2020年3月26日 (木)

イタリアワイン好きの皆様へ

コロナウイルス感染拡大を防ぐ為お出掛け自粛の中、ご自宅でイタリアワインを味わいませんか。

今回は当IVSJapan法人会員のワインを特別価格でご提供致します。

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【お問い合わせ・ご注文】は下記へ直接ご連絡くださいませ。

アルベロ・ジャパン(株) eMail: info@albero-japan.com

〒113-0024 東京都⽂京区⻄⽚1-2-2 TEL 03-3868-2048 FAX 03-3868-2049

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【IVS会員特別A 2本セット】 限定14セット! 17,500円(消費税・配送料込)

 SUPER TUSCAN Alussinante スーパータスカン アルシナンテ 2015

  *2020年 サクラアワード ダブルゴールド受賞!ダイヤモンド トロフィー受賞!

   定価 14,000 円(税込)サンジョベーゼ45%、メルロ40%、カべルネフラン15%

 (株)La Divina Kay輸入商品

  畑はカーゾル・デルザの丘、350~400mの標高。 南向きのローム層の土地で栽培。

  オークの大樽で長時間発酵した後、約16ヶ月間、フランスオーク樽で熟成。その後少なくとも10か月間瓶熟成。  香り:ヴァイオレットのフローラルさ、ブラックベリーなどの熟した果実、スパイス、ミネラル感が木の下ばえの匂いと融合する。
味わい:柔らかいタンニン、熟した甘くフルーティーな感覚に、スパイス、ローストしたコーヒーとチョコレートの香りが混ざり合い、 長く、甘い余韻。
フードペアリング:すべての赤身肉、野禽類、ドライチーズ、味付けチーズ

アルコール度数 13.5 % 生産者:Nick Salussolia

 2018年1月トップクラスのスーパータスカン、グアド・アル・タッソ、サッシカイア、オルネライア、ソライヤ、ティニャネロなどのブラインドテイスティングが一流ソムリエ、ワイン醸造家、ジャーナリスト達プロ集団により行われました。彗星の如く現れたアルッシナンテがそうそうたるレベルの5種類のスーパータスカンと並んで評価されNo.2になりました!

 

アンジェロ パドセ メトドクラシッコ "ANGELO" Pas Dose Metodo Classico 2011 

 

参考小売価格¥5,000 *ノンドサージュ、SO2無添加 ブドウ:ピノネロ主体
ステンレスタンクで1次発酵。天然酵母を使用し瓶内2次発酵。6ヶ月間シュールリーを行い、42ヶ月熟成。サフランやほおずき、キャラメル、サンダルウッド、シナモンなどのスパイシーな香りがあり、辛口で余韻が長く続く。


レ・ヴィーニェ・ディ・アリーチェ社      アルベロ・ジャパン(株)輸入商品  

女性が醸す繊細で優しいテイストのプロセッコ
ヴェネト州のコネリアーノ・ヴァルドビアデネDOCG地区に2005年に設立。イタリアを代表するスプマンテ、プロセッコを中心にメトドクラッシコまで、スパークリングワインのみを生産する、泡専門のワイナリーです。義理の姉妹である女性二人が立ち上げました。感性豊かな女性が施すスプマン
テらしく、きれいな泡と溢れるばかりの豊かな果実香、やさしい酸とミネラル感ある繊細な味わいが自慢です。プロセッコやロゼワインの美しい色合いを現するために、透明瓶を使用したことにも女性らしいワイン造りの姿が表れています。
幸せな時間をもたらすスプマンテ造りアリーチェ社のミッションであるこの言葉は、CEOでありエノロゴ(醸造家)であるチンツィア女史が、ひらめいた言葉です。おいしい食卓に、ワインがあり、泡を口にする瞬間、仕事や心配事から解放される。泡が明日へのエネルギーとなる。
人生に欠かせない泡=Bollicina。『人生はひとつの泡』これは、消えてしまうことを意味するのではなく、ひとつひとつの泡が欠かせない大切なものであることを表現しています。

Alice社は、この言葉をミッションとして、日々の生活にハッピーなゆったりとした時間をもたらすスプマンテ造りを目指しています。
自然を守り続けるワイナリーアリーチェ社では、上質のブドウを収穫するために、ミネラル溢れる氷堆石の土壌の徹底した管理を行っています。それは、単に畑だけを管理する、ということではなく、周りの木々、植物、森林などを限りなく自然の状態に保つことに最大限の努力をしています。 

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IVS会員特別B 4本セット】 9,800円(消費税・配送料込)

 "ドーロナチュレ" プロセッコ・スーペリオーレ・ブリュット・ミッレジマート 2018 

"DORO NATURE" Prosecco Superiore Brut Millesimato DOCG
参考小売価格¥2,800 ブドウ:グレラ100%
プロセッコ独特の心地よくはっきりとしたフルーツと花の香りがあり、りんごやパン、ハーブのニュアンスがある。バランスがとれ、程よい酸味のあるまろやかな味わい。

オゼ ロゼ・ブリュット NV "OSE" Rose Brut      

 
参考小売価格¥2,400 ブドウ:グレラ90%、マルツェミーノ10%
マルツェミーノ由来の果実や花の香りと、ゼラニウム、ラズベリー、野ばらの心地よい香り
フレッシュでクリーン、フルーティな香りの辛口ロゼ。

ガヴィGAVI DOCG 2018     コルテーゼ100%    

丁寧な圧搾後除梗。20日間18~20℃のステンレスタンクで発酵。静置後ボトリング。 

デイジーやアカシアの花を感じるフルーティ香り。口に含むと、柑橘系の心地よい味わいが広がります。芳醇でフレッシュ、エレガント。魚介類や白身肉の料理とよく合います。

バルベーラ・ダルバ ヌエラ BARBERA D'ALBA “Nuela” DOC 2018  バルベーラ100%

  濃厚な果実香、バランスの取れた味わいのバルベーラダルバ   *Nuelaはピエモンテ方言で「若い」「新しい」を意味する言葉。9月末手摘みで収穫。圧搾後除梗。5~7日間26~28℃で発酵。フレッシュな果実感を残すためにステンレスのバットに静置。その後オーク樽で数か月熟成し、翌春ボトリング。

オーク樽で数カ月熟成させたバルベーラ。熟した果実の濃厚な香り。フルボディでバランスが取れた味わい。フィニッシュに心地よい樽香りを感じます。バーニャカルダや肉料理、ボリート、熟したチーズとよく合います。 

ピエモンテ州『エリオ・フィリッピーノ社』からGAVI 及びBARBERA D'ALBA “Nuela” をご案内致します。
歴史あるワイナリーで、丁寧な手仕事と伝統的な醸造で造られた爽やかで芳醇なガヴィと濃厚な果実香とバランスの取れた味わいのバルベーラ・ダルバ“ヌエラ”をぜひお試しください。


エリオ・フィリッピーノ社:
世界遺産の地ランゲ丘陵のタナロ川右岸のネイヴェ村セッラ・カペッリに位置する。1900年代初頭に祖父のエヴァリストが葡萄園を購入し葡萄栽培を始めた。1968年に父ドメニコが自らのワインの生産を
開始し、伝統的な手法を尊重した造りを行ってきた。
若くして後を継いだ現当主のエリオはその意思と手法を踏襲しながら、これからも継続可能な農法への回帰を図っている。栽培にはボルドー液を除き、農薬や除草剤等は使用しない。
伝統的な醸造を重視し、酵母は天然酵母を使用。大樽を中心とした熟成を行っている。


エリオ氏のPhilosophy:
ネイヴェの地固有ブドウの特徴とテロワールを尊重し、高品質なワインを造ること。剪定から収穫、圧搾までの工程を丁寧な手仕事で行っている。「真の品質は畑から生まれる。だからこそ素晴らしい品質のブドウを造ることにベストを尽くすことが大切」と話す。

【お問い合わせ・ご注文】は下記へ直接ご連絡くださいませ。

アルベロ・ジャパン(株) eMail: info@albero-japan.com

〒113-0024 東京都⽂京区⻄⽚1-2-2 TEL 03-3868-2048 FAX 03-3868-2049

 

