2025年3月23日 (日)

今回のロゼは豪華5種類の北から南のロゼを飲み比べしました。

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最近注目のロゼ、白ワインと赤ワインの要素を持ち合わせるので、お食事との合わせにも重宝します。

ロゼと一言でいっても、品種、色、製法、よって風味も違い、合わせるお食事も工夫できます。

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試飲したワインはこちら。品種も生産地もいろいろ!

①カンパーニア州 アリアニコ・サンジョヴェーゼ

ラ・グアルディエンセ スプマンテ ロザート・クイド NV 

②トスカーナ州

テヌータ・ディ・カペッツァーナ モンナ・1475 ロザート

③ヴェネト州

モンテ・デル・フラ バルドリーノ・キアレット 

④シチリア州

サラパルータ  ロゼ 

⑤プーリア州 ネグロアマーロ

トルマレスカ(アンティノリ) 

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石川シェフ、今回も素晴らしいお料理をご用意下さりありがとうございます。


■■ 3月LTT ランチタイムテイスティング

テーマ『ロゼ・ワイン Vino Rosato』  

【日程】3月22日(土)13:00~14:30 (受付開始12:45~)

【会場】新宿 牡蛎スター@新宿御苑前

【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円

 

2025年3月19日 (水)

5月10日(土)日本時間18:00~19:00 ブライダのカンティーナと繋いで開催します!

当主Raffaella Bolognaさん自ら登場されます!

私(Kyoko.M)が現地に行って、畑、カンティーナの様子をお伝えします。
更にブライダと一緒にテイスティング解説いたします。

近年バルベーラはネッビオーロに匹敵するほど重要視され、クオリティも上がっています。そのきっかけを作ったブライダについて学んでみましょう。

BRAIDA ブライダについて】バルベーラの地位を確立したブライダは歴史的に重要ですが、ピエモンテに居りますと現在もバルベーラ生産者のリーダー的存在だと強く認識します。
ピエモンテ州ロッケッタ ターナロ村は人口1400人余りの小さな村。豊かな自然に恵まれ、夏は熱く冬は寒いという大陸性気候で、砂質と粘土質が同程度の土壌。
創業者のジャコモ ボローニャ氏は天才的な感性を持った醸造家でもあり、酸が強く安売りされがちだったバルベーラを、畑の改良とバリックによる熟成で、味わい深いワインへと昇華させました。そのブライダを受け継ぎ発展させているのが、ラッファエッラとジュゼッペ。近年の地球温暖化への対応として東や北向きの畑を新たに購入するなど、彼らの挑戦は続いています。


◇◇◇ワインセット特別販売+イタリアの生産者とライブセミナー

皆さまには【特別ワインテイスティングセット】を4種類作って頂きました!
※複数ご注文可。※価格は消費税、送料込み(本州四国九州)(北海道はプラス440円)
 ※複数ご注文の場合
送料再計算され、よりお得です!

1⃣ (赤) 1本セット  11,800円
 バルベーラ ダスティ ブリッコ デル ウッチェッローネ
 Barbera D’Asti DOCG Bricco dell’ Uccellone
  バリックを使用し『伝説のバルベーラ』として世界的に知名度と評価が高い。

2⃣(赤+赤微発泡)2本セット  7,600円
 ①バルベーラ ダスティ モンテブルーナ Barbera d’Asti DOCG Montebruna
  大樽で熟成したバルベーラ100%

 ②ラ モネッラ  La Monella Barbera del Monferrato Frizzante DOC
ブライダで最初に造られた、バルベーラ100%の微発泡。

3⃣(赤+白)2本セット  7,900円
 ①バルベーラ ダスティ モンテブルーナ Barbera d’Asti DOCG Montebruna
  大樽で熟成したバルベーラ100%

 ②ラ レジーナ ナシェッタ La Regina Langhe Nascetta DOC
 ミネラルとフルーティのバランスが特徴的な土着品種ナシェッタ100%

4⃣(白+白)2本セット  6,950円
 ①ラ レジーナ ナシェッタ La Regina Langhe Nascetta DOC
 ミネラルとフルーティさが特徴的な土着品種ナシェッタ

 ②イル フィオーレ Il Fiore Langhe Bianco DOC
  シャルドネとナシェッタのバランス良いブレンド、2,3年寝かせると満足度上昇。

◇◇◇【日時】5月10日(土)18:00~19:00 @ZOOM利用
     参加できない場合も見逃し配信を行います。

【お申込み方法】Emailまたはフォームにて下記内容をお送りください。
 ◇氏名
 ◇配送先ご住所
 ◇電話番号
 ◇ご希望セットの番号と数量、
 ◇受取希望日・時間帯 (任意)
 ◇5/10Webセミナー参加/不参加
 ◇生産者へのご質問内容(任意)

 Email: ivsjapan.reg@gmail.com
 フォーム:http://www.ivsjapan.com/application.htm

 皆様のご参加をお待ちしております!ライブでお会いしましょう!

