***LISTRICE 2017 リストリチェ (ヤマアラシの意味でこの辺りの山には良く見られます)
品種 マルヴァジア・ビアンカとトレッビアーノが約6:4の割合で年によって醸造家が決めていきます。ステンレス発酵・熟成で温度管理されたフローラルな香りとふくよかな酸味のバランスが良い白ワイン。 限定生産数2000本という希少な一本。
***SCAPPALEPRE 2018 スカッパレプレ(逃げる野ウサギの意味でやはりこの辺りで良く見かけます)
品種サンジョヴェーゼ100%(サンジョヴェーゼグロッソも一部含まれる)
白ワイン同様にサンジョヴェーゼを搾汁しステンレス発酵・熟成させたとても淡いバラ色。果皮との接する時間が殆ど無いため、本当に淡いロゼに仕上がっています。2018VTよりオーガニック認定。こちらも限定数2000本。
***CHIANTI CLASSICO 2016 キアンティ・クラッシコ 品種はサンジョヴェーゼ100% セメントタンクを使用し発酵と熟成を行っています。インポーター加藤さまは、「陰のある味わい」とサンジョヴェーゼの良さを表現しておりましたが、 当に表面的ではない奥行を感じる品の良さを感じました。更に飲み心地が良いため、あっという間に飲み干してしまいます。2016年は2015年にもましてキアンティの最良年と言われております。
【GRAN SELEZIONEの比較テイスティング】
今回は2014年に認可されたキアンティクラシコの最上級GRAN SELEZIONEを2種類飲み比べるという
素晴らしい企画を致しましたが、この2つの大きな違いは畑と品種です。 ジュリオ・ガンベッリはブルネッロ・モンタルチーノの品種サンジョヴェーゼ・グロッソを発見したビオンディ・サンティで若い頃に修行しており、おそらく彼がこのサンジョヴェーゼ・グロッソをビッビアーノに持ち込んだのではないかと言われており、現在CAPANNINOの畑ではサンジョヴェーゼ・グロッソが植えられております。
それから今でも信じ難いですが、先日他界された内藤和雄氏にスリーボンド貿易㈱が取り扱うべきワインを尋ねられたそうです。そこで、内藤さんはBrunello Montalcinoと比較して価格帯も考慮すると、Gran selezioneの素晴らしさを日本に広めるべきだとお勧めされたそうです。
***MONTORNELLO CHIANTI CLASSICO GRAN SELEZIONE 2014 モントルネッロ キアンティ・クラッシコ グラン・セレツィオーネ 品種はサンジョヴェーゼ100%
オーク開放樽発酵。トノーで24か月熟成。メンソールやフルーツの香りにスパイスやビャクシンの香りが重なる。しっかりとした骨格でタンニンバランスのとれた豊かで丸みのある上品な味わい。ラヴェンダーやローズマリーの広がりのある香りとドライな心地よい余韻が長く続く。
***CAPANNINO CHIANTI CLASSICO GRAN SELEZIONE 2015 カパンニーノ・キアンティ・クラッシコ・グランセレツィオーネ 品種はサンジョヴェーゼ・グロッソ100%
オーク開放樽発酵。大樽(2000L)トノーで24か月熟成。熟成した赤黒い果実やタバコ、チョコレートなどのスパイシーさの中に ミネラルやバルサミックなど複雑で豊かな香りを感じる。長く続く、非常にエレガントで旨味のあるタンニンと爽やかな酸味のバランスが良い、魅力的なワイン。良年のみ生産。
ーーーヴィンサントの中でもサンジョヴェーゼを50%以上使用する最高峰のOcchio di Perniceは6年樽熟成の時を経て頂くとてもエレガントなドルチェワインを最後に頂き、幸せな気分に浸りました。ーーー
***SAN LORENZO A BIBBIANO OCCHIO DI PERNICE 2011 オッキオ ディ ペルニーチェ ヴィン・サント 品種 サンジョヴェーゼ100%
栗樽とオーク樽で72か月熟成。琥珀がかった濃いゴールドイエロー。ドライアプリコット、桃、いちじく、 アーモンドなどの豊かなアロマが広がる。 繊細で口当たりが良く、エレガントでしっかりとした味わい。
■■■ 10月LTT ランチタイムテイスティング
会場はイル・フルロで開催いたします。
【日程】10月26日(土)12:00~14:00 (11:45開場)
【会費】IVS会員: 3,500円 ビジター:5,000円
※キャンセルチャージ:ワイン搬入日程上、10月23日(水)~100%