・サラパルータ社>
ワイン愛好家だったヴィッラフランカと、神聖ローマ帝国、スペイン王国の君主であり、シチリア西部内陸の街、サラバルータの公爵でもあつたジュゼッペ・アッリアータは、自分の館で客人をもてなすために、カステルダッチャのコルヴォ地区にある所有地で栽培されたブドウを使ってワイン造りを始めました。
3代目当主のエンリコ公は、フランス・ボルドーで醸造技術を学び、掃国後には最新設備の導入やフランスからの専門家の招聘などを通してコルヴォワインの品質を飛躍的に高めた。
1984年に誕生したワインですが、当時では初となるネーロ・ダーヴォラ100%で造り、誰もがネーロ・ダーヴォラ種がシチリアの中心的品種である確信していた。

IVSJapanの創設者である川手氏がいち早くこのコルヴォのワインを日本へ紹介した。

<クズマーノ>
クズマーノ社は、新しく2000年に創業したばかりの造り手ですがその品質とコストパフォーマンスの高さで非常に人気があるワイナリーです。兄のアルベルトと弟のディエゴの2人の兄弟によって運営される同社はシチリア内に8カ所のブドウ畑を所有。『シチリアは大陸である』という彼らは、それぞれの土地のテロワールを生かしたブドウを栽培し、地ブドウには大きな樽、外来品種には小樽を用いるなど伝統を大切にしながらもチャレンジし続ける将来が楽しみなワイナリーです。


<テッレ ネッレ>
バローロボーイズの仕掛人であるマルコ・デ・グラツィアとセバスティアン・デ・グラツィアの両氏が惚れ込んで自ら購入したところが、エトナ火山の北方斜面に位置する畑。フィロキセラに犯されていない、非常に樹齢の高いブドウの樹を見つけることの出来る唯一の土地でもあった。
TERRE NERE(テッレ・ネーレ)とは『黒い土壌』という意味であり、岩石のごろごろした火山灰土壌で黒いことから命名。
エトナ山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌を得たこの一帯は、ブルゴーニュ地方に良く似て、畑による特徴。



【ワインリスト】
①ワイン名:デューカ・ディ・サラパルータ・ブリュット  NV  12% 
メーカー:デューカ・ディ・サラパルータ社
産地:シチリア州
ブドウ品種:モグレカニコ55%、シャルドネ45%
醸造:標高550m以上の石灰を含む混成土壌の畑で8月末、9月1週目に手摘みで、酸度を保ったブドウを早摘み。ソフトプレス後、初期の良質なモストのみ低温発酵。シャルマ方式発酵し、
   シュール・リーで6ヶ月熟成。その後、3ヶ月以上の瓶内熟成。 
特徴:輝きのあるグリーンを帯びたストローイエロー。マスカットの華やかな香り、フローラルな香りに食パンのようなイースト香も
   味わいは、さわやかな果実味と酸味のバランスが非常によく、透明感があり切れがある辛口なスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ、オレンジのサラダ、タコのマリネ。

②ワイン名:アルタ・モーラ エトナ ビアンコ  DOC 2018 12.5% 
メーカー:クズマーノ社
産地:シチリア州 カスティリオーネ ディ シチリア地区
ブドウ品種:カリカンテ主体 その他複数の土着品種 平均樹齢は15年
醸造:標高600mの畑のぶどうを手摘みで収穫後、ソフトプレス。18~20℃で発酵、シューリーを4か月、瓶詰して出荷。
特徴:グリーンを帯びたストローイエロー色。白桃、洋ナシ、アカシヤの蜂蜜の香りと華やかなフレッシュな香り。
   味わいは、軽快な果実味と伸びやかな酸が豊富で、後味に苦みやミネラルを感じる透明感のある白ワイン。        
料理:アンティパスト、魚介類のリゾットやパスタ、レモンをかけて食べる料理、天ぷらなど。

③ワイン名:エトナ ロッソ サント スピリト DOC 2017  14.5%
メーカー:テッレ ネーレ社
産地:シチリア州 コントラーダ:サント スピリト カスティリオーネ ディ シチリア地区
ブドウ品種:ネレッロ マスカレーゼ 98% ネレッロ カプッチョ 2%  樹齢は40~100年
醸造:標高700~750mの北斜面にある畑のぶどうを10月中旬に手摘みで収穫し、28~30℃で発酵し、自然発生的なMLFを行い、フレンチオークとトノーで16~18か月熟成、ステンレスで1か月澱引き
フィルターせずボトリング。
特徴:チェリーレッド。チェリー、スミレなどのフローラルな香り、甘草、シナモン、コショウ、紅茶、若干火山の土っぽいような香り。
   味わいは、ソフトな口当たりで、凝縮した果実味と極め細かなタンニン、適度な酸味、エレガントで華やかな女性的な辛口赤ワイン。
料理:アランチーノ、カポナータ、羊のチーズに合わせる。