【ご協力:株式会社フードライナー】

IVS Japan

2025年2月27日 (木)

トリノでドルチェットの会に参加してみました。

Dolcetto di Diano d’Alba の生産者67社が集まる協会『I Sörì di Diano d’Alba』が主催。

ホームページ:https://www.soridiano.it/

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ドルチェットは1970年代ピエモンテで主要なブドウでした。その証拠に当時はドルチェットを1箱買ってくれた人にバローロ、バルバレスコをプレゼントしていたというのです。

確かにネビオロのタンニンは当時、飲み難いものという認識でした。そしてネビオロの人気が出ると、ブドウは植え替えられていきました。

海外からニーズが無かったのは、『ドルチェット』の名前から『甘いワイン』と想像される人が多いことも要因のひとつだそうです。

ドルチェットのDOCGはDIANO d'ALBA(ディアーノ ディ アルバ)の他にDOGLIANI DOCG(ドリアーニ)とOVADA DOCG(オヴァーダ)があります。

ドリアーニはランゲの南方、オヴァーダはアレッサンドロに位置します。Img_5729

協会名『I Sörì di Diano d’Alba』の「ソリ」はピエモンテの方言で「陽の当たる場所」

よって北向きの畑は認められないそうです。

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5種類のIL DOLCTTO DI DINANO d'ALBAをテイスティング;

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DIANO D'ALBA DOCG はドルチェット100%

1)VEGLIO  Luigi e Massimo MONTA GRILLO 2022 

ヴェリオ ルイジ・マッシモ https://www.vinoveglio.it/

位置は西側(バローロ側)、ステンレスタンク使用、外観は紫がかった赤、Rosso Porpora, Trasparente,Limpido, Poco consistente

赤ベリー系のフルーティで軽やかな飲みやすい一般的に知られているドルチェット。
ABBINAMENTI:タレッジョなどチーズ

2)GIANO DIANA I Sori di DIANO 2023

位置は南側、古い畑の樹を使用。ステンレスタンク使用。

外観の色は濃く、Rosso granato,Poco trasparente, Suff.limpido, Consistente

タンニンがしっかり、若さを感じます。
Abbinamento: ブレザオラのサラミ(馬肉) 

3)FRATELLI AIMASSO Diano d'Alba Docg  SUPERIORE Pietro 2021

フラテッリ アイマッソ https://www.aimasso.com/

今日の2番目のお気に入り!
スーペリオーレは良い年にしか造られない。アルコール度数15%

外観は濃いルビー色、Rosso rubino, Poco trasparente limpido, consistente

アルコールとタンニンがしっかりでバランスとポテンシャルあり。Bricco Ciabottoの標高の高い畑で日照をしっかり受ける。

セメントタンク使用。

4)STEFANO FARINA-TENTA SAN QUIRICO 2020

ステファノ ファリーナ https://stefanofarinawines.com/it/san-quirico/

ドルチェットで珍しいバリック熟成12か月

畑は標高400m、南側(アルバ側)砂質を含む土壌、柔らかい仕上がりで特に口に含んだ後、木の香りを感じる、余韻が長い。

5)LUIGI DROCCO- Sori' dei PIANI  2018

ルイジ ドロッコ https://vinidrocco.it/

今日の一押し!

土壌はマール、白い凝灰岩をベースに砂質の石灰土壌と粘土質土壌。畑は南東向き。生産量約700本。

ステンレスタンク使用、30日かけてアルコール発酵、ワインを移してほぼ自然酵母でマロラクティック発酵へ。8月にボトリングし18ヶ月の瓶熟成。

外観はルビー色、Rosso rubino 香りがブラックベリーやラズベリーなどのジャム、優しい花の香りがあり、6年の熟成でタンニンもまろやか、飲み頃ですが、あと2年は楽しめそう。

アルコール14.5%

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2025.2.25 DOLCETTO di DIANO D’ALBA マスタークラスは SALONE DEL VINO TORINOの一つのイベント Kyoko M

2025年2月19日 (水)

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ブドウ品種'モンテプルチャーノ’を使用したワイン4種をテイスティング。

【ロゼ】カンティーネ・ムッチ
     チェラスオーロ・ダブルッツォ DOC 2023
     スリーボンド貿易(株)