2020年3月26日

2020年2月25日 (火)

2/15(土)はアペリティーヴォ特別企画『イタリア北~南今飲んでおきたいワイン』を開催いたしました。

イタリア全土のワインを取り扱い、イタリアワインの辞書のようなお店CA'MONTEにて、10種類のワインとStuzzichini(おつまみ)をお楽しみ頂きました。

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(ワイン-泡①) Prosecco Superiore Conegliano Valdobbiadene Brut

生産者:BELLENDA   ヴェネト州トレヴィーゾ県ヴィットーリオ・ヴェネト 

格付:D.O.C.G. 品種:グレーラ 

ヴェネト州特産のプロセッコで造ったスプマンテ。華やかな香りが特徴の“ブリュット”(辛口)タイプ。

ヴェネツィアの北約60km、“ストラーダ・ディ・コッリ”(丘陵地の道)と呼ばれる地域にあるベッレンダ社。1986年に、自家消費用のワインを生産してブドウ栽培に力を入れていた古い農家のコスモ家が、ベッレンダ社として自分達のワイナリーを設立しました。現在では高品質なスプマンテ、及びスティルワインを生産しています。

(ワイン -泡 ②)Lambrusco Grasparossa di Castelvetro Amabile 360

生産者:DONELLI エミリア・ロマーニャ州レッジョ・エミリア県ガッタティコ

格付: D.O.C. 品種:ランブルスコ、マルボ・ジェンティーレ

ランブルスコの中でも果実味や華やかさのあるGrasparossa di Castelvetroのセッコ (辛口)タイプ。
1915年創業、家族経営のドネリ社の情熱が込められたランブルスコは、爽やかなスパークリングワインとして世界中で愛されています。  

(ワイン- 白① )”Castore” Bellone Lazio

生産者: CINCINNATO      ラツィオ州ラティーナ県コリ   

格付: I.G.T. 品種: ベッローネ  

明るい麦わら色、黄桃やサンザシを思わせる、デリケートな果実の香り、フレッシュなミネラル感のある味わいです。  
生産者のチンチナートは、ローマ南東50kmに位置する歴史ある街コリで1947年設立された協同組合。紀元前5世紀にこの地を治めていたローマの執政官ルキウス・クィンティウス・キンキナトゥス(イタリア語でCincinnato)が社名の由来です。  

(ワイン-白②)Soave Sereole

生産者: BERTANI      ヴェネト州 ヴェローナ県 ネグラール  

格付: D.O.C  品種: ガルガーネガ  

単一畑“セレオーレ”の厳選された完熟ブドウから造られる。洋ナシの香りの後にアプリコットやパイナップル、メロンを思わせる甘い果実の香りが広がる、まろやかでバランスのとれたソアヴェです。 

ヴェローナの地で高品質ワインを造り続けるベルターニ社。カヴァリエーレ(=ナイト)の称号も与えられたベルターニ兄弟により1857年ヴェローナ初のワイナリーとして設立されました。ベルターニ兄弟は当時すでにイタリア国内だけでなく「世界で」認められるワインを目指した先駆的な人物です。  

 

(ワイン-白③)Irisse Montecucco Vermentino

生産者: COLLEMASARI      トスカーナ州グロッセート県チニジャーノ   

格付: D.O.C 品種: ヴェルメンティーノ、グレケット   

カモミールを思わせる花の香りの後に、このワイン特有のミネラル感。フレッシュで香り豊かな味わいと心地よい酸味が長く続きます。  
畑はICEAの認証を受けたオーガニック農業の基準によって管理されています。  

(ワイン-白④)Casal di Serra Vecchie Vigne Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore

生産者: UMANI RONCHI      マルケ州 アンコーナ県 オジモ  

格付: D.O.C  品種: ヴェルディッキオ  

カサル・ディ・セッラ畑の樹齢約30年の古木から収穫される完熟したブドウをゆっくりと発酵させ、セメントタンクでシュール・リーを行いながら長期間熟成。濃厚でフルーティなブーケ、フレッシュな酸味と心地よいほろ苦さがあります。  
イタリア中部の東海岸、美しい自然に恵まれたマルケ州のワイナリー、ウマニ・ロンキ社。設立は1955年。いち早く近代的な畑の管理法やブドウ栽培法、新しいワイン醸造法を取り入れました。  

(ワイン- 赤① )”Polluce” Nero Buono Lazio

生産者: CINCINNATO      ラツィオ州ラティーナ県コリ 

格付: I.G.T   品種:  ネーロ・ブォーノ  

ギリシャ神話に登場する双子神の一人“ポルックス”の名を冠したワインです。

コリ地区で古代から育てられている土着品種、ネーロ・ブォーノで造られており、紫を帯びたルビー色、赤い果実を思わせる濃厚な香り、エレガントで複雑な味わいとの調和がとれたデリケートな果実味が感じられます。  

(ワイン-赤②) San Lorenzo Rosso Conero  

生産者: UMANI RONCHI      マルケ州 アンコーナ県 オジモ  

格付: D.O.C  品種:  モンテプルチアーノ  

“サン・ロレンツォ”とはマルケ州の聖人「聖ロレンツォ」にちなんでつけられた畑の名。大樽と一部バリック(小樽)を使って熟成させることで、ソフトなモンテプルチアーノに力強さとエレガントさが加わっています。

チェリーなどの甘いフルーツの香りに豊かな果実味、なめらかなタンニンの調和がとれた味わいが特徴です。  


(ワイン-赤③) Collre Massari Riserva Montecucco Rosso Riserva  

生産者: COLLEMASARI      トスカーナ州グロッセート県チニジャーノ   

格付: D.O.C.(D.O.P.)  . 品種:  サンジョヴェーゼ、チリエジョーロ、カベルネ・ソーヴィニョン  

古い畑を厳選し収穫されたブドウを、ステンレスタンクとティネッロを用いて、3〜4週間かけてマセラシオン、自然発酵を行いティネッロとトノーで18ヶ月熟成させます。

黒いフルーツを思わせる力強い香り、甘いスパイスやコケ類のようなニュアンス。味わいはフレッシュかつ柔らかで、タンニンがしっかりしたワイン 。 

(ワイン-赤④) Amarone Villa Arvedi Valpolicella Valpantena  

生産者: BERTANI      ヴェネト州 ヴェローナ県 ネグラール  

格付:  D.O.C.G    品種:  コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ  

スラヴォニア産オークの中樽をメインに使用して30ヶ月熟成させたベルターニ社の新しいスタイルのアマローネ。

ヴァルパンテーナ地区の渓谷がもたらすミクロクリマ(微気候)が素晴らしいブドウを育てます。プラムやラズベリー、スパイスの複雑な香りが広がるエレガントでまろやかな赤ワイン。

【今回の会場】

CA’MONTE(カ・モンテ)
東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル B1F
Tel 03-5466-4535
月~金 10:00~20:00・土日祝 11:00~18:00(年末年始を除く)

10種類もの特徴あるイタリアワインをテイスティング頂け、気に入ったワインは特別優待でご購入も頂ける会でしたので、ご参加の皆様にも大変ご好評頂けました。

ご参加頂きました皆様、モンテ物産の皆様ありがとうございました。


IVS Japan 事務局

2020年2月 9日 (日)

渋谷のフィッリにて2月のLTTを開催いたしました。

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テーマ:ヴェネト州のワイン

ヴェネト州(州都は水の都ヴェネツィア)の位置は、イタリア北東部アドリア海に面し、北部はアルプスやオーストリアとの国境、
ドロミティ渓谷に代表される山岳地帯、西をロンバルディア州、東はフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、
南は、ポー川流域の平野で川を挟んでエミリア・ロマーニャ州と接する。
総面積の57%を占める平地が中心で、丘陵地帯14%、山地は29%
気候は非常に変化に富み、温和な気候・寒冷気候など多様。
代表的ワインは、
プロセッコ・・・世界一売れているスパークリングワイン
        品種は、グレラ種
ソアーヴェ・・・イタリアを代表される白ワイン
        品種は、ガルガーネガ種、トレビアーノ・ディ・ソアーヴェ種
ヴァルポリチェッラ・・・イタリアを代表される赤ワイン
            品種は、コルヴィーナ種、ロンディネッラ種、モリナーラ種、オゼレッタ種、クロアチーナ種
            その他土着品種、サンジョヴェーゼ、CS、CF、Meなどの国際品種