④ワイン名:アルタ・モーラ エトナ ロッソ グアルディオーラ DOC  2014   14.0% 
メーカー:クズマーノ社
産地:シチリア州 コントラーダ:グアルディオーラ カスティリオーネ ディ シチリア地区
ブドウ品種:ネレッロ マスカレーゼ 100% 
醸造:標高800~1000mの畑のぶどうを10月下旬に手摘みで収穫し、除梗、ソフトプレスの後、28℃でマセラシオンを18日から21日間行い、
   MLFは木樽にて行う。その後2500リットルの大樽とトノー(中樽)で熟成。
特徴:チェリーレッド。チェリー、スミレ、華やかな香り、リコリスなどハーブの香り、ヨウド、コショウ、複雑な香り。
   味わいは、熟成からか優しい口当たりで、まだ果実味と伸びやかな酸がしっかりとあり、きめ細かなタンニンがありしっかりした骨格がある辛口赤ワイン。
料理:パスタ・アッラ・ノルマ、スモークしたサラミ、野ウサギのローストに合わせる。

⑤ワイン名:エトナ ロッソ カルデラーラ ソッタナ DOC 2017  14.5%
メーカー:テッレ ネーレ社
産地:シチリア州 コントラーダ:カルデラーラ ランダツィオ地区
ブドウ品種:ネレッロ マスカレーゼ 98% ネレッロ カプッチョ 2%  樹齢は50~100年
醸造:標高600~650mの北斜面にある畑のぶどうを10月初旬に手摘みで収穫し、28~30℃で発酵し、自然発生的なMLFを行い、フレンチオークとトノーで16~18か月熟成(新樽25%)、ステンレスで1か月澱引き
フィルターせずボトリング。
特徴:ルビーレッド。チェリー、スミレ、ドライローズ、甘草、シナモン、クローヴ、黒コショウなどのスパイスにカカオの香りで複雑だが熟成香はない。
   味わいは、若々しく力強い口当たりで凝縮した果実味と豊富で極め細かなタンニン、土壌から鉄っぽさがあり、芯が太い骨格のある辛口赤ワイン。
料理:ラグーンソースのパスタや、肉料理、少し熟成がすすんだチーズ。

【ワインに合わせたお料理】

<Amuse> zeppoline di alghe 青のりのゼッポレ

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<Antipasto> Carpaccio d'Orata e Bottarga 鮮魚のカルパッチョ シチリア産ボッタルガがけ

<Antipasto Caldo> Macco di fave 空豆のスープ ブロッコリーのアーリオオーリオ乗せ

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<Primo> Bucatini alla Norma ブカティーニ ノルマ風 (茄子とペコリーノのトマトソース)

<Secondo> Involtini di Maiale al Marsala 沖縄産ロイヤルポークのインボルティーニ マルサラ風味

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ご参加者の皆様と、ボッカーノのオーナー野口さん、芥川シェフ

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秋はワインに関するイベントが豊富です。

IVS Japan も、10/26のLTT、11/3の8周年記念パーティー、11/10のDTTと予定しております。次回もご期待下さいませ。

(IVS Japan事務局)


■■■ 10月DTT ディナータイムテイスティング 

 テーマ:シチリア エトナのワイン
 
 人数限定、一夜限りのIVSディナーイベントを開催致します!
 会場は本場仕込みのイタリアンを提供してくれる元住吉の名店『Osteria Boccano』オーナーシェフ野口さんのセンスが光る、各ワインに合せたお料理をお楽しみ下さい。
 
 
【日程】10月23日(水)19302130  
 
【場所】Osteria Boccano(元住吉 )

【会費】IVS会員: 9,000円 ビジター:10,000円  

2019年9月18日 (水)

9月は1ヶ月ぶりのLTT開催でした。
IVS Japan法人会員アプレヴ・トレーディング(株)よりマルケ州のワイン5種類を、
IVSでは初の会場となるフィリの横山シェフのお料理に合わせてテイスティングいたしました。
 
 

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テーマ:マルケ州のワイン

マルケ州の位置の確認
イタリア半島中部に位置するマルケ州は、北はエミリアーロマーニャ州、西はトスカーナ州とウンブリア州、南はアブルッツォ州とラツィオ州に接しており、東にはアドリア海が広がっている。

西はアペニン山脈、東はアドリア海に挟まれて、南北に細長く延びる州で、海岸線173km、69%が丘陵地帯、31%が山岳地帯で、平野部はほとんどない。
帯状の低い丘陵地帯が続き、海風や川風の影響を受けてすばらしいミクロクリマを生み出す。

気候は、地中海性気候だが、アンコーナより北は大陸性が強くなる。

土壌は主に石灰岩土壌。

2017年の栽培面積15,476ha、ワイン生産量859,950hl 赤48%、白52% アブルッツォ州は、逆に赤が多い。


白ぶどう
ヴェルディッキオ:由来 緑がかった小さなブドウ。栽培が容易で多産、病気に強い。
         ヴェネト州トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ、ラッツィオ州トレッビアーノ・ディ・ヴェルデ
         ヴェルディッキォ・イエジは、すぐに開き、飲みやすいタイプ 海のヴェルディッキォ
         ヴェルディッキォ・マテリカは。閉じたワインが多く、厳格さを持つタイプ 山のヴェルディッキォ
ペコリーノ:マルケ州とアブルッツォ州
パッセリーナ:シトラスやトロピカルフルーツなど華やかな香り。
       しっかりした酸を持つペコリーノ、華やかでフローラルな香りを持つパッセリーナ
ビアンケッロ:マルケ州の北部で栽培 フレッシュ早飲みタイプのワイン。

