テーマ:シチリア エトナワイン
エトナとは、イタリア・シチリア島の東部にある、ヨーロッパ最大
南のイメージのあるシチリア島にあるため、パワフルでフルーティ
ミネラルをたっぷりと含んだ火山灰土壌に、昼夜の温度差が
なぜならば、シチリアの東側(パキーノ)は、ドライトマトで有
多くのぶどう畑は、段々畑で石垣があり、株仕立て(アルベレッロ
DOCエトナを区分すると北側は、黒ブドウの産地。東側(半島側
エトナワインは、カターニャ町に近い南エトナから始まっており、
しかし、エトナの伝統は、南エトナのワイン。
ワイン業界において、テロワールがワインに対して如何に表現でき
そこで、今回は単にDOCエトナの白、赤ではなく、特に赤に関し
Randazzo --------------- Castiglione di sicilia ------------ Linguarossa
火山性が強い 火山性が弱く標高が高い 若干の火山性がある
→苦みや鉄ぽいミネラル →エレガント →多少軽め
※土壌的に上記ですが、造り手によっては異なることもある。
今回のコントラーダの特徴は、以下のもの
カスティリオーネ ディ シチリア地区
グアルディオーラ:標高が高く、フラワリーで厳格な緊張感のある
サント スピリト:女性的で魅惑的な味わいになる
ランダツィオ地区
カルデラーラ・ソッターナ:全て良いとこ取りをした力強く長期熟
<ドゥーカ・ディ・サラパルータ社>
ワイン愛好家だったヴィッラフランカと、神聖ローマ帝国、スペイ
3代目当主のエンリコ公は、フランス・ボルドーで醸造技術を学び
1984年に誕生したワインですが、当時では初となるネーロ・ダ
IVSJapanの創設者であ
<クズマーノ>
クズマーノ社は、新しく2000年に創業したばかりの造り手です
<テッレ ネッレ>
バローロボーイズの仕掛人であるマルコ・デ・グラツィアとセバス
TERRE NERE(テッレ・ネーレ)とは『黒い土壌』という意味であり、
エトナ山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊
【ワインリスト】
①ワイン名:デューカ・ディ・サラパルータ・ブリュット NV 12%
メーカー:デューカ・ディ・サラパルータ社
産地:シチリア州
ブドウ品種:モグレカニコ55%、シャルドネ45%
醸造:標高550m以上の石灰を含む混成土壌の畑で8月末、9月
シュール・リーで6ヶ月熟成。その後、3ヶ月以上の瓶内熟成。
特徴:輝きのあるグリーンを帯びたストローイエロー。マスカット
味わいは、さわやかな果実味と酸味のバランスが非常によく、透明
料理:アペリティーヴォ、オレンジのサラダ、タコのマリネ。
②ワイン名:アルタ・モーラ エトナ ビアンコ DOC 2018 12.5%
メーカー:クズマーノ社
産地:シチリア州 カスティリオーネ ディ シチリア地区
ブドウ品種:カリカンテ主体 その他複数の土着品種 平均樹齢は15年
醸造:標高600mの畑のぶどうを手摘みで収穫後、ソフトプレス
特徴:グリーンを帯びたストローイエロー色。白桃、洋ナシ、アカ
味わいは、軽快な果実味と伸びやかな酸が豊富で、後味に苦みやミ
料理:アンティパスト、魚介類のリゾットやパスタ、レモンをかけ
③ワイン名:エトナ ロッソ サント スピリト DOC 2017 14.5%
メーカー:テッレ ネーレ社
産地:シチリア州 コントラーダ:サント スピリト カスティリオーネ ディ シチリア地区
ブドウ品種:ネレッロ マスカレーゼ 98% ネレッロ カプッチョ 2% 樹齢は40~100年
醸造:標高700~750mの北斜面にある畑のぶどうを10月中
フィルターせずボトリング。
特徴:チェリーレッド。チェリー、スミレなどのフローラルな香り
味わいは、ソフトな口当たりで、凝縮した果実味と極め細かなタン
料理:アランチーノ、カポナータ、羊のチーズに合わせる。
④ワイン名:アルタ・モーラ エトナ ロッソ グアルディオーラ DOC 2014 14.0%
メーカー:クズマーノ社
産地:シチリア州 コントラーダ:グアルディオーラ カスティリオーネ ディ シチリア地区
ブドウ品種:ネレッロ マスカレーゼ 100%
醸造:標高800~1000mの畑のぶどうを10月下旬に手摘み
MLFは木樽にて行う。その後2500リットルの大樽とトノー(
特徴:チェリーレッド。チェリー、スミレ、華やかな香り、リコリ
味わいは、熟成からか優しい口当たりで、まだ果実味と伸びやかな
料理:パスタ・アッラ・ノルマ、スモークしたサラミ、野ウサギの
⑤ワイン名:エトナ ロッソ カルデラーラ ソッタナ DOC 2017 14.5%
メーカー:テッレ ネーレ社
産地:シチリア州 コントラーダ:カルデラーラ ランダツィオ地区
ブドウ品種:ネレッロ マスカレーゼ 98% ネレッロ カプッチョ 2% 樹齢は50~100年
醸造:標高600~650mの北斜面にある畑のぶどうを10月初
フィルターせずボトリング。
特徴:ルビーレッド。チェリー、スミレ、ドライローズ、甘草、シ
味わいは、若々しく力強い口当たりで凝縮した果実味と豊富で極め
料理:ラグーンソースのパスタや、肉料理、少し熟成がすすんだチ
【ワインに合わせたお料理】
<Amuse> zeppoline di alghe 青のりのゼッポレ
<Antipasto> Carpaccio d'Orata e Bottarga 鮮魚のカルパッチョ シチリア産ボッタルガがけ
<Antipasto Caldo> Macco di fave 空豆のスープ ブロッコリーのアーリオオーリオ乗せ
<Primo> Bucatini alla Norma ブカティーニ ノルマ風 (茄子とペコリーノのトマトソース)
<Secondo> Involtini di Maiale al Marsala 沖縄産ロイヤルポークのインボルティーニ マルサラ風味
ご参加者の皆様と、ボッカーノのオーナー野口さん、芥川シェフ
秋はワインに関するイベントが豊富です。
IVS Japan も、10/26のLTT、11/3の8周年記念パーティー、11/10のDTTと予定しております。次回もご期待下さいませ。
(IVS Japan事務局)
■■■ 10月DTT ディナータイムテイスティング
会場は本場仕込みのイタリアンを提供してくれる元住吉の名店『Osteria Boccano』オーナーシェフ野口さんのセンスが光る、各ワインに合せたお料理をお楽しみ下さい。
【会費】IVS会員: 9,000円 ビジター:10,000円