今回は、この赤ワインの3種をブラインドします。
イタリア北東部ヴェネト州ヴェローナ近郊約6,000ha レッシーニ山脈とガルダ湖の間に位置します。
このエリアは、3つから成り立ちます。
ガルダ湖に近い方から1番目は「クラシコ エリア」2番目に「ヴァルパンティーナ エリア」、3番目に「東部ヴァルポリチェッラ エリア」
このエリアの東側はソアヴェ地区になります。
ここは、気候温暖な地中海性気候 降雨量:900~ 1100mm/年
北から南に丘が並行して連なる 標高 主に火山性の石灰質
ヴァルポリチェッラワインは、多様性がある。
①ヴァルポリチェッラDOC ②ヴァルポリチェッラ・クラシコDOC 
③ヴァルポリチェッラ・スーペリオーレDOC ④ヴァルポリチェッラ・リパッソDOC
⑤アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG ⑥レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG

ワインのユニークな造り方について
パッシート(アパッシメント)は、ブドウを陰干してワインを造る
 起源は、古代ローマ時代と言われている。もともとは、甘口のレチョートを造る製法だった。
 ぶどうを収穫後約3~4か月間、フルッタイオ(乾燥させるための倉庫)で陰干しする。
 年によりこの干す期間は異なる。多くの造り手は、ぶどうの中の水分を30~40%を取り、半乾燥状態にする。
 また、このことによりボトリニス菌(貴腐菌)の影響を受けやすくなる。(特にコルヴィーナ種、次にモリナーラ種)
 果皮の色が茶色がかり、棟分が凝縮する。また、グルコン酸、アミノ酸が増加するが、リンゴ酸は、減少する。
 ポリフェノール(タンニンなど)が凝縮、乾燥による風味が強く感じられる。
 乱暴な言い方で分類すると、陰干しで甘口に造ると「レチョート」。辛口に造ると「アマローネ」

リパッソは、再発酵させてワインを造る。
 甘い赤ワイン(干したぶどう)から偶然に辛口になったワインがリパッソの始まりと言われている。
 「アマローネの絞った糟」+「ヴァルポリチェッラ」 = 「リパッソ」
  アマローネの香りや味わいを出すためには最低90日の陰干し必要である
 具体的には、ヴァルポリチェッラを造る過程で、一度アルコール発酵されたワインをアマローネを造った絞り糟が残る樽の中に加えて
 その中に残った糖分で再度アルコール発酵させて造る。ここで重要なことは、アマローネを造った糟を使うことが必須です。

今回の赤ワインは、エリア違い? ワインの造り方違い? どちらでしょうか
答えは、赤の3番目(全体では4番目)のワインは、ぶどうを陰干ししないで発酵させたワイン。
    赤の5番目(全体では6番目で最後)のワインは、ぶどうを100日~120日間陰干して発酵させたワイン。
    赤の4番目(全体では5番目)のワインは、赤の最後のワイン(全体の6番目)を造った際の糟が残る樽に、赤の最初のワイン(全体の4番目)を
    入れて再発酵させたワイン。
    ということで、ワインの造り方の違いでした。
    同じ造り手のワインなので、そのあたりが感じ取れたでしょうか

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【ワインリスト】
①ワイン名:ブラック ブリュット  NV    11.5%
メーカー:サンテロ社 (ピエモンテ州)
産地:ヴェネト州
ブドウ品種:グレーラ50% シャルドネ30% ピノ・ビアンコ20%
醸造:ヴェネト州の畑でぶどうを収穫後、圧搾、プレスし、ステンレスタンク内で発酵および熟成。加圧タンクで二次発酵(シャルマ方式)。 
特徴:輝きを帯びた黄色がかった麦わら色。力強い泡立ち。柑橘系のフレッシュな香り、白い花のフローラルな香り。
   味わいは、フレッシュな果実味と程よい酸味で優しい口当たりでバランスがよく、塩味のミネラルを感じつつフレッシュなスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ。

②ワイン名:ビアンコ ディ クストーザ DOC 2018   12.0%
メーカー:テッレ・ディ・マリア・ピア社
産地:ヴェネト州
ブドウ品種:トレッビアーノ・トスカーノ主体(フリウラーノ ガルガネーガ コルテーゼ マルヴァージア リースリング ピノビアンコ シャルドネ)
醸造:ガルダ湖の南東部のブドウを収穫後、ステンレスタンクで発酵後、タンクと瓶で6ヶ月間の熟成。
特徴:輝きのある緑がかったレモンイエロー。シトラス、フローラル(白い花)のアロマに加え、オレンジ、フレッシュハーブの華やかな香り
   味わいは、フレッシュな果実味とイキイキとした酸味。すっきりとした辛口な白ワイン。
料理:カプレーゼ、ボンゴレビアンコ、魚介のサラダ、天ぷらに合わせる。

③ワイン名:ベルターニ ベルタ ロゼ キアレット 2018 IGT 12.0%
メーカー:ベルターニ社
産地:ヴェネト州
ブドウ品種:モリナーラ75%、メルロー25%
醸造:9月末にブドウを収穫。2種は別々に醸造。メルローは約12時間マセラシオン、スキンコンタクトはせずに、約10日間発酵
   モリナーラは、伝統的な製法でスキンコンタクトさせ、約10日間発酵、それぞれ発酵後、2種のワインをブレンド。ステンレスタンクで、シュール・リーの状態で約3ヶ月熟成
特徴:非常に薄いピンク色。チェリーなどの赤いベリー、白い花、スパイシーな香り。
   味わいは、テクスチャーがあり透明感もある。フレッシュな果実味と伸びやかな酸、塩味を感じる辛口なロゼワイン。        
料理:アンティパスト、野菜のスープ、焼き鳥や中華料理全般。

④ワイン名:ヴァルポリチェッラ ヴァルバンテーナ アルタロル DOC 2018 12.5% 
      アルタロルとは、マウロ氏のお母さんが大切に思っていた教会の名前から取っています。
      お母さんが亡くなってから造ったワインだったため、この名前を付けたそうです。
メーカー:コルテ フィガレット社
ブドウ品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ、オゼレッタ、コルヴィノーネとクロアチーナ 比率は非公開
醸造:フィガレットエリアのブドウを収穫後、50ヘクトリットルのステンレスタンクで発酵。
特徴:ルビーレッド。ブルーベーリー、スミレ、バラ、甘草、シナモン、ナッツ、コショウ、ナツメグ、
   味わいは、透明感がありフレッシュな果実味で軽やかなボディ。イキイキした酸味があり軽快でチャーミングな赤ワイン
料理:豚肉、トマト系のパスタに合わせる。

⑤ワイン名:ヴァルポリチェッラ スーペリオーレ リパッソ ヴァルバンテーナ アチニ アメニ 2017 DOC  13.5% 
      アチニ アメニとは、天国に有る葡萄の実という意味。グリーンハーベスト後の葡萄を例えて付けられた。
メーカー:コルテ フィガレット社
産地:ヴェネト州
ブドウ品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ、オゼレッタ、コルヴィノーネとクロアチーナ 比率は非公開
醸造:フィガレットエリアのブドウを収穫後、スペリオーレ、ベースと同じく、ステンレスタンクで発酵したヴァルポリチェッラを、発酵終了したアマローネのカスが残った樽に加え、8日間再発酵を行なう。(リパッソ方式)。その後、カスとしっかり分ける。その後バリック(新樽25%、残り1年から2年樽)で18か月熟成。
特徴:濃いルビーレッド色、ガーネット、オレンジ?。ブラックチェリーやざくろのような香り、樽からのナッツ、コーヒーのような香りと白コショウ、ドライローズ、クローヴやたばこの香りなど複雑。
   味わいは、ふくよかで豊かな果実味とシルキーなタンニン、調和のとれた伸びやかな酸味でバランスがとれ、しっかりとした骨格を持つ辛口赤ワイン。
料理:肉料理全般、中華料理に合わせる。