黒ぶどう
サンジョベーゼ:マルケ全体の21%の生産で多くのクローンが存在する。
モンテプルチアーノ:マルケ全体の19%の生産でアブルッツォに近い南側で多く栽培され最も重要な品種である。その他の州は、アブルッツィオ州、ウンブリア州、プーリア州。
ヴェルナッチャ・ネーラ:歴史の古い品種でスパイシーさが特徴。20世紀に入り評価も高まるが生産量が少なく地元消費。
クリマラ:歴史の古い品種で現在はアンコーナ県、モッロ・ダルバ周辺でのみで栽培される珍しい黒ブドウ 強いアロマを持つ。

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【本日のワインリスト】

①ワイン名:アルタマレア パッセリーナ・ブリュット   NV  12% (アルタマレアとは、満潮という意味)
メーカー:チウチウ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:パッセリーナ 100%
醸造:ぶどうを収穫して、低温で醸しステンレスタンクにて一次発酵し、25日間シャルマ方式で発酵後、3か月シュール・リー。 
特徴:輝きのあるストローイエロー。柑橘系のフレッシュな香り、青リンゴやフローラルな香り。
   味わいは、さわやかな果実味と酸味のバランスが非常によく、ほろ苦いミネラル、透明感があり清々しいスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ、魚貝料理。

②ワイン名:テバルド マルケ・ビアンコ  IGP 2018 13% 
メーカー:チウチウ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:シャルドネ75% ソーヴィニヨン・ブラン15% ピノ・グリージョ10%
醸造:8月中旬にブドウを収穫後、プレス前に低温浸漬、ステンレスタンクで天然酵母で発酵、5か月間ステンレスタンクで熟成。
特徴:濃いオレンジがかったイエロー。熟した洋ナシ、白桃、アカシヤの蜂蜜の香り。
   味わいは、しっかりした果実味と伸びやかな酸、塩味のミネラル、後味に苦みを感じるフレッシュな白ワイン。        
料理:アンティパスト、白身のお肉料理、魚貝料理 天ぷら。

③ワイン名:ヴェルディッキオ・デル・ポッツォ・ブオーノ DOC  2016  13.5% 
メーカー:ヴィカーリ社  アンコーナの西 モロ・ダルバにある家族経営
産地:マルケ州
ブドウ品種:ヴェルデッキオ100%
醸造:9月下旬から10月にかけて手摘みでぶどうを収穫し、温度コントロールしながら自然発酵し、シュールリーで2か月熟成後、1か月の瓶熟成。
特徴:緑がかったストローイエロー。柑橘系の香り、白い花の香り、フレッシュハーブの香り。
   味わいは、グレープフルーツや生アーモンドのようなナッツ。フレッシュで豊かな果実味、伸びやかな酸と後味に塩味と苦みが全体を引き締めた辛口白ワイン。
料理:魚貝のカルパッチョ、野菜のフリットに合わせる。

④ワイン名:ロザート マルケ IGP 2018  13%
メーカー:チウチウ社
産地:マルケ州 
ブドウ品種:モンテプルチアーノ50% サンジョベーゼ50%
醸造:オーガニック畑のぶどう収穫後、温度コントロールしながら一晩スキンコンタクト、白ワインを造るように直接圧搾方式で発酵し、ステンレスタンクで6か月熟成。清澄はしない。
特徴:鮮やかな濃いピンク色。フレッシュなチェリーやイチゴの香り、バラの花のフローラルな香り。
   味わいは、ソフトな口当たりで、豊かな果実味と酸味のバランスがよく。後味に苦みで全体的にしまったバランスがとれた辛口ロゼワイン。
料理:グリルした野菜、ピッツァ、パニーニに合わせる。

⑤ワイン名:オピドゥム マルケ・ロッソ IGP 2014  15% 
メーカー:チウチウ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:モンテプルチアーノ100%
醸造:オッフィーダとアクアヴィーヴァ・ピチェーナのオーガニック畑(標高300m)からのブドウを20日間スキンコンタクトとマセレーション、MFL発酵。
   30%バリック、70%を10hl特注ピッコラ・バリック(仏産)で12か月熟成。その後6か月の瓶熟。
特徴:チェリーレッドからガーネット色。カシス、ブラックチェリー、熟したプラム、コーヒー、ドライローズ、タバコ、なめし皮、甘草、クローヴ、コショウなど複雑な香り。
   味わいは、凝縮した果実味とシルキーで豊富なタンニン、調和のとれた酸味でバランスがとれたしっかりした骨格のある辛口赤ワイン
料理:ジビエ肉料理、少し熟成がすすんだチーズ。