【赤】ウマニロンキ
    サン・ロレンツォ ロッソ・コーネロ DOC 2022
    モンテ物産(株)
【赤】バローネ・ディ・ヴァルフォルテ
    コッレサーレ モンテプルチアーノ ダブルッツォ DOCG 2020 
    (株)SAANO
【赤】アウソニア
    アポッロ モンテプルチャーノ ダブルッツォ コッリーネ テラマーネDOCG 2021 
    (株)MONACA

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オーナーシェフの修さんがイタリア帰りで、モンテプルチアーノに合わせたアッビナメントをご用意。

素晴らしかったです。

◎前菜盛り合わせ

◎マルケの賄い風パスタ

◎子羊のモンテプルチアーノ煮込み

◎自家製リコッタのムース

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■■2月LTT ランチタイムテイスティング

テーマ『モンテプルチャーノ』

【日程】2月15日(土)12:30~14:00 (受付開始12:15~) 

【場所】オステリア・ラ・ブーカ(尾山台)

   世田谷区等々力4丁目13−18 ベルステージ尾山台 1F

【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円

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さて、来月は 『VINO ROSATO ロゼワイン』のポテンシャルを追求してみたいと思います。

【日程】3月22日(土)13:00~14:30 (受付開始12:45~)

【会場】新宿 牡蛎スター@新宿御苑前
   東京都新宿区新宿1-23-5 サンサーラ御苑

【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円

お申込みはこちら:http://www.ivsjapan.com/application.html

2025年2月14日 (金)


今年のテーマは品種『サンジョヴェーゼ』で造るワインのテイスティング比較

~ Degustazione per approfondire il vitigno Sangiovese

サンジョヴェーゼで造る6種類のワイン+サプライズワインを比較しながら、それぞれのテロワールの違いを理解、知識を深めます。

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Brunello di Montalcino, Chianti Classico, Morellino di scansano, Nobile di Montepulciano, Sangiovese di Romagnaほか イタリア人講師のセレクト‼

【開催日時】 2025年 2月 8日(土)10:30-14:30  (休憩含む)

【場所】アカデミー・デュ・ヴァン青山校(教室)
           東京都渋谷区神宮前5丁目53−67 コスモス青山ガーデンフロア B2F

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満席の18名が参加されました。

テイスティング力を身に着けて頂くための実践的な内容で、WSAイタリアワインソムリエ基礎を受講、合格された方だけが受講できます。

品種のことや、普段のテイスティングで疑問に思っていることなど、疑問を解決して頂ける機会でもあり、大いに盛り上がりました。


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サプライズワインはマグナムサイズで登場! イタリアより持ち帰って参りました。



次回9期コースにご興味がある方へお問合せはこちらです。

2025.2  WSAイタリアワインソムリエ事務局

      

今年もイタリアからイタリアワインソムリエWSA(Worldwide Sommelier Association)FIS-認定講師2名が来日しての開催。

Bibenda(FIS)ーWSAイタリアワインソムリエ第8期生が誕生しました。

北海道や日本海側は大寒波という中、札幌や新潟他からの参加者も無事到着されて、5日間の濃厚なコースを終えられました。

そして、全員で合格出来ました事、嬉しい限りです。Congratulazione!!!

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第8期WSAイタリアワインソムリエコース 

【コース内容】
・イタリア各州のワイン
・食事との合わせ方(アッビナメント)
・試験 ※基礎コース全て受講後に実施
【日程】2025年 2月5日(水)〜 2月9日(日)

【参加人数】24名
【スケジュール 】 2月5日(水)10:00-18:30 
    2月6日(木)10:00-18:00 
    2月7日(金)10:00-18:00 
    2月8日(土)10:00-18:30 
    2月9日(日) 9:30-17:30 

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基礎コース1 「イタリア各州のワイン」ではイタリアを旅するように北から南の島まで順に20州に

ついて、地形、気候、ワインに関する歴史、土着品種、更に伝統品種、生産量、格付けワイン、生産者、

郷土料理や郷土食材と紹介していきますのでイタリアが難しいと思われる方にも整理ができる機会と

なります。

また、講師はイタリア現地の方なので最新の話題やエピソードなどもあり、他ではなかなか聞けない内容です。

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更にテイスティング力をつけるため、基礎から行います。5日間で28種類以上のテイスティングを

実施しますので、それも毎日ですから身に付きやすいです。

またイタリア語表現で覚えられるのも、イタリア人講師ならではの醍醐味です。

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アッビナメントコースではアッビナメントシートを使ってテイスティングします。食事の感覚を取る

のはなかなか日常的にことではないため、大変興味深いポイントです。

ワインはお食事と合わせることで、ワインもお料理も更に美味しく、相乗効果を生む力があります。
イタリア全土20州で、土地ならではの個性豊かなワインが造られるように、各土地で伝統的に作られる郷土料理も沢山あります。 