⑥ワイン名:アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ ヴァルバンテーナ  ブロロ デル フィガレット 2015 DOCG  14.0%  
      ブロロ デル フィガレットとは、フィガレットの壁に囲まれた。という意味で、このエリアから産み出される特別なワインの象徴として付けられた
メーカー:コルテ フィガレット社
産地:ヴェネト州
ブドウ品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ、オゼレッタ、コルヴィノーネとクロアチーナ 比率は非公開
醸造:収穫後、100日~120日陰干しを行い、ステンレスタンクで発酵。発酵温度は他のワインより低めの18~20℃で45日から50日掛けて行ない、24ヶ月バリックで熟成
特徴:濃いルビーレッド色、ややガーネット。ブラックチェリーやざくろのような香り、ナッツのような香りと黒コショウ、ドライローズ、クローヴなど複雑な香り。
   味わいは、ふくよかで豊かな果実味とシルキーなタンニン、調和のとれた伸びやかな酸味でバランスがとれ、しっかりとした骨格があり力強い辛口赤ワイン。しかしまだ若い。
料理:肉料理全般、特にジビエに合わせる。

【お料理】

①Antipasto Misto 前菜の盛り合わせ

②あさりと春キャベツのアーリオオーリオ

③ラム肉の白ワインカレー煮込み クスクス添え

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本日の会場

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【場所】フィリ ディ チェント アンニ (FIGLI di CENTO ANNI)
    東京都渋谷区道玄坂1-22-12 和孝渋谷ビル 1F




IVS Japan事務局

2020年1月19日 (日)

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テーマ:恒例 新年のヴィーノ・スプマンテ

「あけましておめでとうございます」から始まった 2020年オリンピックイヤーのLTTです。

今年もイルフルロにてイタリアのヴィーノ・スプマンテで新春を皆さんと祝います。

今回もまた、イタリア各地からスプマンテで、まずは、乾杯!!!

今回は、5種類のスプマンテを飲み比べます。
新年のお年玉で、Welcomeドリンク(1番目)以外は、なんとすべて瓶内二次発酵のスパークリングワイン!!

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スプマンテの醸造手法で、2次発酵するもの1次発酵で泡を造り出すものに分類できます。
本日は、2次発酵のもののみになります。2次発酵も大きく2つの手法があります。

1つは、瓶内で行ないメソッド トラディッショナル、シャンパーニュ方式、言い換えるとフランチャコルタ方式(フランチャコルタは地域とワイン名も兼ねる)。

もう1つは加圧タンクで行ないシャルマ方式。
それぞれ、どれがどの方式で造られたかを考察しながら飲んでください。

また、最近の流行でもあるドサージュが少ないもの。
イタリアのスプマンテでは、果実味が芳醇なためドサージュをしなくても甘味が残るものもあります。
造り手は、ノン ドサージュとして、門出のリキュールを入れずにリリース。
イタリアでは、PAS DOSE(パ ドセ)と表記しているものもあります。同じ意味です。

ヴィーノ・スプマンテの残糖は、以下の表記になる
Pas DosO/Brut Nature 0ー3g/l
Extra Brut 0ー6g/l
Brut 0ー12g/l
Extra Dry    12ー17g/l
Secco(Dry) 17ー32g/l
Semi Secco 32ー50g/l
Dolce 50g/l以上

これも、どれがパ ドゼか当ててみてください。上級者の方は、ピノ・ネロ比率が高いものはどれかも考えてみてください。

ここで、SOPEXA調べより、
主要6市場(ベルギー、カナダ、米国、日本、中国、香港)のインポーター、卸売業者、小売業者を含む781の専門家を調査対象とし、
今後2年間の市場展開およびトレンド予測の主要ポイントの中でイタリアワインに関連する内容をお話します。

頑張っているイタリアワイン!!

■根強い人気のフランスワイン
ワインでは、回答者の92%が最も人気のあるワイン生産国としてフランスを挙げています。
フランスに続き、76%がイタリア、さらに71%がスペインと回答しています。

■全市場におけるスパークリングワイン - プロセッコおよびカヴァ の売上
プロセッコは、全市場で売り上げの伸びが見られますが、特に北米では最も良く売れています。
一方カヴァは、日本およびベルギーで最大の売上成長率が見込まれています。

■中国および香港の動向をクローズアップ。
中国では、ワインの取扱商品が大幅に減少している傾向にありますが(平均4.8生産国のワインを販売)、取扱量はフランスワインが第1位、
続いてオーストラリアワインが第2位と良好な売り上げを確保しており、さらにイタリアが第3位、チリが第4位と続きます。

■高まるイタリアワイン人気
調査対象者の41%が、今後2年間でイタリアワインの売上が伸び、世界トップレベルの売上高を誇る国々と肩を並べる人気ワインになるとの見解を示しました。
イタリアワインの人気が最も高いのはカナダで、専門家の約67%が、2017年、同国の売上高ランキングでイタリアワインがトップ3入りしたと回答しました。
また、今後2年の動向予測では、56%の専門家が、イタリアワインの売り上げは大幅に伸び、他国のワインと比較してもトップクラスの伸び率になると見込んでいます。
また、イタリアワインは中国においてますますその知名度が増しており、調査対象者の43%が、2017年、同国の売上高ランキングでイタリアワインがトップ3にランクインしたと回答しました。
このことから、中国では近年イタリアワインの人気に拍車がかかってきたと考えられます。
その理由として、回答者の42%が今後2年間にわたり売上増加が見込まれる上位3生産国にイタリアが名を連ねる と指摘していることが挙げられます。
ワインのディレクター、Andrea Ferrero(アンドレア・フェレロ)氏は以下のように述べています。
中国やカナダで、イタリアワインが他国のワインを押さえ、人気を博している要因としては主に以下の3点が挙げられると考えています。
まず一つ目は、イタリアは地域による多様性に優れていることから、「生物多様性」とも言えるほど極めて多種多様なブドウ品種を有するという点です。
古くから栽培され、受け継がれてきた土着品種のバリエーションは実に豊富で、こうした特徴によりヨーロッパ以外の国々でイタリアワインへの関心がますます高まっていることは明らかです。
2点目は、その優れたコスト・パフォーマンスです。
個人的には、厳密に管理が行われ高品質を誇るイタリアのさまざまな原産地呼称ワインが、他国のワインに比べ、購入し易い価格で販売されているのが強みで、好調に売り上げを伸ばしている主な理由の一つであると思います。
さらに3点目として、イタリアワインの生産者たちが世界各国に足を運び、ワインの輸出拡大に奔走してイタリアワインの知名度を高めるべく、ひときわ尽力した成果が表れ、またその取り組みの中で生産者たちの専門的な知識や技術が広く受け入れられたことも強みとなっていると思います。」

今後、ボルドーのグランヴァンみたいに、値段が高騰しなければいいが。心配です。

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【ワインリスト】

①ワイン名:キュヴェ・プラティナム・エディション ブリュット NV   11.5%
メーカー:ナターレ・ヴェルガ社
産地:エミリア・ロマーニャ州
ブドウ品種:シャルドネ80%、ピノ・ネーロ20%
醸造:ぶどうを収穫後、圧搾、プレスし、ステンレスタンク内で発酵および熟成。加圧タンク(アウトクラーヴェ)内で4か月間の二次発酵(シャルマ方式)。 
特徴:輝きを帯びた麦わら色。細やかな泡立ち。柑橘系のフレッシュな香り、白い花のフローラルな香り。
   味わいは、フレッシュな果実味と程よい酸味で優しい口当たりでバランスがよく、塩味や後味に苦みを感じる辛口なスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ。