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【お料理】

Antipasto misto:帆立の風味が凝縮しているInsalata di Risoや、珍しい夕顔瓜も。
 
Primo: ペンネ・アッラ・プッタネスカ
 

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10月のLTT(ランチタイムテイスティング)も、初の会場となる池袋のKANDOで開催いたします。

次回もご期待下さいませ。

(IVS Japan事務局)


■■■ 9月LTT ランチタイムテイスティング  テーマ『マルケ州のワイン』  

 
~IVS Japan法人会員アプレヴ・トレーディング(株)のマルケ州のワイン5種類~
フィリの横山シェフのお料理に合わせて、ワインは泡、白2種、ロザート、赤の計5種類をテイスティングします。

 【日程】9月14日(土)13:00~15:00 (12:45開場) 

 
【場所】FIGLI di Cento anni
   東京都渋谷区道玄坂1-22-12 和孝渋谷ビル1F
  京王井の頭線 神泉駅 徒歩3分 
  JR 渋谷駅ハチ公口 徒歩8分  
 

【会費】IVS会員: 3,500円 ビジター:5,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。

    ※キャンセルチャージ:ワイン搬入日程上、9月11日(水)~100%

 
2019年7月14日 (日)

テーマ『初登場!(株)クオレ・サルドのワインを味わう』
 
サルデーニャ島出身のインポーターが、このたび法人会員としてIVS Japanへご加入下さいました。
クオレ・サルドではサルデーニャの食材、ワインを中心にヴェネトやピエモンテも取り扱っています。
 
 

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会場は 大手町のイルフルロ。
IVSセレクトの泡、白、赤、計6種のワインに、IL FURLO稲村シェフのお料理をアッビナメント!
 
 
 
 
【お料理】
 

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①前菜『イワシのマリネ』

②プリモ『魚介のラグー クリームソース』
タコ、イカ、エビを使った煮込み、夏らしく枝豆を添えて。



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③セコンド『イベリコ豚のカツレツ』
トマトを敷いてさっぱりと



【VINI】

今回はIVS Japan初登場のワインインポーター、株式会社クオレサルドよりサルデーニャ島やヴェネト州のワイン+食後酒を6種類テイスティング。

 

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1.(泡)リフレッソ スプマンテ Riflesso Spumante

 生産者:カンティーネ パウリス モンセッラート社(サルデーニャ)

 ヴェルメンティーノ70%以上、ヌラグス、シャルドネ (Alc.11.5%)
 
4ヶ月果皮とともに圧搾、発酵。二次発酵はシャルマ法。専用の密閉式ステンレス製タンクでされ、2ヵ月後ボトリング。
澄んだシルバー色。フルーティで爽やかな味わいと豊かな香りを感じ、さっぱりしてエレガントな味わい。洗練されてバランスが良い。
食前酒や魚料理。牡蠣やエビなど生の魚介類、トリュフとも好相性。

2.(泡)トリニタ スプマンテロゼ "Trinita' " Spumante Rose'

 カンティーネ パウリス モンセッラート社(サルデーニャ)

 カンノナウ、ヴェルメンティーノ、ヌラグス、その他サルデーニャ産の白ブドウ(Alc.11%)

4ヶ月果皮とともに圧搾、発酵。二次発酵はシャルマ法。専用の密閉式ステンレス製タンクでされ、2ヵ月後ボトリング。

鮮やかなさくらんぼ色。フレッシュで豊かな葡萄の香り。辛口でリンゴとアプリコットのような味わい。

食前酒や前菜、パスタと良く合う。

3.(白)モヴィダ ヌラグス・ディ・カリアリ  MOVIDA Nuragus di Cagliari DOC

 カンティーネ パウリス モンセッラート社(サルデーニャ)

ヌラグス100% (Alc.13%)

土着品種「ヌラグス」のセレクトされた畑で品質維持の為夜中に収穫。醸造は、柔圧搾、静置分離、一定温度発酵(15-18℃)、セレクト酵母使用。

麦わらがかった黄色。蜂蜜、地中海フルーツ、リンゴ、バラのような香り。しっかりとしたミネラル感、ヌラグスらしい後味に酸とドライな味わい。

アペリティーヴォや魚料理に合う。

4. (白) ガルガネガ・ヴェロネーゼ IGT Gaeganega Veronese IGT

 生産者:La Collina dei ciliegi (ヴェネト)

ガルガネガ・ヴェロネーゼ (Alc.13%)

ブドウの圧搾と破砕は低温で短期間、果皮と共にマセラシオン。ソフトプレス。

金色の輝きを持つ黄色がかった麦わら色。アプリコットのほのかな香りが、ジャスミンの香り際立つ複雑なフローラルブーケと融合する。

口当たりは辛口で風味が良く、ブドウから生じる穏やかな香りと、爽快でバランスの取れた味わい。

5. (赤) コルヴィーナ・ヴェロネーゼ IGT   Corvina Veronese IGT 

 生産者:La Collina dei ciliegi (ヴェネト)