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パスタや米の穀類、肉類、トリュフを含めた野菜類、チーズ類、ドルチェまで順にテイスティング

のための感覚分析を学習します。

毎回、全国からイタリアワイン愛好家や、飲食業、ワイン関連に携わる方が集まり、コース参加の皆さんが交流され、情報交換の場となっております。

今回はご夫妻でのご参加もありました。

本コースが単なる講義や資格取得だけでなく、こうした出会いや交流が深まり、またイタリアワインを発信する大使の役割を担って頂きたいという願いを込めて開催しております。

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全コースを修了され、試験に合格された方にはWSAーFISよりイタリアワインソムリエのCertificato(資格証)とタストヴァン、ソムリエバッジが授与されました。

WSAイタリアワインソムリエ合格おめでとうございます。

次回9期コースにご興味がある方へお問合せはこちらです。

2025.2  WSAイタリアワインソムリエ事務局

2025年1月28日 (火)

今年はディナータイムテイスティングとして 毎年恒例の泡スプマンテで新年を祝いました!

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イタリア3大メトード・クラシコであるフランチャコルタDOCG、トレントDOC、
アルタランガDOCGに加え、オルトレポ・パヴェーゼのピノ・ネロのスプマンテを
ディナータイムにゆっくり味わっていただきました。
 
【テイスティングワイン】
 
①La Travaglina / Oltrepo Pavese Pinot Nero Spumante Amarillis(DOC)
 
②Quadra / Franciacorta “GREEN VEGAN” (DOCG)

③Ferrari / Ferrari Maximum Blanc de Blancs(DOC)

④Contratto / Millesimato Alta Langa Spumante Pas Dose2020(DOCG)

⑤Bibbiano / Chianti Classico2020(DOCG)

勉強会の資料はこちら(瀬戸氏作成) 

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今回はドサージュの実験を行いました。
 市販の超炭酸水500ml 4気圧以上を3本用意し、
 1本目は、そのまま
  2本目は、3gのグラニュー糖(コーヒー用のスティック砂糖1本3g)を入れ、6g/lとし、
 3本目は、同スティック砂糖を2本を入れる。 12g/l ブリュットの最大の糖度にして

糖分の違いを皆さんに体験して頂きました。

今回の人気投票は以下の通りです。

1位 アルタ・ランガ 5
2位 フランチャコルタ 4
3位 フェラーリ 3
4位 オルトレポ 3

 
 

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【日時】1月24日(金)19:00-20:30 (18:45 ~開場)
【会場】IL FURLO @大手町
    千代田区内神田1-2-6 
 
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2月のランチタイムテイスティングのご案内
 
テーマ『モンテプルチャーノのワイン』

日程】2月15日(土)12:30~14:00 (受付開始12:15~) 

【場所】オステリア・ラ・ブーカ(尾山台)

   世田谷区等々力4丁目13−18 ベルステージ尾山台 1F

【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円

※当日の入会で会員価格が適用されます。
※キャンセルチャージ: 2月8日(土)~100%

お申込みはこちら:http://www.ivsjapan.com/application.html

 
2025年1月22日 (水)

 オルトレポパヴェーゼの標高380mの丘陵地モンタルト・パヴェーゼに約40haの畑を所有する。この辺りは白ブドウとバルベーラを栽培し、7㎞ほど離れたチゴニョーラでは黒ブドウ、コラティーナとウーヴァラーラを栽培している。モンタルト・パヴェーゼの城を背景に畑が広がっている。

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年間15万本の生産量。現在の当主は3代目にあたる家族経営。SaraさんとStefaniaさんの姉妹がカンティーナを管理し、弟が畑を管理している。母親は現役のスーパーバイザーだそうです。

ですから祖父の代に始まったワイナリーで、70年代にようやくあらゆるタイプのワイン造りを取り入れて発展してきました。この辺りは Valle di Rieslingリースリング溪谷と呼ばれるほど、リースリング栽培に適している。粘土質と石灰石が広がる土壌で、ミネラルをブドウに与えてくれる。別の黒ブドウが多い畑では砂質が多く含まれる。

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写真右)SARAさんが持っている石がこの辺りに見られる石灰質石。

【収穫について】

近年の気候変化によって収穫時期は約2週間前倒しとなり、ブドウは健康だが小さく、糖度が高い状況で
摘むことになる。よって最近は白ワインでも14-15℃、赤では16℃と高めである。

やはり温暖化で注意するのはブドウが完全な状態で収穫されること。既に潰れていると酸化やカビが
発生し易くなります。また収穫から圧搾までの時間を出来るだけ短くしています。