②ワイン名:アンジェロ パドゼ・メトド・クラシッコ 2011   11.5% テラージュを2012年6月21日。デゴルジュを2016年3月8日
メーカー:レ・ヴィーニェ・ディ・アリーチェ社
産地:ヴェネト州
ブドウ品種:ピノ・ネーロ主体
醸造:ブドウを収穫後、ステンレスタンクで1次発酵後、ノンフィルター、SO2無添加で、天然酵母を使用し、瓶内2次発酵、6ヶ月間シュールリーを行い、42ヶ月熟成させる。
    パドセ(門出のリキュール無添加)。
特徴:輝きのあるレモンイエロー(ゴールド)。細やかで持続性のある泡立ち。オレンジの花、かりんに加え、キャラメル、ほおずきの香り、ブリオッシュの香り。
   味わいは、バドゼ(ノン ドサージュ)らしくきりっとした味わいですっきりとした辛口なスパークリングワイン。
料理:カプレーゼ、ボンゴレビアンコ、魚介のサラダに合わせる。


③ワイン名:フランチャコルタ ロゼ NV DOCG 12.5%
メーカー:コンタディ・カスタルディ社
産地:ロンバルディア州
ブドウ品種:シャルドネ65%、ピノ・ネーロ35%
醸造:8月下旬から9月上旬にかけてブドウを収穫後、1次発酵、瓶内二次発酵させ、30カ月のシュールリー。
特徴:輝きのあるサーモンピンク。細やかで持続性のある泡立ち。赤系ベリーの果実の香り、バラの花びら、トーストの香り。
   味わいは、テクスチャーがしっかりとしていて透明感があり、フレッシュな果実味と伸びやかな酸を感じるエレガントなスパークリングワイン。        
料理:アンティパスト、地鳥のソティや中華料理全般。


④ワイン名:イル マッターリオ ドサージュ ゼロ NV 12.5%  MATTA(マッタ)とはこの地方の方言でクレイジーの意味
メーカー:カンティーナ・デッラ・ヴォルタ社
産地:エミリア・ロマーニャ州
ブドウ品種:シャルドネ65%、ピノ・ネーロ35%
醸造:ブドウを収穫後、1次発酵し、瓶内二次発酵後、最低24か月間のシュールリー。
特徴:輝きのある緑がかったレモンイエロー。細やかで持続性のある泡立ち。シトラス、オレンジ、蜂蜜、白い花のアロマに加え、ナッツの香り、トースト香。
   味わいは、テクスチャーがしっかりして、ノン ドサージュらしくきりっとした味わいで洗練されて、後味に苦みを感じるエレガントなスパークリングワイン
料理:ウサギ、鶏肉、魚介料理、熟成したチーズに合わせる。


⑤ワイン名:ミッレジマート・スプマンテ・パドゼ 2013   12.5%
メーカー:コントラット社
産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:ピノ・ネーロ80%、シャルドネ20%   ピエモンテ州アスティ県カッシナスコ、カネッリ、ロアッツォーロ、コスティリオーレ・ダスティの畑。(2012VTからすべてピエモンテ州産のブドウを使用)
醸造:8月最終週に手摘みで収穫。畑ごとに選別し、冷却して破砕。フリーランジュースのみを使用する。一次発酵後、収穫翌年の5月にブレンド・瓶詰。瓶内二次発酵の後、
   48ヶ月以上澱とともに瓶内で熟成。ルミュアージュ(動瓶)は手作業で、4週間かけて行われる。ドサージュなし
特徴:濃いルビーレッド色。ブラックチェリーやざくろのような香り、樽からのナッツ、コーヒーのような香りと白コショウ、ドライローズ、クローヴやたばこの香りなど複雑。
   味わいは、ふくよかで豊かな果実味とシルキーなタンニン、調和のとれた伸びやかな酸味でバランスがとれ、しっかりとした骨格を持つ辛口赤ワイン。まだ若い。
料理:肉料理全般、中華料理、ウオッシュタイプのチーズに合わせる。

【合わせるお食事】

①前菜 イワシのソテー バジルとフリッシュトマトのソース

②野菜と魚介のフリット (野菜、海老、牡蠣)

③オリーブ豚のカツレツ パルミジャーノとクリームのソース

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【今回の会場】 

IL FURLO (イル フルロ)

〒101-0047 東京都千代田区内神田1-2-6 産広美工ビル1F

 (大手町駅 徒歩5分/ 神田駅 徒歩8分)

TEL:03-3293-0194

  


IVS Japan事務局 

2019年12月29日 (日)

12月28日にDinner Time Tasting『IVS Japanの忘年会!』を開催いたしました。

今回は様々な旬の食材を使った串揚げと、イタリアワインをアッビナメントで楽しみました。

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和食にワインを合わせるのは最近のトレンドでもありますが、北から南までその土地土地の様々な郷土料理とともにはぐくまれてきたイタリアワインこそ、多種多様の個性と品種の魅力を遺憾無く発揮し、そこに価値を見出せるのではと考えます。

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乾杯:(赤・微発泡)Lambrusco frizzante Emilia IGT Monte delle Vigne

 品種 ランブルスコ・マエストリ100%
 シャルマ方式。紫色がかったルビーレッド色。赤い果実、サワーチェリー等の豊かな香り。しっかりとしたストラクチャーがあり、余韻が長い。総生産本数50000本。

(ワイン-泡)Ca’del bosco Franciacorta Docg Brut cuvee prestige Lombardia Erbusco

 品種 シャルドネ75%/ピノビアンコ10%/ピノネロ15%

 2008年より新しいノンヴィンテージとしてデビューしたキュヴェ・プレステージ。今ではすっかりとカ・デル・ボスコの顔となりました。134の区画に及ぶ自社畑の厳選されたブドウだけを使用。ブドウは収穫ロットごとに醸造され最高のヴィンテージのリゼルヴァとアッサンブラージュされています。28ヶ月間の熟成を経てリリースされ、崇高な透明感、心地よいフレッシュ感と酸味。ACミラン優勝時にはスタジアムでお祝いにキュヴェ・プレステージが振る舞われました。

-エビのシソ巻き 
-豚肉とコンニャク
-紫芋

(ワイン-白)  Grechetto La Carraia Umbria DOC

 品種 グレケット100%
 ステンレスタンクで5ヶ月間、瓶内で2ヶ月間熟成。ブレンドして使用されることが多いグレケット種のブドウですが、実は力強いアロマや骨格、ミネラルを有することはあまり知られていません。前菜全般、魚や野菜を使ったパスタ、すしや軽い味付けの白身の肉料理、またマメ類のスープとも相性が良い。

(ワイン-赤)Cabernet Sauvignon La Carraia Umbria DOC

 品種 カベルネソーヴィニヨン100%
 フランス産のバリックで10ヶ月、瓶内で4ヶ月熟成。深いルビーレッド色。加熱したプラムや黒いフルーツのアロマが、次第にカシスやタバコの葉、なめした革のスパイシーな香りへと変化する。リッチなタンニンと酸が食欲をそそる。

-ワカサギ
-お餅(ダシ醤油)
-ハスの肉詰め カレー風味

(ワイン-白) Cycnus Vermentino Poggio dei Gorlerii Ligure

 品種 ヴェルメンティーノ100%
 鮮やかな麦わら色。柑橘系のアロマティックなハーブの香りが嗅覚に拡がる。軽やかなストラクチャーが有り、旨味と爽やかさが味覚を魅了する。

-合鴨と長ネギ
-白菜の豚肉巻き(ポン酢のジュレ)
-エビ芋(青のり)

(ワイン-赤)Kettmeier Lagrein Alto dige Doc 

 品種 ラグレイン100%
 熟成は大樽とステンレスタンクで5~6ヶ月。紫色がかった深いルビーレッド。濃厚なブルーベリージャムやプラム、すみれを思わせる香り。しっかりとしたストラクチャーが有りソフトな口当りと余韻を楽しめる。