 コルヴィーナ・ヴェロネーゼ 100% (Alc.13%)

発酵温度: 22 C° - 28 C° マセラシオン 8 日間。

ルビー色の赤。赤い果実とスパイスの風味を感じさせる、濃厚で洗練された香り。

口当たりが丁寧でほど良いタンニンと優れた酸味のあるバランスがとれたワイン。

【食後酒】ミルト ロッソ リキュール  

 生産者:ZELÓSU (サルデーニャ)

ミルトロッソ100% (Alc.28%)

サルデーニャの家庭で作られる自家製リキュール。食後酒として。

1986年、ダニエレ・ピジョーリがサルデーニャの伝統を復活させる為カリアリで創業。

強いアルコール感とベリー系のフルーティーな香り。甘く柔らかい味わいの後に爽やかなハーブの後味がします。

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8月は例年通りLTTはお休みとなり、次回は9月のLTT(ランチタイムテイスティング)です。 次回もご期待下さいませ。

(IVS Japan事務局)


■■■ 7月LTT ランチタイムテイスティング  

IVSセレクトの5~6種類をテイスティング!
 
テーマ『初登場!クオレサルド(株)のワインを味わう』
 
サルデーニャ島出身のインポーターが、IVS Japanに仲間入り下さり、今回初めてご披露します!
サルデーニャの食材、ワインを中心にヴェネトやピエモンテも取り扱っています。乞うご期待!
  

【日程】7月13日(土)12:00~14:00 (11:30開場) 
 
【場所】イルフルロ
    東京都千代田区内神田1-2-6 産広美工ビル1F 

【会費】IVS会員: 3,500円 ビジター:5,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。

    ※キャンセルチャージ:ワイン搬入日程上、7月10日(水)~100%

2019年6月 9日 (日)

~IVS JAPANx Le Morette x Elportegoのコラボ企画

ヴェネト州のワイン生産者「レ モレッテ」よりFavioさんをお迎えして、ヴェネツィアのバーカロの雰囲気たっぷりのエルポルテゴで、ヴェネツィア料理と合わせて、ワインを堪能しました。

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【生産者について】

レ・モレッテ社は、60年以上前にジーノ・ゼナート氏により設立されたファミリー企業です。
創業当初は、ぶどうの苗木を栽培し、販売していました。

レ・モレッテの哲学は、有機栽培と自然由来の原料により実現した調和の取れたテノワールの形成に基づいています。それぞれの生産段階において、葡萄栽培から収穫、醸造に至るまで、家族のケアを受けながら人の手によって行われ、その強い個性を持ったワインの品質を保証しています。

【土壌】

畑は30ヘクタール以上にも及びます。このエリアは最も硬い土壌の区画で、それは時に葡萄にとって極めて厳しい環境、(特に水はけにおいて)を強いています。それにもかかわらず、ここは強いミネラル感を特徴とした素晴らしい白ワインの産地となっています。

ルガーナDOCワインの生産エリアは、ガルダ湖の南側に位置し、ミネラル分を持った沈殿物や湖の穏やかな気候がもらたした塩度の高い粘土状の地質はワイン生産において非常に重要な要素であり、ルガーナDOCのワイ

ンに髙い品質をもたらしています。このエリアは「Terroir Viticole」において小さな奇跡と評されています。

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【ワインリスト】

①ワイン名:Cepage Spmante Brut/セバージュ・スプマンテ・ブリュット

タイプ:発泡白
品種:トゥルビアーナ100%
醸造:9月初旬に収穫したぶどうを、16℃ー18℃に設定されたステンレスタンクで発酵。二次発酵はステンレスタンクで5ヶ月以上行われる。(シャルマ・ルンゴ)

きめ細かい泡立ち。エレガントなブーケと熟成感を感じさせるほのかな酵母の

ニュアンス。味わいは辛口で程よいホディがあり、余韻が長く続きます。食前酒としてだけでなく、食事と共に楽しむことができます。

②ワイン名:Lugana DOC Mandolara/ルガーナ DOC マンドラーラ

タイプ:白
品種:トゥルビアーナ100%
醸造:9月中旬頃に手摘みで収穫。16℃のステンレスタンクで発酵、熟成。

緑がかった麦わら色。トゥルビアーナ種の特徴であるアーモンドや白い花を思わせる香り。フレッシュでデリケート、ミネラルと適度な酸を感じる味わい。

魚料理と好相性。白身の肉料理にもよく合います。

③ワイン名:Bardolino Classico Chiaretto/バルドリーノ・クラッシコ DOC キアレット

タイプ:ロゼ
品種:コルヴィーナ55%、ロンディネッラ35%、モリナーラ10%
醸造:9月最終週に手摘みで収穫。ステンレスタンクで発酵、マセレーションを1日行う。熟成はステンレスタンクで行い、1ヶ月以上の瓶内発酵を経て出荷。