機械摘みの場合、ブドウの樹を強く叩いて果実だけを取り込み、枝は残します。それだけ、果実を潰し
易い状況になるのです。よってメトドクラシコのスプマンテ用のピノネロは手摘みで1かごに18kgまで
取り込んだら次のかごへという風に潰さないよう注意を払っています。
2024年はその前、一昨年前も干ばつに悩まされたのに対し、春、秋と大量の雨が長く続いたことで、
畑の管理に苦労を要した。収穫量は40%の減少、とりわけクロアティーナは遅い収穫時期のものなので、
更に減少した。

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ここも人手不足もあり機械化を進めている。畑は縦に栽培し(Ritocchino)機械が入りやすい仕様に
変えた場所も多い。栽培仕立てはグイヨ仕立て、特に機械化を進めているところは、高めのカザルサ
Casarsaを採り入れている。

2020-2021年は雪が沢山降ったそうで、真っ白な畑の写真があった。雪や氷の重みでブドウの樹の枝が
折れる音が聞こえたそうです。しかし、ブドウの樹は休眠期なので全く悪影響はなく、むしろ雪が
じわじわ溶けて土深く水がしみ込んでいくことが、土壌にはとても有効である。

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ピノネロ・メトドクラシコ・スプマンテの醸造

写真左のジャイロパレット(動瓶・ルミアージュ作業)は木製で珍しい! 
彼らも少量しか持ってなかった為追加注文したが、もう作ってないそうです。
写真右の手動ルミアージュはもう使用していない。

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右上の写真をよく見ると、ひとつ穴が開いているのが分かりますか?

全てマニュアルで並べているそうで、たまに起きてしまうそうです。

ピノネロの長期熟成に向いている性質から4-5年は酵母Lievitoとのコンタクト(2次発酵)を行います。試験的に15年ものもあります。

年間約50,000本の生産をしているが、澱引き(デゴルジュマンSboccatura)は同時には行わない。
出来るだけ酵母とのコンタクト期間を長くするために、年に数回に分けて澱引きを行います。
デゴルジュマンの機械は専門の車両サービスに依頼している。車両内に最新の設備を整えて
必要な時にやってきてくれるので、ボトルを運ばなくてよく、また費用的にもコストダウンできる。

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【BUTTAFUOCO Fajro DOC 2021】 ブッタフオコDOC

 火を放つという意味の名前で面白いこのDOCは限定的に生産されている。

 7つのCOMUNE(村)に制限されている。
 クロアティーナ50% バルベーラ 40% ウーヴァラーラとヴェスポリーナ 10% 
 規定では義務ではないが、基本的にタンニンしっかりなため、樽を使用して熟成させます。

 クロアティーナはフェノール熟成が遅く、皮が厚い。ボディを与える。
 バルベーラは皮が薄く、繊細。ちょっとした雨などの刺激で破れやすい。酸を与える。
 ウーヴァラーラは色を与える。ヴェスポリーナはタンニンとスパイス香を与える。
 ブレンドなので各品種の特徴によってバランスのよいワインが生まれる。

 収穫は同時に行うので、各4種のブドウがいい状態である時を見分ける必要がある。

[ワインテイスティング]

【RIESLING O.P. DOC BRINA】リースリング DOC ブリーナ

※アルトアディジェで開催されるリースリング・コンクールで上位に入り、注目されている。
ブドウ:リースリング・イタリコ
手摘み収穫後、出来るだけ早めにソフト圧搾を行い、フレッシュさを保っている。その後
温度管理されたステンレスタンクで醸造し、ボトリングまで寝かせる。

色は薄い麦わら色で緑がかっている。香は強くフローラル、フレッシュなトロピカルフルーツ
やリンゴなど味覚でも酸がしっかりあり、ほんのり苦味を感じる余韻が長い。
アルコール度数
13% vol


【PINOT NERO METODO CLASSICO BRUT MILLESIMATO DOCG 2018】

 ピノネロ・メトドクラシコ ブルット ミッレジマート2018 DOCG

受賞したワイン! 標高の高い畑で栽培、36カ月以上酵母とのコンタクト(Presa di Spuma)
栽培仕立ては カザルサ casarsa (高めの仕様)
残糖度 5g/L  Brutと表示しているが、Extra Brutのカテゴリーでもある。
イタリアは残糖度低めが流行っているようです。

澱引き(Sboccatura)は一斉に行わないので記載するようにしている。2024年11月と記載。
アルコール度数 13%
手摘みでソフト圧搾。ステンレスタンク17-18℃でアルコール発酵。ワインベース、
糖、培養酵母(ティラージュ)を加えてボトリングー12~14℃で2次発酵へ。