-牡蠣
-ブロッコリー(タルタルソース)
-カブの肉詰め

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【今回の会場】 

ワインと串揚げのお店 なんなん亭
東京都渋谷区代々木2-13-6 YU-WAビルB1F

 (JR新宿駅南口より徒歩4分、6番出口より徒歩1分)

TEL:03-6276-6905

  

是非ご自宅でも和食と共に、気軽にイタリアワインを開けてください。

次回イベントは年明けのLTTを開催いたします。

IVS Japan事務局


■■■ 12月 DTT ディナータイムテイスティング   満席御礼

『IVS Japan忘年会:  イタリアワインと串揚げ料理のアッビナメント』 


【日程】12月28日(土)18:00~20:30 
 
【場所】なんなん亭 (新宿駅徒歩5分)
     東京都渋谷区代々木2丁目13−6 B1F

【会費】IVS会員: 7,000円 ビジター:9,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。
    ※キャンセルチャージ:12月25日(水)~100%

2019年12月23日 (月)

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この度 イタリア本部FISのBIBENDAが出版する「イタリア式ワインのABC」(原題:ABC del Vino e dell'OLIO)の日本語版がイカロス出版より発売されました。

イタリアワインソムリエの基礎知識と更に少しオリーブオイルソムリエの基礎知識も書かれております。

目次:1章 ブドウ栽培
   2章 醸造学、醸造方法
   3章 ワインのテイスティング
   4章 ワインと料理のアッビナメント
   5章 イタリア各州のブドウ栽培とワイン醸造
   6章 ソムリエの仕事
   7章 オリーブオイルについて
  
WSAイタリアワインソムリエ資格コースにて学ばれた方は復習する為に。これから受講される予定の方は予習の為や、短期集中のコース中の理解を深めるために。

他にもイタリアワインがお好きな方やご興味がある方はどなたでも、是非お役立てください。

写真が多く、イタリアらしいデザインが素敵な、分かり易くまとまっている内容です。

 フルカラー160頁。BAROLOの畑区画地図(MeGA)も付いてます!

 価格1,980円(税込)

Amazon でも販売!

 

どうぞ宜しくお願い致します。

IVS Japan (一社)日本イタリアワインソムリエ 

2019年12月11日 (水)

今年最後のLTTはカンパーニャ州のワインをテーマに開催!

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IVS初となる会場『ワイン食堂PASTARS』にて、アットホームな雰囲気の中、お楽しみいただきました。

テーマ:カンパーニア州のワイン

カンパーニアを代表する3つの白ブドウの品種の比較テイスティング。
泡は、ファランギーナ種。
白ワインは、同じ造り手の同じヴィンテージ、同じ醸造方法での比較テイスティング。グレコ・ディ・トゥーフォ種とフィアーノ種
カンパーニアを代表する黒ブドウのアリア種の地域違いのテイスティング。

さて、皆さんのお好みは?

カンパーニア州の位置の確認
イタリア半島の南西部に位置するカンパーニア州は、北はラツイオ州、モリーゼ州、東はプーリア州、バジリカータ州に接している。
固有品種が多い州の1つで、ギリシャの植民地マグナ・グラエキアとして古代から栄え、ネアポリスと呼ばれていたナポリは重要都市であった。
西ローマ帝国減亡後、東ゴート族、ランゴバルド族の支配を経て、東ローマ帝国の属州となった。12世紀にはノルマン支配下に入り、その後フランスのアンジュー家のもとナポリ王国となり、スペインのアラゴン王家、ブルボン家の支配を経て、1861年イタリア王国に併合された。

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今回のテイスティングして頂く生産地
<<アヴェリーノ県イルピニア地方>>
3つのDOCGがあり、「タウラージ」、「フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ」、「グレコ・ディ・トゥーフォ」が偉大なワインを造り出す産地。
冷涼産地であるため北イタリアワインのようだと言われている。

ウラージは、南のバローロといわれることも。場所は、カンパーニア州中央部、平地や川、山や丘陵などが入り組む複雑な地形は風通しがよく、日照量も多い。ワインにとって大事な昼夜の寒暖差が大きい。
ティレニア海の影響を受けて温暖で、季節風が顕著に現れる。冬は12月後半から3月までで寒く雨が多い季節で1月には平均気温7℃。氷点下の日もある。なんと毎年雪が降ります。
土壌は、古くからの堆積層と、ヴェスヴィオ火山の火山灰とで構成される土壌でぶどうに豊富なミネラルを与える。

<<カゼルタ県ファレルノ>>
北にあるラツィオ州(ローマがあるところ)に近いカンパーニア州の北西部、ティレニア海沿岸のモンドラゴーからマッシコの丘陵地帯岸で、暑く乾燥した気候で、海の影響を受ける。
細かい砂質で白い色調の火山性石灰質土壌。水の少ない土地だからこそ、ブドウの木が深く地中に根を伸ばし、リンやカリウムなどのミネラルを地中深くから吸収して、より凝縮感のあるブドウを実らせる産地。
ここは、古代ローマ時代、「ファレルヌム」と言う銘酒が生まれた地であるが、現在の「ファレルノ」は、ヴィッラ・マティルデ社(今回の4番目のワイン)によって再興された。

<<サレルノ県チレント>>
サレルノ県の中部・南部一帯にあたり、ティレニア海沿岸地域にはサレルノ湾やポリカストロ湾を有する。
南イタリアの重要な観光地のひとつである。1991年には、ヴァッロ・ディ・ディアーノと合わせて、ユネスコの世界遺産、「チレントおよびヴァッロ・ディ・ディアーノ国立公園」に指定された地域。
カンパーニア州南東の広がる広大な地域のDOCの、赤・ロゼ・白。平凡なワインと評されていたが、近年ようやく完熟したブドウからフルーティーなトロピカル・フルーツ、チェリーを感じさせるワインは、高コストパフォーマンスと注目される産地。

今回は、お出ししませんがナポリ県ヴェスヴィオ産地で有名なワインの1つにキリストの涙を意味するヴェスヴィオ・ラクリマ・クリスティがある。
このワインについて、なぜキリストの涙という名称の由来は? 赤ワイン?白ワイン?
由来は、一説によるとサターンが、神の国の「土地」を持って逃げようとしたとき、その土地をナポリの地で落としてしまいナポリの街が出来た。
ところが、この街の人々は悪の限りを尽くしていたため、天上からこれを見ていたキリストは悲しんで涙を流したところにブドウの樹が生え、素晴らしいワインが出来たので、このワインを「ラクリマ・クリステイ(キリストの涙)」と名付けられた。
涙だから、白? いやキリストの血はワインだから赤? いや実は、両方あります。
白ワインは、Coda di Vorpeコーダ ディ ヴォルペ種 (ぶどうの房が長い形から「キツネの尻尾」と呼ばれる)
赤ワインは、Piedirosso ピエディ ロッソ種 (ぶどうが熟すと梗が赤くなることから「赤い足」と呼ばれる)

今回の生産者の紹介
【フェデリチャーネ・モンテレオーネ社】 (1番目のワイン)
カンパーニャ州ナポリ近郊のマラーノにあります。
同社は約800年前イタリア南部のシチリア島を含む広大な地域を統治していた神聖ローマ帝国皇帝フレデリック2世が、ハンティングのためにこの地に建てたモンテレオーネ城の領地内にあります。
創業者であるアントニオの時代からこの地で愛飲されているグラニャーノDOCを生産しているワイナリー。

【マストロベラルディーノ社】 (2,3番目のワイン)
イタリア、カンパーニャ州、ヴェスヴィオ火山の麓に位置する、1878年創業のマストロベラルディーノ社。
ワイン造りの歴史そのものはなんと1750年頃から脈絡と続いているというまさに名門。
2代目当主であるピエトロ氏が「マストロ=名匠」という称号を得たため、「マストロベラルディーノ」というワイナリー名になりました。
時代の波の中で、周囲のワイナリーが国際品種に植え替えを行う中でもカンパーニアで唯一、頑なにカンパーニャの地品種に拘り、
テロワールを重視し、量より質を求めたワイン造りの道を歩んでいるワイナリー。