輝くロゼ色。フローラルでフレッシュな果実味にあふれる味わい。デリケートで程よい酸があり、余韻も長い。

前菜、パスタ、白身肉など幅広い料理と相性がぴったりです。

④ワイン名:Serai Rosso/セライ・ロッソ

タイプ:赤
品種:メルロー、カベルネソーヴィニヨン、コルヴィーナ
醸造:9月中旬頃に手摘み収穫。
カベルネS、コルヴィーナは6-8日アパッシメント。
品種ごとに圧搾、発酵を行う。全てブレンドした後、熟成。熟成の一部を使用済みのトノー樽で4ヶ月以上行う。発酵、熟成中は定期的にパトナージュを行う。2ヶ月の瓶内熟成後に出荷。

濃いルビーレッド色。チェリー、プラムのような赤い果実の香り。フレッシュで柔らかいボディがあり、果実味と酸のバランスがよく取れている。パスタやリゾット、肉料理や少し熟成したチーズによく合います。

⑤ワイン名:Perseo/ペルセオ

タイプ:赤
品種:メルロー、カベルネソーヴィニヨン、オゼレータ
醸造:10月初旬に手摘みで収穫。収穫されたぶどうを陰干し(アパッシメント)する。その後、26℃のタンクで16日以上のマセラシオンを行う。トノー樽とスラヴォニアオーク樽で16ヶ月以上、瓶内で6ヶ月以上熟成。

輝く濃いルビーレッド色。熟した果実やカカオ、スパイスの香り。陰干しによって生まれる、濃厚な果実味、酸、余韻の苦みが特徴。余韻も長く、しっとりしたアルコールを感じられる。

赤身の肉料理、熟成したチーズ。食後にも楽しめます。

【お料理】

1.前菜・チケッティの盛り合わせ。

バッカラマンテカートやサルディンサオールなどのヴェネト料理を中心に。

2.魚介のフリットミスト

白に合わせます。

 

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3.イカの墨煮 ポレンタ添え

こちらはロゼに。ヴェネツィア名物のイカ墨とポレンタです。

4.ビーゴリ イン サルサ

こちらも名物パスタ。ビーゴリを使ったもの。

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5.鴨肉のロースト ペヴェラータソース

鶏レバーをソースに使ったヴェローナ名物の鴨ローストです。赤に合わせます。

6.ティラミス

甘いもので締めます。諸説ありますが、ヴェネツィア発祥のドルチェとも言われています。

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次回は、7月13日(土)イルフルロにて、『初登場!インポーターのクオレサルド(株)セレクトのワインを味わう』をテーマにランチタイムテイスティングを行います。

ご期待下さい。

(IVS Japan事務局)


■■■ 6月DTT ディナータイムテイスティング  ヴェネト州生産者を招いて!

生産者モレッテ~素敵なイタリアの貴公子FABIO氏と至近距離でカジュアルににお話しできます!

ヴェネツィアのバーカロ雰囲気たっぷりのエルポルテゴで、ワインに合わせたお料理をお楽しみください。

さまざまなヴェネツィアン前菜に、お魚料理~とっておきのフルボディ赤ワインには絶品お肉料理を

合わせます!

ワイン5種類は ルガーナのトゥルビアーナ品種100%のSpumanteと白ワイン 製法の違いをお楽しみください。

キアレットは見た目にも華やかなロゼ。アマローネと同じ品種を使い、しっかりとお料理に合わせられる辛口です。

カベルネソーヴィニョンとコルヴィーナを陰干し(アッパシメント)させて造る赤ワインは樽も使用し、ボリューム感を味わって頂けます。

熟成感の異なる赤ワインは2種類!

【日程】6月7日(金)19:00~21:00

【会場】EL PORTEGO @高円寺

【会費】IVS会員 6,000円 ビジター(非会員)8,000円

 ※当日の入会で会員価格が適用されます。

 ※キャンセルチャージ:6月2日(日)~100%

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...当日のメニュー(案)をご紹介...

前菜・チケッティの盛り合わせ。

 バッカラマンテカートやサルディンサオールなどのヴェネト料理を中心に

魚介のフリットミスト 白に合わせます。

イカの墨煮 ポレンタ添え こちらはロゼに。ヴェネツィア名物のイカ墨とポレンタです。

ビーゴリ イン サルサ こちら名物パスタ。ビーゴリという郷土パスタを使ったもの。

鴨肉のロースト ペヴェラータソース 鶏レバーをソースに使ったヴェローナ名物の鴨ローストです。

赤に合わせます。

ティラミス やはり最後は甘いデザートで。

2019年6月 6日 (木)

6月2日は、イタリア共和国建国記念日です。

IVS Japanでは恒例のパーティーですが、今年はちょうど記念日当日。新宿の眺望がすばらしいスパッカナポリを会場で、イタリアワイン普及の会として8年目のIVS Japanは、皆様と一緒にお祝い致しました。

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今年新しく入会された方々やゲストの方を含め、多くの皆様とイタリアの歴史、ワイン、音楽、お料理、イタリアクイズなど共有できましたこと、嬉しく思います。

