2020年10月 6日 (火)

今回のLTTは、会員の方々からのリクエストにお応えし『赤ワイン飲み比べ』をテーマに開催いたしました。
新型コロナ対策としてスパッカナポリの大広間パーティ会場に変更し、よりゆったりとした空間で人数を限定し、スプマンテ1種類、赤の土着品種4種と、お食事をお楽しみ頂きました。

120228983_648161372752554_137593689

120268698_427836714861999_1278770_2



【今回のテーマ】赤ワイン飲み比べ!イタリア土着品種の飲み比べ!

ネロ・ダーヴォラ種
ネロ・ダヴォラ(Nero d’Avola)とは、イタリアのシチリア島原産の赤ワイン用ブドウ品種で、シチリアの土着品種。
非常に色が濃く力強いワインとなる。
品種名はイタリア語で「アヴォッラの黒」を意味し、島の南東部のアヴォッラの村の地名に由来する。
シチリア島、サルディニア島のかなり広い地域で栽培されており、カラブレーゼとも呼ばれる。
温暖で乾燥した気候を好む品種で、シチリア島のシラクーザ県南部の町であるノート、ブォニヴィーニ、パキーノは、ネロ・タヴォラを使った高品質のワインが造られることで知られている。

アリアニコ種
アリアニコ(Aglianico)の産地はギリシャであり、イタリア南部への移住者によって持ち込まれたと言われ南部イタリアの全州で栽培されている中でもカンパーニア州とバジリカータ州がアリアニコワインの2大生産地です。名前の由来は、ラテン語で「ギリシャのブドウ」を意味する“vitis hellenica” から。古代ローマ時代に作られていた。
アリアニコの最大の特徴は、なんといってもしっかりとしたタンニンと、豊富な酸味です。

バルベーラ種
バルベーラ (Barbera) はイタリアの赤ワイン用ブドウ品種であり、2010年の時点でイタリアにおいて サンジョヴェーゼとモンテプルチャーノ、メルロに次いで)4番目に栽培面積の大きな黒ブドウである。
ピエモンテ州のモンフェッラートを原産とする土着品種でピエモンテ州の他にはその東隣のロンバルディア州でも広く栽培されています。バルベーラは収量が高く、そのワインは深い色味とフルボディ、控えめなタンニン、強めの酸味で大半のワインは、エレガントというよりはチャーミングな印象で樽を使用した場合、果実味が抑えられて香ばしい風味や複雑味が増します。

モンテプルチャーノ・ダブルッツォ種
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ (Montepulciano d'Abruzzo) は、イタリア中央東部アブルッツォ州産のワイン用ブドウ品種、モンテプルチャーノから作られる、イタリアの赤ワインである。
深いルビー色をしており、サクランボやナツメグ、シナモン、軽く炒ったアーモンドなどの香りが感じられます。柔らかなタンニンが心地よく、プラムやクワの実、マラスカや野生のイチゴが感じられます。
生産者によって2年以上の熟成を経たワインには、リゼルヴァの表記を付けてもよいことになっており、今回のワインである。

120250100_369967681048340_374472313

【ワインリスト】

①ワイン名:セッテンブリーノ・ソアヴェ・スプマンテ・ブリュット ミレッジマート 2019   12.0%
メーカー:レ・バッティステッレ社

産地:ヴェネト州

ブドウ品種:ガルガーネガ 100% 
標高250m、南東斜面、石灰質主体の混成土壌 樹齢は、平均10年

醸造:バッティステッレ、ロッコロ・デル・ドゥルロ、モンテセイのぶどうを9月中旬に手摘みでぶどうを収穫し温度管理したステンレスタンクで15日間発酵、その後60日間二次発酵。
特徴:淡いレモンイエロー。細やかな泡立ち。青りんごのフルーティな香り、(トースト)、華やかなフローラルな香り。

味わいは、フレッシュな果実味と心地よい酸味で優しい口当たりでバランスがよく、後味にミネラル苦みを感じる辛口なスパークリングワイン。
料理:アペリティフ、アンティパストに合わせる。