【ヴィッラ・マティルデ社】 (4番目のワイン)
カンパーニア州カゼルタ県チェッロレ。創業は、1965年。
ナポリから海岸線に沿って北へ1時間ほど車を走らせたローマとナポリの中間にあたる場所にヴィッラ・マティルデ社の本社とメインワイナリーがある。
このあたりはかつて“ファレルノ”と呼ばれた土地で、古代ローマ帝国の時代から“Ager Falernus(アジェル・ファレルヌス=ファレルノの大地)”という名前で知られており、
オリーブオイルや野菜、そして高品質ワインの産地として有名な土地でした。
古代ローマ帝国の歴代皇帝たちはカプリ島やソレント半島に別荘を持ち、ローマから別荘に向かう中継地点としてこのファレルノの土地で美味しいワインを飲み、
調達して旅を続けたそうです。しかし、いつしか大きな町や港も影を潜め、ファレルノという銘壤地も過去の栄光に。
フランチェスコ・パオロ・アヴァッローネは、ファレルノのワインに魅せられ、姿を消した伝説的なワインをロッカモンフィーナ山の斜面の丘陵地帯に広がる畑で復活させたワイナリー。

【ルイージ・マッフィーニ社】 (5番目のワイン)
マッフィーニは元来この地でブドウ栽培を長きにわたって行なってきた。現当主であるルイージの代になり1996年から自社でのワイン造りをはじめた。
原生品種にこだわり試行錯誤を繰り返しながら、着実に16haにまで葡萄園を拡張してきた。
マッフィーニをはじめ、このチレント地域の個人生産者は幾多の個性を放つワインを生み出しており、今、目の離せないエリアとなった。
畑は、海岸線に隣接したカステッラバーテの地は、潮風の抜ける特殊な環境に日照の長い南西に向きで、土壌は石灰岩を含む火山岩土が主体で、
まさにアリアーニコに最適な土壌。
マッフィーニの目指したワインスタイルは、どれも南イタリアの恵まれた太陽を享受しながらも、土壌や気候をイメージできるフィネスを兼備えたスタイリッシュな
ワイン造りをするワイナリー。

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【ワインリスト】


①ワイン名:フレグレオ NV    12.0%
メーカー:フェデリチャーネ モンテレオーネ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:ファランギーナ100%
醸造:ナポリ県コッリーナ・ディ・カマルドーリの畑よりぶどうを収穫。シャルマ方式で二次発酵を行い、12ヶ月のシュールリー後、瓶内で3ヶ月間。 
特徴:輝きを帯びた黄色がかった麦わら色。細やかで持続性のある泡立ち。柑橘系のフレッシュな香り、白い花のフローラルな香り。
   味わいは、フレッシュな果実味と程よい酸味で優しい口当たりでバランスがよく、塩味や後味に苦みを感じる辛口なスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ、アンティパスト、ペペロンチーノのパスタ。

②ワイン名:グレコ・ディ・トゥフォ DOCG 2018      12.5%
メーカー:マストロベラルディーノ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:グレコ 100%
醸造:ブドウを収穫後、発酵、熟成はステンレスタンク(ブドウが持っている風味重視)。
特徴:ストローイエロー。洋ナシ、白桃、白い花のフレーバーに、白コショウ、火打石の香り。
   味わいは、ミネラリティで、フレッシュな軽快な果実味と伸びやかな酸、塩味、後味に苦みを感じるフレッシュな辛口白ワイン。        
料理:アンティパスト、地鶏のソティやタコのワイン煮。

③ワイン名:フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ DOCG  2018   12.5%
メーカー:マストロベラルディーノ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:フィアーノ 100%
醸造:ブドウを収穫後、発酵、熟成はステンレスタンク(ブドウが持っている風味重視)。
特徴:シトラスや白い花のアロマに加え、洋ナシ、アプリコット、白い花のニュアンス。
   味わいは、ふくらみのあるフレッシュな果実で蜜蝋のような甘やかな味わいと後味に鉱物的ミネラルと苦みを感じる辛口白ワイン
料理:カプレーゼ、ボンゴレビアンコ、魚介のサラダに合わせる。

④ワイン名:アリアニコ・カンパーニア 2014  13.5%
メーカー:ヴィッラ・マティルデ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:アリアニコ 100%
醸造:ブドウは10月下旬に収穫し、除硬・破砕後、果皮とともに低温でマセラシオン、26℃で約20日間アルコール発酵。タンクを移し変え、マロラクティック発酵。
   ステンレスタンクと伝統的な樽(大樽)で3ヶ月熟成。
特徴:輝きのあるルビーレッド色。チェリー、プラムの果実の香りとフローラルな香り、桑の実、白コショウ、リコリス等のスパイスの香り。
   味わいは、芳醇な果実味とシルキーなタンニン、広がりのある酸味があり、後味に若干の苦みで全体的にしまり、骨格がしっかりしたバランスのよい辛口赤ワイン。
料理:ラグーソースのパスタや、肉料理全般に合わせる。

⑤ワイン名:クレオス・チレント・アリアニコ 2016   14.0%
メーカー:ルイジ・マッフィーニ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:アリアニコ 100%
醸造:ぶどうを収穫し、ステンレスタンクで発酵し、アリエ産バリック 6ヶ月、瓶熟 3ヶ月熟成させる。
特徴:濃いルビーレッド色。ブラックチェリーやざくろのような香り、樽からのナッツ、コーヒーのような香りと白コショウ、ドライローズ、クローヴやたばこの香りなど複雑。
   味わいは、ふくよかで豊かな果実味とシルキーなタンニン、調和のとれた伸びやかな酸味でバランスがとれ、しっかりとした骨格を持つ辛口赤ワイン。まだ若い。
料理:肉料理全般、中華料理、ウオッシュタイプのチーズに合わせる。

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【ワインにあわせるお料理】

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前菜が魚介のフリット青海苔風味、メランツァーノとトマトと肉ソースのオーブン焼き、
プリモがプッタネスカ、セコンドは岩手産 久慈ファームの佐助豚のグリルです。

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次回は2019年最後のイベント、12月28日(土)忘年会・ディナータイムテイスティングを行います。

イタリアワインと串揚げ料理を合わせます。是非ご参加お待ちしております。

(IVS Japan事務局)


■■■ 12月 LTT ランチタイムテイスティング 

 テーマはカンパーニャ州のワイン

【日程】12月7日(土)12:00~14:00 (受付開始11:45)
 
【場所】ワイン食堂 PASTARS
    (赤坂見附駅 徒歩2分/赤坂駅 徒歩4分)
      東京都港区赤坂3-19-9 オレンジボックスビルB1F

【会費】IVS会員: 3,500円 ビジター:5,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。
    ※キャンセルチャージ:12月4日(水)~100%

2019年11月14日 (木)

エミリア・ロマーニャ州よりワイン生産者CELLIをお迎えし、目白のTRE GATTI にて、IVSスペシャルディナータイムテイスティングを開催しました。
 
 

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CELLIのワインと、真壁シェフのロマーニャ郷土料理のアッビナメント。

今年10月に企画しましたエノガストロノミアの旅で訪れたCELLIのMauro Sirri氏と意気投合し、日本に行った際はDegustazioneを開催しようという約束が実現した会でございます。

彼はソムリエでもあり、イタリアの土着品種で造られるワインの素晴らしさを伝えて下さいました。中でも、ロマーニャのサンジョヴェーゼとトスカーナのサンジョヴェーゼの違いについて、更に、アルバーナは本当に狭いエリアで栽培される白ブドウですが、白い衣装を着た黒ブドウと言われるほど、タンニンが感じられる特徴的ワインに仕上がります。

よって、生ハム、サラミなどのお肉類にも良く合わせることが出来ます。糖度も高いため、ワインのアルコール度も13.5%~14%あり、非常に深みも感じられます。

今回はロマーニャ地域の郷土料理を真壁シェフに作って頂きましたが、中でも初めて頂いたのはモンフェッティーニといった特に捏ねることも無く、手軽にできるパスタです。これをスミイカをベースにしたスープで頂きます。この魚貝の風味にはパガデビットの白ワインとの相性がぴったりでした。