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イタリア人ギタリストCristiano氏を迎えて

『Quando Quando Quando, l'appuntamento, Volare...』など馴染みあるイタリアの名曲を演奏。

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【Vini】

法人会員のインポーター様よりご協賛も頂戴しながら、北~南までさまざまな種類のワインをテイスティングをできる機会となっりました。

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1. (泡)アルタマレア パッセリーナ ブリュット チウチウ 

 マルケ州 パッセリーナ100% 輸入元:アプレヴ・トレーディング

 海から8kmに位置するチウ・チウの畑の樹齢6~10年のブドウを使用。低温で醸され、発酵は選抜された酵母で温度コントロールしながら行われます。シャルマー方式で発酵後、3ヶ月オリと共に置かれます。

 明るい麦わら色、柔らかく細かい泡立ち。レモンなど柑橘系のフレッシュな香り、青リンゴや花のようなアロマ、ほろ苦さを感じるミネラルのニュアンスが広がりドライな印象です。

 「アルタマレア」とは「満潮」のこと。満潮は多くの海の幸をもたらします。 シーフードを使った前菜と共に。

2. (泡)オゼ ロゼ スプマンテ ブリュット アリーチェ ヴェネト 

 ヴェネト州 グレラ90%、マルツェミーノ10% 輸入元:アルベロ・ジャパン

 ヴェネト州コネリアーノ・ヴァルドビアデネDOCG地区に義理の姉妹である女性2人が2005年に立ち上げたスパークリングのみを生産するワイナリーです。

 土着品種、グレラ(白)とマルツェミーノ(黒)から造られた輝くラズベリー色のスプマンテ。甘さすら感じるマルツェミーノ由来の花や、果実感たっぷりの香りとは対照的に、すっきりとした辛口のテ
イストです。

 シャルマー方式で造られています。美しい色合いを表現するために、透明瓶を使用したことにも女性らしいワイン造りの姿が表れています。

3. (泡) プロセッコ トッレゼッラ DOC 

 ヴェネト州 グレラ100% 輸入元:フードライナー

 トッレゼッラはヴェネト東部のとある区画に因んだ名前。1984年創立、自然を敬い大切にすることを使命としています。優しい麦わらイエロー。洗練されたアロマと調和の取れた心地よい味わい。

4. (泡) プリマ キュヴェ フランチャコルタ ブリュット モンテロッサ DOCG 

 ロンバルディア州 シャルドネ、ピノネロ、ピノビアンコ 輸入元:モンテ物産

 モンテ・ロッサはフランチャコルタのトップワイナリーのひとつに数えられる家族経営の生産者です。全て自社畑のブドウを使用し、手摘みによる収穫から発酵までを1時間以内に処理する、という徹底したこだわりによってブドウの香りを最大限に引き出します。

 プリマ キュヴェはスタンダードタイプながら、法定熟成年数18ヶ月に対し、約24ヶ月の熟成。華やかな香りとミネラルを感じる深みのある味わいは、前菜からクリームを使った魚料理、野菜のフリットや天ぷらにも合うでしょう。

5. (白) カタラット クズマーノ シチリア DOC

 シチリア州 カタラット100% 輸入元:フードライナー

 シチリアの伝統的なブドウ品種のひとつ、カタラットから造られる白ワイン。

 手摘みで9月初旬に収穫。8度前後に保ち12時間スキンコンタクトを行ってからソフト・プレス。ステンレスタンクでアルコール発酵。熟成はシュール・リーで最低4月間。さらに瓶詰後熟成。

 ジューシーで果実味あふれる香り、ドライでミネラルに富み、ブドウの完璧な熟成を感じるバランスのとれた味わいです。

6. (白) マクリーナ ヴェルディッキオ クラシコ ガロフォリ  DOC

 マルケ州 ヴェルディッキオ100% 輸入元:フードライナー

 モンテカロット地区で栽培され完熟したヴェルディッキオ種を100%使用。ヴェルディッキオ特有のアロマが華やかに広がる繊細ながらしっかりとしたボディを持ったワイン。

 緑がかった麦わら色。桃、リンゴ、エキゾティックフルーツを思わせる熟れた果実の上品な香りです。

7. (白) フラスカーティ スペリオーレ セッコ ポッジョ・レ・ヴォルピ DOCG

 ラツィオ州 マルヴァジア70%、トレッヴィアーノ20%、ソーヴィニョン10% 輸入元:フードライナー

 輝きを帯びた麦藁色、新鮮なフルーツの強く華やかな香りが心地よく、酸と果実味がマイルドに調和した爽やかな飲み口。

 まっすぐに育ったブドウのはつらつさが感じられる健康的な味わい。イタリア料理に限らず、和食など、あらゆる料理と合わせられる万能ワインです。

8. (赤) キャンティ バローネ リカーゾリ DOCG 

 トスカーナ州 サンジョヴェーゼ主体 輸入元:フードライナー

 輝きのあるルビーレッド。サクランボや黄桃を想わせる上品で濃厚な香り。非常にバランスの取れた飲み口の良い仕上がり。

 エレガントで、好ましいリッチなブーケがあり、幅広い料理との組み合わせが楽しめる日常的に飲みたくなる魅力あるキアンティです。熟成は90%をステンレスタンク、10%をバリックとトノー。