36か月以上酵母とのコンタクトを行う。

澱が固まらないようにルミアージュ(動瓶)を行い、販売前に澱引きをして栓をします。

色は輝きのある麦わら色。気泡は細やかで持続性がある。パンの外側の硬い部分の香りなど。
酸がしっかり、エレガントな仕上がり。

【BUTTAFUOCO DELL'O.P. DOC FAJRO】
 ブッタフオコ デッロルトレポパヴェーゼDOC ファイロ 2021

4種類のブレンド
木樽(使用済み)で2年の熟成を施す
アルコール度数 16.5%
色は濃いルビー色。香りはベリー系のジャム、スパイス香が強く感じられる。口に含むと
ボディのしっかりとした余韻が続く。

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HP:https://www.cadelge.com/it/
2025年1月訪問 Kyoko M 

2025年1月21日 (火)

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オルトレポパヴェーゼのほぼ真ん中に位置する、標高約500mの場所にカステッロ・ディ・ステファナゴ、まさにお城の中のワイナリーがある。

約140haの所有地のうち20haのみブドウ栽培に使用している。

これはステファナゴの哲学である『BIODIVERSITA’多様性を守る』為であり、森によって他からの汚染を防ぎ、鳥が止まる木々やえさが確保され、蜂による受粉で花が咲き作物が育つといった自然のバランスを守っている。

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Giacomo Baruffaldi氏は城のオーナーであり伯爵のタイトルを持つが、とても親しみ易い考えを持っている方です。ワインの需要が低迷する要因には、ワインは仲間と楽しむもので主人公になる必要がない。品種やワイン名の知識が必要という固定観念があり、自由に味わえない現状があるという。そこに見えない壁ができ、ワインを難しいドリンクと捉え、特に若者のワイン離れでビールやジンなど他のアルコールに流れている。



実はイタリアでは今大きな問題となっているのが、飲酒運転の取り締まり強化である。0.5という数字を超えると直ぐに免許はく奪というので、レストランで外食した際に飲まない傾向が、むしろ外食を控える傾向があるそうで、レストラン業界、ひいてはワイン業界は大きな痛手を負っている。

日本では既に厳しいのですが、イタリアは車でしか行けないレストランが沢山あり、警察のコントロールもないに等しかったので、普通に飲んで運転して帰っていたのがこれまでの現状です。

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ビオロジックの認証を取っており、さらにナチュラルな製法として、添加は一切行わず、

唯一亜流酸塩は必要なときだけ、最大30mg/Lまで添加する。通常ビオは白ワインで150mg/Lなので、非常に少ないことが分かる。

年間6万~8万本生産しており、大きく2つのラインがある。

Stefanago:ブドウ本来の味わいを表現するため、基本完熟を待って醸造する。

②Stubenagh:10年前に出来たラインで、アルコール度数12%までの飲みやすく、形式ばらずに楽しめるワイン。

 中にはシャルドネのオレンジワインをOrangiosauroオランジオザウロと名付けたり、

 PIWI(Bronner)を使用したりと、果敢に新しい技法で有効なものにチャレンジしていると思う。

その他、各種マグナムサイズ(Grandi formati)とピノネロやリースリングの長期熟成タイプがあります。

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2021年はイタリア全体で一番生産、販売が伸びた年で、これはコロナの影響が大きい。ステファナゴも同様でその後少し落ちたがそのまま維持してるというので素晴らしい。昨年度は輸出より国内需要が伸び、輸出先はアメリカ、日本、北欧、ベルギー、フランスなど、新しいところでは韓国が伸びているそうです。 

 彼のスプマンテはアンセストラーレ方式を用いているのだが、目的は完熟したブドウを使用したいからである。Giacomoさんは、通常のスプマンテとの違いが分かるように、スプマンテ製法の基礎を話してくれました。 「ブドウの収穫は糖度が11~11.5%に達した時点で行う、つまりフェノール熟成(Maturazione Fenolica)の前に行い、糖25g/Lと培養酵母を加えてアルコール発酵を行うことで、12.5%のアルコール度数のスプマンテに仕上がる。」

彼の場合は、完熟を待って収穫するため度数は熟成度合いによる。自然酵母を使用し、ブドウに含まれる糖を食べてアルコール発酵、そのままボトルに詰め、発酵は持続する。澱とのコンタクトは24か月~100カ月まで幅広いバージョンを造っている。

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【24か月のピノネロのスプマンテのテイスティング】
 アルコール度数13%、気泡はとても細かく、持続性もある。
 完熟したブドウは通常のピノネロのようなベリー系の香りではなく、トロピカルな完熟したフルーツ
感じさせる。さらにミネラルがしっかり。その証拠に土壌は20-30m粘土とシルト、砂質、
その下には石灰質
土壌が広がっている。香はフローラルで心地よいバルサミックとどんどん発展して
いく。これが楽しい。