②ワイン名:ネロダーヴォラ 2019 DOC  13.0% 人気度 6/22
メーカー:フナロ社

産地:シチリア州

ブドウ品種:ネロダーヴォラ

醸造:手摘みでぶどうを収穫。 ステンレスタンクで発酵、熟成し、その後瓶内で2ヶ月熟成。

特徴:紫がかったルビーレッド。チェリーやブラック・ベリーなどのベリー系果実の香り、若いためにMLFの香りもある。
味わいは、フレッシュな果実味が豊かで、酸とバランスが非常によい。フレッシュな辛口赤ワイン。
料理:トマトのパスタ(ノルマ)に合わせる。

③ワイン名:ポルコネーロ アリアニコ 2019 14.0% 人気度 6/22
メーカー:ポルコネーロ社

産地:カンパーニア州 

ブドウ品種:アリアニコ100% Vallo della Lucania (チレントの最南端)の畑 石灰質を含む粘土質土壌

醸造:アルコール発酵後ステンレスタンクにて約8カ月熟成。その後瓶内熟成後出荷

特徴:ルビーレッド、チェリーレッド。赤系ベリーの香、シナモン、クローヴ、まだ若いためキャンディ香あり。
味わいは、豊かな果実味と生き生きとした伸びやかな酸、鉄ぽいミネラル、厳格さを感じる辛口赤ワイン。        
料理:地鳥のソティや中華料理全般。

④ワイン名:バルベーラ・ダルバ ヌエラ  2018 13.5% 人気度 16/22
メーカー:エリオ・フィリッピーノ社

産地:ピエモンテ州 

ブドウ品種:バルベーラ 100%

醸造:9月末手摘みで収穫。圧搾後除梗。5~7日間26~28℃で発酵。フレッシュな果実感を残すためにステンレスのバットに静置。その後オーク樽で数か月熟成し、翌春ボトリング。

特徴:赤紫がかったルビーレッド。熟したブラックチェリー、クローヴ、黒コショウ、たばこ、バニラと複雑な香り。
味わいは、豊かな果実味とバルベーラらしい伸びやかな酸味と滑らかなタンニンがあり、旨味を併せ持ったエレガントな辛口赤ワイン
料理:バーニャカウダ、肉料理、ボリート、熟成したチーズに合わせる。

⑤ワイン名:アイレス モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・・リゼルヴァ  2015 DOC  14.0% 人気度 15/22
メーカー:ディ・カミッロ社

産地:アブルッツォ州

ブドウ品種:モンテプルチアーノ 100% 

醸造:セメントタンクで発酵し、その後セメントタンクとバリックで24カ月の熟成、6カ月の瓶熟成。

特徴:濃いルビーレッドから若干ガーネットへ。プラムやカシス、ブラックチェリーの香り、カカオ、コーヒー、タバコ、リコリス、クローヴ、黒コショウなど複雑な香り。
味わいは、ふくよかで豊かな果実味とこなれたタンニンと酸味で非常にバランスがとれた辛口赤ワイン。料理:肉料理全般、熟成したチーズに合わせる。


今回の生産者(MAP): クリックで拡大

Image5

【お料理】

120367640_1019179158531745_32587601

120279388_671961020192720_699774106



120189648_685958112019965_447981520

120283323_826414524762881_605541393



120400198_1697315903773077_11782506

120279850_386316929045645_268347023



【今回の会場】

Spacca Napoli (スパッカナポリ)

東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友三角ビル52F

WEBページ

 

 

10月も、イタリアワインをお愉しみいただける機会をオンライン(10/10)・リアルワイン会(10/24)と予定しております。
 
IVS JAPAN

■■■2020年9月 IVS Japan ''リアルワイン会 ” 

  コロナ対策として、大広間のパーティ会場にてゆったりとした空間で人数限定で開催します!

『イタリアの赤ワインを飲み比べ』をテーマに!  募集中! 残り5席!