9. (赤) トスカーナIGT バローネ リカーゾリ 

 トスカーナ州 サンジョヴェーゼ60%、メルロー30%、カベルネ・ソーヴィニョン10% 輸入元:フードライナー

 ルビーレッド色。赤い実の果実を思わせる、凝縮感のある繊細な香り。程よい酸を伴うフレッシュでソフトな口当たり。バランスのとれた快い後口が特徴です。

10. (赤) シラー クズマーノ シチリア 

 シチリア州 シラー100% 輸入元:フードライナー

 このインターナショナルなブドウ品種は、シチリアの土壌でつくられた時、特にその力強さが発揮されます。エレガントで凝縮感があり、ベリー系果実や胡椒の香りが特徴的です。

11. (赤) ”チャンキー”レッド ジンファンデル マーレ マンニュム  IGT

 プーリア州 プリミティーボ100% 輸入元:モンテ物産

 濃厚で凝縮された果実を使用するため、古木からブドウを収穫。丁寧に醸造し、アメリカンオークの新樽を使って発酵・熟成させます。

 オーク、ダークベリー、ペパーミントやバニラなどの複雑なアロマ。濃厚な味はカシスのようなフルーツをベースに、そこからチョコレート、ミント、バニラ、コーヒー、そしてリコリスの香りが広がります。

 ハンバーグ、ポークリブ(ベビーバックリブ)、プルド・ポーク(調理した豚肉をほぐしたもの)と相性が良いでしょう。

12. (赤) マゼール ヴァルテッリーナ スペリオーレ インフェルノ ニーノ ネグリ DOCG 

 ロンバルディア州 キアヴェンナスカ100% 輸入元:モンテ物産

 方言で「おいしい、すばらしい」を意味する畑名を持つこのワインは、ヴァルテッリーナ・スペリオーレの5地区のなかでも特に条件の厳しいインフェルノ(地獄)地区で造られます。タンニンはしっかり、かつなめらか。重厚な味わいです。

 10月中旬に収穫されたブドウは5日間のマセラシオンの後、アルコール発酵。ステンレスタンク静置後、一部をフランス産バリックで20ヶ月、残りは30~50HLのフランス産オーク樽で20ヶ月熟成。

 肉・ラム・子ヤギ・ジビエ肉のロースト、熟したチーズがよく合います。

13. (赤) “イル ネーロ ディ カサノーヴァ“ テッレ ディテ ピサ サンジョヴェーゼ スピネッタ DOC

 トスカーナ州 サンジョヴェーゼ100% 輸入元:モンテ物産

 比較的若い樹齢のサンジョヴェーゼから収穫したブドウを醸造し、フレンチオーク樽で熟成させました。

 熟したベリーやチェリーの香りに、ほのかにタバコのニュアンスが感じられます。果実味とまろやかなタンニン、酸味のバランスがよく、パスタやグリルした肉料理に合わせやすいワインです。

14. (食後酒)ディサローノ アマレット

アーモンドやバニラの豊かな香りと上品な甘さ、フルーティーな味わいの秘伝のレシピはミラノの北に位置するサローノ町でレイナ家によって、1600年代から受け継がれてきました。

現在もディサローノアマレットはサローノ町から世界に出荷されています。サローノ町には物語のはじまりの舞台となった伝説の教会、そしてイルバ社 (ILLVA SARONNOS.P.A)の本社と工場があります

この他にもエミリアロマーニャ州のMONTE delle Vigneからマルヴァジアのスプマンテやスティル、モンテ物産㈱より Martinellaのエトナロッソなども…

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< Piatti >

お料理も前菜からドルチェまで豊富なフルコースで、お腹も心も満たされました。

中でも、新宿を見渡す場所で頂く本格窯焼き『天空のピッツァ』はスパッカナポリの名物です。

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瀬戸さんの勉強になるイタリアクイズでは、ほぼ半分の参加者にイタリアワインの景品がプレゼントされました。

また今年度もIVS Japanを宜しくお願い致します。

(IVS Japan事務局)


 ■■■ 6月LTT イタリア共和国建国記念パーティー  ■■■
6月2日はイタリア共和国建国記念日です。
ローマでは祝典に続いて軍隊による盛大なパレードや音楽会が開催されます。

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◎今年も法人会員の皆様にご協賛を頂戴しております!
 北~南までいろんな種類のワインを自由にテイスティング頂ける貴重な機会です。
 
◎ワイン知識満載の為になる瀬戸クイズで景品もご用意しております!
 
◎イタリア人ギターリストCristiano Bocheseを迎えて
 『Quando Quando Quando, l'appuntamento, Volare...』
意外と馴染みある曲を演奏致します。
 
 会場は、豪華なお部屋でゆったりお過ごしください。
 

【日程】6月2日(日)12:00~14:30 (11:30開場) 

【会場】スパッカナポリ 『Monte Santoの間』 
     東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友三角ビル52F 

【会費】IVS会員: 6,000円 ビジター:8,000円