まろやかさと酸度のバランスが良く取れている。ボディがあるので食事とのアッビナメントも楽しめる

Stefanago_chardonnay

【Cuve'e 48か月 ピノネロ80%、シャルドネ20%スプマンテのテイスティング】

ピノネロのスプマンテは上記と同様にアンセストラーレ方式で造られ、デゴルジュマン(澱引き)の時に樽熟成したシャルドネを加えて仕上げます。

色は黄金色、香り風味共に複雑で豊か。48か月経過だけに発展が進みミクロ酸化が見られる。注いで直ぐは上部に銅色のベールがあるが、時間とともに沈んでいき透明感が出てくる。

シャルドネ、樽使用からバター香、ナッツが感じられ、同時に酸があるので、泡が落ち着くとスティルワインのような感覚が残り、リゾットなどしっかりアビナメントを楽しみたい。とにかく発展していくのでゆっくり味わいたいワインです。

【ピノネロのロザート 60か月のスプマンテ 2018】開けて1週間のテイスティング
色は銅色、数時間果皮とのマセラシオンを行っている。泡は少ないが未だ存在し持続性もある。
完熟ブドウから来る濃厚な香りと味わいが楽しめます。

【ヴィーノ・アロマティッザート】
アルコール7%なのでワインではなく、ヴィーノ・アロマティッザートのカテゴリーとなる。

残った搾りかすを水で洗ってアルコール発酵させる。 地域によるがこの辺りは ワインと名乗る
には9%以上のアルコールが必要。 酸の高いドリンクで、カルボナーラなど食事と合わせたい。
この製法は昔から伝統的にあり、この辺りではグラーナ(Grana)と呼ばれるそうです。

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【リースリング】アルコール度数13% 

 いわゆるぺトロール香(炭化水素、焼けたゴムといったイタリアの表現もあります)はしっかり
あるが、完熟したブドウのフルーツの香りが凝縮しているのがこのワインの特徴だと思われる。
お花はエルダーフラワーなどバルサミックな香りも広がります。とても酸が高く、若く感じるのは
スクリューキャップに変えてから大きく変わったそうです。

【ピノネロ Sbarbatello】アルコール度数13% 

 ピノネロ100%、シンプルな製法。果皮とのマセラシオンを行っている間に、ほんの一部はセミカルボニック・マセレーションによって自然発生のガスを作りだす。その後ステンレスタンクで発酵させ、寝かせてボトリング。ノンフィルター。


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HP:https://www.castellodistefanago.it/

2025年1月訪問 Kyoko M 

2025年1月20日 (月)

今回イタリアはBibendaの専任ソムリエ講師Mimmaさんとオルトレポパヴェーゼに住むジャーナリストLucianaさんの協力で、オルトレポパヴェーゼを訪れ、歴史から現在のワイン事情を掘り下げて参りました。

オルトレポパヴェーゼはイタリア内でも認知度が低いエリアですが、ワインと食、ツーリズムのポテンシャルが高いことに注目し、Lucianaさんの友人、ヴァルツィのマラスピナ城に住む伯爵も協力下さり、日本市場に広めるプロジェクトを考えています。

1.オルトレポパヴェーゼはどこにある?

Oltrepoopavese_5 ミラノがあるロンバルディア州の南部に、横断するポー川で三角形に切り取られた場所

 現地ではブドウの房の形と呼ぶ。

 オルトレポとはポー川の向こうという意味

⇒⇒ワイン造りの大半はこの北東部分に集中しており、標高200-250m

  ⇒Ca' del Ge' (今回訪問したワイナリー)標高350m

⇒⇒カステッロ・ディ・ステファナゴ今回訪問したワイナリー)ほぼ真ん中に位置し、標高550m

⇒サラミDOPで有名なヴァルツィの町

 マラスピナ城ー現在も伯爵が住む 

⇒南にはアペニン山脈、最南は標高1700m


ピエモンテ州、エミリアロマーニャ州、リグーリア州に囲まれ、北側はポー川という自然の境により、北側の都市パヴィアやミラノへ、南リグーリアの海から届く品を運ぶ道(塩の道)として、文化、商品の行き交う場所として歴史的に発展してきた場所である。

2.どんなブドウ品種が栽培されているのか? 

ブドウ栽培はローマ時代に遡ります。現地の人が言うには土壌は豊かでどんな品種でも上手く育つため、逆に個性を打ち出せずに来てしまったそうです。

基本的な土着品種は、バルベーラ、クロアティーナ、ウーヴァラーラ、ヴェスポリーナ、コルテーゼ ビアンコですが、近年DOCGにも認証されているピノネロのメトドクラシコのスプマンテが、世界的に評価されるほどレベルが高く、ピノネロの栽培も増えています。世界で3番目の生産量。

またValle di Riesling(リースリング溪谷)と呼ばれる地域があるように、リースリング・イタリコを中心に、リースリング・レナーノもクオリティが上がっており、今回訪問したワイナリー『Ca' del Ge'』はイタリア国内リースリングコンクールで、アルトアディジェのリースリングと並んで受賞しています。

3.ブドウ栽培エリアは? 