【日程】9月26日(土) 13:00 ~15:00(開場12:30~)

【場所】スパッカナポリ

東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友三角ビル52F

【会費】会員:4,000円  非会員(ビジター):6,000円 

※当日の入会で会員価格が適用されます。
※キャンセルチャージ:9月22日(火)~100%

2020年8月31日 (月)

2020年8月29日、日本は夕方、トスカーナは11時~開催したテイスティング会は
インポーター『プリマヴェーダ㈱』大槻様のご提案で実現できました。
 
現地から送って下さったビデオでは畑のブドウや、お城の外観、お部屋の様子がよく分かります。
 一度行ってみたくなりました...
このビデオを楽しみにながら、ポテンティーノのワインを堪能されてはどうでしょうか。
 
 
【テイスティングワイン】

Vino


①ポテンティーノ
"Sacromonte" サンジョヴェーゼ IGT Toscana 2013

【小売価格4,180円】

聖なる山アミアータにちなんだSacromonteという名のサンジョヴェーゼ100%のバックビンテージ2013をIVS限定で破格で出して頂きました! 

②ポテンティーノ "Lyncurio" ピノネロ ロザート IGT Toscana 2018

【小売価格4,380円】

  フランスのシャンパンを思わせるようなピノネロのVin grisヴァン・グリ
 製法。この「リンクーリオ」と「ピロポ Piropo」(ピノネロ100%のスティルワイン)があれば、アペリティーボからメイン料理までピノネロで合わせられますね。
 
今回ご参加された方 奥田様より、アッビナメントにこんなお料理をご用意なさったそうです。

Image0


『イチジクとモッツァレッラのごま和え』 トッピングにオリーブオイルとバルサミコ酢を掛けるとこの『リンクーリオ』のミネラル感にとっても合ったそうです。
 
 
また、どちらのワインも10年以上寝かせられるそうです。
ワインのお問い合わせは プリマヴェーダ㈱ へ http://www.primaveda.com/
 
今回ご紹介した生産者『カステッロ・ディ・ポテンティーノ』はIVS JAPANには所縁があり、実は2015年に初来日した際に一緒にイベントを行った経緯があります。
 
覚えてらっしゃた方もいらっしゃるかと思いますが、こちらのポテンティーノはロンドンの出版業界で輝かしいキャリアを積んだシャーロット・ホートンが2000年にアミアータ山の麓、モンテクッコ近く
の畑と城を購入し、以来ピノ・ネロとサンジョヴェーゼ、アリカンテから高品質の素晴らしいワインを生み出しています。
 
ファミリーも超有名一家で、2010年からトスカーナへ移住した異母弟のアレクサンダー・グリーンの
お父様はブリティッシュミュージアムの元館長(今は一緒にトスカーナに移住)、叔父様は「第3の男」などで知られる作家グレアム・グリーンです。
 
更に昨日のお話では、ポテンティーノのお城は2つ目だそうで、1つ目はモンタルチーノのビオンディサンティに売ってしまったとか...その素晴らしいお城はアグリツーリズモとなっており、滞在ができます。5月頃、9月頃がお勧めの時期だそうですよ。
 
POTENTINOのアグリへ行かれたい方へ 
 
では来月もイタリアワインを愉しみましょう!
 
IVS JAPAN


トスカーナのお城に住む、ナチュラルワインの生産者に会えるチャンス!

ZOOMテイスティング会 日程:8月29日(土) 18:00~19:00  


YouTube: トスカーナワイナリーとライブワイン会(POTENTINO)

Olt_event_front_2

収穫間近の畑のブドウの様子や、お城をご紹介いたします。

更に生産者と一緒にワインをテイスティングします。

ワイナリーにとって収穫時期は猫の手も借りたいほど、多忙です。

こんな貴重な時期に、直接話を聞いてみませんか?