【本日のワインリスト】

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(1)カンピ・ディ・フラッタ ロマーニア DOC パガデビット
   CAMPI DI FRATTA PAGADEBIT
   白ワイン 品種:パガデビット
 
(2)イ・クロッピ・ディ・ロマーニア DOCG アルバーナ・セッコ I CROPPI ALBANA SECCO DOC
   白ワイン 品種:アルバーナ
 
(3)レ・グリッライエ・ロマーニア DOC サンジョヴェーゼ・スーペリオーレ LE GRILLAIE SANGIOVESE SUPERIORE
   赤ワイン 品種:サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ
 
(4)ブロン&ルゼヴァル・ロマーニア DOC サンジョヴェーゼ・レゼルヴァ ベルティノーロ BRON & RUSEVAL SANGIOVESE RISERVA
   赤ワイン 品種:サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ
 
 
(5)ACQUAVITE  アルバーナ種を使った食後酒!
          グラッパは搾りかすを材料に蒸留して造りますが、アクアヴィーテはブドウそのものを蒸留して造る果実味が贅沢に感じられます。
 
【本日のお料理】
 
前菜
Monfettini in zuppa di seppia  モンフェッティーニの烏賊のスープ仕立て
 白:CAMPI DI FRATTA ROMAGNA DOC PAGADEBIT と合わせて

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プリモ
①Cappellacci di Zucca カボチャのカッペッラッチ
 白:I CROPPI ROMAGNA DOCG ALBANA SECCO と合わせて
 
②Verza e patate con tartufo  トリュフ入りキャベツとジャガイモ
 赤:LE GRILLAIE ROMAGNA DOC SANGIOVESE SUPERIORE と合わせて
 

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セコンド
Agnello con piselli alla romagnola  ロマーニャ風エンドウ豆の仔羊料理
 赤: BRON & RUSEVAL SANGIOVESE Romagna DOC Sangiovese Riserva Bertinoro と合わせて    

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ドルチェ
Il Latteròl e Ciambella di Romagna ロマーニャのラッテロールとチャンベッラ
 

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イタリアでも美食の地とも言われるエミリアロマーニャ州のボリューミーでスペシャルな郷土料理をご堪能頂きました。

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IVS Japan事務局 

 

■■■ 11月 DTT エミリアロマーニャ州より生産者来日! 満員御礼!

ワイン生産者 CELLI チェッリ より Mauro Sirri氏をお迎えして~

土着品種のワインを土壌やクリマの話を交えてご案内くださいます。

Sangiovese di Romagna 、Albanaは必見です!

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【日程】11月10日(日)18:00~20:30 
【場所】Tre Gatti   (目白駅 3分)
      東京都豊島区目白3-13-1 コトブキビル 2F

【会費】IVS会員: 8,000円 ビジター:10,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。
    ※キャンセルチャージ:11月6日(水)~100%

Celli

 
2019年11月12日 (火)

今年IVS Japanは設立8周年を迎え、今年も日高シェフの名店アクアパッツァにて会員の皆様とお祝い致しました。

日高シェフがイタリアで修業されている頃、モンテ物産㈱の研修でミラノにいらした立野さんと一緒に映画を一緒に観に行って楽しかった思い出や、また当時初めてイタリア料理の講座をなさったのが、やはりモンテ物産㈱が考案なさった企画だったそうで、その当時のメンバーが今有名なシェフとして活躍されています。

そういった機会にIVS Japanを設立された川手さんともご一緒されており、またこの会も8周年を迎え、日高シェフのお店で祝パーティを開催できたことにご縁を感じていますとお話下さいました。

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本日のワインは モンテ物産㈱のバイオーダーからIVS Japanがセレクトした8本を

テイスティング頂きました。  

お料理もワインに合わせてご用意くださり、ワインのセレクトも大変充実した内容で、参加された皆様はご満悦のご様子で笑みが絶えない会でした。

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【微発泡】 ガヴィオリ・ランブルスコ・グラスパロッサ・カステルヴェートロ・アマービレ 

【泡】キュヴェ・プラティナム・エディション・ブリュット

【白】 エゴット トレッビアーノ&シャルドネ

【白】 クルード カタラット・ズィビッポ

【赤】 ピルーナ プリミティーヴォ・サレント

【赤】 ラヴィコ ネレッロ・マスカレーゼ

【赤】 スフルサート・ヴァルテッリーナ 

【赤】<コレツィオーネ・ベルターニ>アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ

ワインの詳細はこちらをご覧ください。

【協賛:モンテ物産株式会社】

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会にはモンテ物産㈱松井常務取締役より乾杯のお言葉を頂戴し、表参道オーバルビル地下1階に

『カ・モンテ』というモンテさんのワインがリーズナブルにテイスティングしながら、購入もできるという素敵なお店もご紹介下さいました。

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名店アクアパッツァの日高シェフ。

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当日のメニュー:

≪Antipasto≫

Carpaccio di Pesce fresco 鮮魚のカルパッチョ

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≪Antipasto Caldo≫
Fritto di Shishamo con salsa verde

北海道むかわ町産ししゃものフリット サルサヴェルデソース

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≪Primi≫
Spaghettini al ragu' di agnello 仔羊肉のラグーソース スパゲッティーニ

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≪Secondo ≫

Controfiletto di manzo arrosto 牛サーロインのロースト

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≪Dolce≫ montebianco モンテビアンコ

IVSJapan 事務局


■■■ 11月 IVS Japan設立記念パーティー 8周年 (LTT) 満席御礼!

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【テーマ】IVSセレクト モンテ物産バイオーダーのワイン

アクアパッツァ日高シェフのお話を伺いながら、秋を満喫するお料理に合わせたワインを

ゆったりとした空間でご堪能頂き、8周年を祝いましょう。

【日程】11月3日(日)13:00~15:00 (12:45開場) 
【場所】Acqua Pazza
   東京都港区南青山2丁目27−18 パサージュ青山2F AOYAMA M’s TOWER

【会費】IVS会員: 9,000円 ビジター:11,000円  

    ※当日の入会で会員価格が適用されます。

    ※キャンセルチャージ:ワイン搬入日程上、10月30日(水)~100%

 
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シェフ 日高良実 HIDAKA yoshimi
1957年10日4日、兵庫県神戸市生まれ。

神戸ポートピアホテルの「アラン・シャペル」に入り、フランス料理を学んだ後にイ タリア料理に転向。86年に渡伊、「エノテーカ・ピンキオー リ」、「ダル・ペスカトーレ」などで修行を積む。

1989年に帰国 し、東京・乃木坂の「リストランテ山崎」料理長を経て、1990 年、東京・西麻布「アクアパッツァ」料理長に就任。

素朴で力強いイタリア郷土料理の魅力を打ち出しながら、都会的な洗練スタイルに仕立てた「クチーナ・トキオネーゼ」を 確立。日本のイタリアンを代表するシェフとして、国内外でゆ るぎない評価を得ている。


  

2019年11月11日 (月)

IVS Japanの会員様へ

 今年も、この季節ご家族やご友人と一緒に楽しんで頂きたいワインを選びました!

 今回は2種類のセットで、とてもリーズナブルな特別価格を実現し、ご購入頂ける機会です。  

 また、ご案内するワインは通常インポートされていない為、特別感の高いご満足頂ける内容を揃えさせて頂きました。 数量は限定ですので、お早目にお申込み下さい。

【お申込み先:アルベロジャパン㈱】  Email:  info@albero-japan.com
                                   TEL:03-3868-2048 受付時間 11:00~19:00 火曜日定休

 IVS Japan セレクトワイン 6本セット 11,000円(税別)

↓クリックすると大きい画面を開くことができます。

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 IVS Japan セレクトワイン 陰干し(2本) セット 11,000円(税別)  予定販売数 終了

↓クリックすると大きい画面を開くことができます。1911_1_page0001