ポー川の近くの生産が多いので平野部のワインと思われがちだが、平野は少なく、南のアペニン山脈に向かって標高は1700mにまで達する地形。約13,000haの広大な栽培地。 

ロンバルディア州のワイン生産量の約65%を占めます。約160のワイナリーが存在します。

ワイン造りの大半はこの北東部分に集中しており、標高200-250mの丘陵地の第1段階にあたる。

ワイナリーCa’ del Ge’は350m~の丘陵地第2段階。

ワイナリーStefanagoは500m~の丘陵地第3段階、ここからはアペニン山脈に向かって標高は上がっていきます。

 4. ワインの種類は? 

原産地呼称(Denominazione)は7つあります。

DOCGは1つ:オルトレポパヴェーゼ DOCG メトドクラシコ ピノネロ(ロゼ・クルアゼも含む)l’Oltrepò Pavese DOCG Metodo Classico Pinot Nero (anche versione Rosé – Cruasé)

DOC 6つ:

‐ Buttafuoco dell’Oltrepò Pavese DOC

‐Bonardadell’Oltrepò Pavese DOC

‐Oltrepò Pavese Pinot Grigio DOC

‐Pinot Nero dell’Oltrepò Pavese DOC

‐Sangue di Giuda dell’Oltrepò Pavese DOC ※ドルチェワイン

‐ Oltrepò Pavese DOC(Barbera, Pinot Nero (bianco, frizzante e spumante),Riesling)

 5.塩の道はここにもあるんです!

 『VIA DI SALE』塩の道は、ローマに続くアドリア海のチェルビア塩田からの道や、ジェノヴァからフランスに続くピエモンテを通過する道(ここからアンチョビは生まれた)などが有名だが、ジェノヴァから塩といっしょにあらゆる商品が入って来て、北のパヴィアやミラノの人が多く住む都市へ運ぶためにできた道であり、その通過点の中心がヴァルツィ、商人の集まる場所で、ワインやサラミなどの郷土食材と物々交換していたそうです。

そこから生まれたのがヴァルツィのサラミ!

 6.ヴァルツィのサラミ Salame di Varzi DOP 

Varzi_salami 風味の優しさが特徴的!

 レシピの特徴として、肉は脂肪分の少ない部分を使用します。そして塩漬けする際に、胡椒を丸ごと入れ、ニンニクを漬け込んだ赤ワイン、通常バルベーラを加えます。ニンニクは直接入らないため、優しい風味が生まれるのです。

 【サラミの食べ方】皮は取り除きます。手で割ってまず香りを楽しみます。サラミそれぞれ違います。胡椒も一緒に頂きます。手で食べる事で美味しさが増すそうです。



Tortamandorle

余談ですが、TORTA DI MANDORLE(アーモンドのタルト)も名産だそうで、驚くほど素朴な風味と食感が病み付きになります。



 7.マラスピナ城 ‐ヴァルツィ 

中世時代の城がいくつも残っており、国や地域で守られてはおらず、すべてプライベート。よって維持が大変です。 ヴァルツィの有名なお城はここマラスピナ城は12世紀から1700年代にかけて徐々に増築されたそうです。

こちらにお住まいの伯爵(Conte)とのランチにお招きに預かり、ヴァルツィのサラミとアーモンドのタルトを頂く機会に恵まれました。エンリコ・オデッティ伯爵(オーナー)はとても紳士でいい声 Bella voce! で話されていたのが印象的でした。

2部屋あるダイニングはパーティ、セミナールーム、披露宴会場としても使用できるそうです。

ホームページ:Castello Malaspina di Varzi 
https://castellodivarzi.com/

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2025 年1月訪問紀 LCIイタリアカルチャースタジオ Kyoko M

さてワイナリー2社については、こちらをご覧ください。

カステッロ・ディ・スフテファナゴ Castello di Stefanago ⇒クリック

ビオ、ナチュラルワインを中心にした造り手でやはりこちらも伯爵ですが、Giacomoさんはとても親しみやすい方でした。

カーデルジェ Ca' del Ge' ⇒クリック

家族経営で、姉妹が主に舵を取っているワイナリー。リースリングは素晴らしかったです。


オルトレポパヴェーゼ・ワイン保護組合のホームページ(日本語)
https://jp.consorziovinioltrepo.it/