 



ワインセットは2種類ご用意しました!今回はインポーターのプリマヴェーダ(株)さまのご協力により、特別価格でご案内です。 

お申込みはこちら。

コースA テイスティングワインセット(2本

2pcset_2



会員6,500円 非会員7,500円 ※クール便送料・税込

①ポテンティーノ "Sacromonte" サンジョヴェーゼ IGT Toscana 2013

【小売価格4,180円】

②ポテンティーノ "Lyncurio" ピノネロ ロザート IGT Toscana 2018

【小売価格4,380円】

 

 コースB テイスティングワイン(2本) +ピノネロ赤ワイン+ EVオリーブオイル プレゼント付き

3pcset



会員12,000円 非会員13,000円  ※クール便送料・税込み

①ポテンティーノ "Sacromonte" サンジョヴェーゼ IGT Toscana 2013

【小売価格4,180円】

②ポテンティーノ "Lyncurio" ピノネロ ロザート IGT Toscana 2018

【小売価格4,380円】

③ポテンティーノ "Piropo" ピノネロ IGT Toscana 2014

【小売価格6,380円】

④タマーロ社 コッレ ダンジョ (ONC) EVオリーブオイル グリーンラベル Bio (250ml)

【小売価格2,300円】

 ワインの協賛:プリマヴェーダ株式会社

※IVSでの期間限定セットとなります。

※発送は、8月17日以降となります。日付指定はご注文の際にご連絡ください。

※オンライン不参加でご購入のみの場合、事前にお申し出ください。

※購入のお申し込みは、8月末日までとさせていただきます。

≪ お申込み方法はこちら または Eメール:ivsjapan.reg@gmail.com ≫

 

2020年8月22日 (土)

8月22日(土)” IVS Japan リアルワイン会 ” 開催致しました。

ご参加頂きました皆様、有難うございました。

118387837_3610896732276301_38723189

テーマ:夏のワイン! 暑さをイタリアワインで乗り切ろう!

梅雨明け後、暑い日々が続いていますね。
今月のテーマですが、この猛暑をイタリアワインの飲んで乗り切ろうです。
1杯目は、Welcomeドリンクでスパークリングワインをお楽しみください。
今回は、2杯目も泡になり、3,4杯と白ワインが続き、最後に赤ワインでしめます。

20200824_151053


お出しするワインは、お手元のイタリアの地図の
④のロンバルディア州(ミラノ)、
   アルプスの山々と大河ポーとに挟まれて、豊かな自然に恵まれた州
   ワイン生産地域は、北部ヴァルテッリーナ渓谷、イゼオ湖南の丘陵地帯、ガルダ湖南岸、ポー河に近いパヴィア周辺の丘陵地帯に限られている。
 隣接するヴェネトやエミリア・ロマーニャ州に比べ生産量は少ないが、古代ローマ時代からワインを造っていて、品質面では優れたワインを生み出している。
今日はそこからのフランチヤコルタです。
法定熟成期間は、シャンパーニュより長く,ノンヴインテージの場合には25ヶ月の熟成を要し,そのうち最低18ヶ月は二次発酵後の瓶内で熟成する必要がある。また,ヴインテージ付きの場合にはそのヴインテージのワインが85%以上で、
熟成は収穫の時から37ヶ月を必要とする。そのうち,30ヶ月は瓶内熟成。


⑤のトレンティーノ アルト・アディジェ州(トレント)、
イタリア最北部の州で、アルプス地帯にある。オーストリア(一部スイス)と国境を接し、州内をドロミテ山脈が走る。歴史的・文化的背景の違う2つの地域に分けられ、それぞれ独立した自治県である。イタリア文化系がトレンティーノでオーストリア系がアルト・アディジェ。
ブドウ畑は、山岳地帯にあるから、渓谷の川沿いから山の岩壁までの傾斜地で昼夜の寒暖差が大きい。大きいと果実味が豊かであるがしっかりと酸もキープされる。
ドロミテの由来は、ドロマイト(dolomite)は、鉱物である苦灰石(CaMg(CO3)2)、あるいは岩石である苦灰岩。マグネシウム+石灰質の土壌である。今日のは、トレンティーノの白ワインです。

⑥のヴェネト州(ヴェネツィア)、
北は東アルプスに接し、ポー河下流左岸に拡がるのがヴェネト州。
肥沃な大地と温暖な気候に恵まれ、小麦、トウモロコシを始めとする農産物に恵まれ、
酪農も発達している。ヴェネトのワインと言えば、何と言っても、白の「ソアーヴェ」と赤の「バルドリーノ」と「ヴァルポリチェッラ」がよく知られているが、ヴェネトのDOCワインで量的に多いのは、国際品種かその混醸ワインであることも忘れてはならない。
「ソアーヴェ」は、戦後いち早くアメリカに輸出され、今日のイタリアを代表する白ワインとして、世界に知られるようになったワイン。ヴェローナからヴェネツィアに向かう途中にあるソアーヴェを中心とする13の村で造られる。
この地域は、古代ローマ崩壊後、北方から南下して来て王国を築いたゲルマンのランコバルト族が「スヴェーヴィ」と呼んだことから、「ソアーヴェ」と言われるようになり、古くから葡萄栽培が行われてきた。
ガルガネガ種70%以上に、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ種、ピノ・ピアンコ種、シャルドネ種を加えて造る。
今日のは、ソアーヴェ村とヴェローナの中間に位置し、ガルガネガ種100%の白ワインです。


⑧エミリア・ロマーニャ州(ボローニャ)、
北のポー河と南のアペニン山脈に挟まれて東西に長く横たわっている州で中央を東西にエミリア街道が貫き、ローマ時代から交通の要衝として栄え発展した。俗にいうグルメ街道。
この州も2つに分かれており、エミリアとロマーニャに。
チーズの王様(昔はお金としても) パルメジャーノ・レッジアーノ。
パルマのプロシュート(生ハム) その中でもジベッロ村のクラテッロ、ボローニャのモルタデッラ・ソーセージ、モデナのバルサミコなど。
エミリア料理は、ハム、サラミ、バター、生クリーム、テーズをたっぷり
ロマーニャ料理はどちらかというとシンプルな農民料理が多く、ポー河口のウナギやアドリア海の魚介類もよく食べる。ブドウ栽培地は、ランブルスコで代表される北側の「エミリア地方」と、ローマ教皇の領土であったから、「ロマーニャ」と名付けられた南側の「ロマーニャ地方」のアペニン山脈沿いの丘陵地帯に大きく分けられる。
今日は、 白のスパークリングワインです。


⑯プーリア州(バーリ)
イタリア半島南部、長靴のかかと部分に当たる。北にアドリア海、南にイオニア海に面
する長い海岸線を持つ。州都バーリは、ギリシァ航路の基地として発展した町である。
同時に、ナポリ、パレルモと共に、南イタリアの文化の中心でもある。
 GIOIA DEL COLLE (ジョイア・デル・コッレ)
バ-リ県で造られる。プリミティーヴォ種主体の赤と口ゼ。トレッビアーノ種主体の白。またアレアティコ種から造る甘口赤ワインもある。
今日のは、プリミティーヴォ種100%で造られた赤ワインです。

GoogleEarthを使って、今いるWineWorks(南青山)から順番にバーチャル旅行をします。
1番目のワイン:エミリア・ロマーニャ州 サンタ ルチア社へ
2番目のワイン:ロンバルディア州 フラタス社へ
3番目のワイン:トレンティーノ アルト アディジェ州 カステル ノアルナ社へ
4番目のワイン:ヴェネト州 ムゼッラ社へ
5番目のワイン:プーリア州 テヌータ・ヴィリオーネ社へ


聞きなれない品種
お手元のイタリアの地図の下に白ブドウの写真が2つあります。
これから、説明する2品種、AとBどちらだと思いますか?

ファモーゾ  A
主な栽培地域:エミリア・ロマーニャ州
20世紀に入ってから「ファモーゾ」の栽培は急速に減少し、絶滅の危機に瀕していました。
原産地であるエミリア・ロマーニャ州ですら忘れていた品種「ファモーゾ」は、スティルワインやスプマンテ、パッシートを生産しています。
2009年にエミリア・ロマーニャ州のプロジェクト「知られざるぶどう品種」の一環として、農作物中央研究センター(CRPV)とボローニャ大学が共同研究し、「ファモーゾ」という品種名で国から認証されました。
生命力があり、成熟も程よく速いため、収穫は通常9月初旬から中旬にかけて行われます。
ぶどうは細長い中型サイズで、房の根本が翼を広げたような円錐型です。
熟すとイエローがかったグリーンになりますが、果実の表面はブルームと呼ばれる果質で軽く覆われています。皮が分厚いものは、収穫せずにそのまま成熟させます。

ノジオラ  B
ノジオーラ (伊: Nosiola) (またはグロッペッロ・ビアンコ (伊: Groppello bianco)
1500年代にはトレンティーノ地方に存在していたという文献が残っていますが、その発祥は不明です。
ジオーラという名称はヘーゼルナッツを意味するイタリア語のノッチョーラ (nocciola) に由来すると考えられており、このブドウのセパージュワインが放つ、炒ったヘーゼルナッツのような独特のアロマのことを指しているのではないか。また、果実自体もヘーゼルナッツと似た形状をしているから。別の説としては、トレンティーノ地方の方言で「小さな目」を意味するオチオレット (ociolet) が訛り、
チオレット (ciolet) 、さらにはノジオレット (nosiolet) と変化していった、とする説もある。
オチオレットは18世紀の正体不明なブドウ品種、ウーヴァ・デッロッキオ・ビアンコ(Uva dell'Occhio Bianco、「白い目のブドウ」の意)と関係があるかもしれず、その場合はノジオーラがこのブドウの正体ということになる。 ノジオーラは、酸とフレッシュさが特徴で、よく熟したノジオーラはナッツのような風味が出る。

【ワインリスト】
①ワイン名:メトード・クラシコ・ブリュット NV    12.0%
メーカー:サンタ ルチア社

産地:エミリア・ロマーニャ州 ロマーニャ地区 メルカート ・ サラチェーノ

ブドウ品種:品種:ファモーゾ 100% 標高250m、南東斜面、石灰質主体の混成土壌 樹齢は、平均10年

醸造:9月上旬に手摘みでぶどうを収穫し畑とセラーで2度にわたって注意深く選果が行われた後、果汁の酸化を防ぐ為に二酸化炭素を充填した圧搾機で房ごとプレス、果汁をステンレスタンクで低温発酵後、酵母と共に瓶詰めし、約18ヶ月かけて二次発酵と熟成を行ないます。
その間シャンパーニュと同じ様にピュピトルで1本1本手回しして瓶口にオリを集め、最後にデゴルジュマンを行ないます。 
特徴:レモンイエローからゴールド。細やかな泡立ち。核果実のフルーティ、トースト、華やかなフローラルな香り。
   味わいは、フレッシュな果実味と心地よい酸味で優しい口当たりでバランスがよく、後味にミネラル苦みを感じる辛口なスパークリングワイン。
料理:アンティパスト、シーフード料理

②ワイン名:フランチャコルタ ・ ブリュット NV DOCG  12.5%
メーカー:フラタス社
産地:ロンバルディア州

ブドウ品種:シャルドネ 85 %、ピノ・ネッロ 15% IMCオーガニック認証

醸造:手摘みでぶどうを収穫。 コローニエ近郊のオルファノ山は石灰岩でできた小高い丘。気候の良い乾燥した地域の丘の斜面で育ったぶどうを使用。皮の色素が出ない様に慎重にソフトプレスして得られた果汁は14~16℃で低温発酵。 春に瓶詰し、瓶内で二次発酵後、18ヶ月以上オリと共に熟成させます。

特徴:輝きのある淡いライムイエロー。細やかな泡立ち。黄色い花や洋梨、ドライパイナップルなどの果実の香り、トーストとブリオッシュの間のような香り。
   味わいは、ドライでミネラルときれいな酸味があり。余韻にはアーモンドのニュアンスが感じられふくよかな印象のスパークリングワイン。

料理:カプレーゼ、ボンゴレビアンコ、魚介のサラダ、和食では、お寿司、天ぷらに合わせる。

③ワイン名:カステル ノアルナ ノジオラ 2018 12.0%
メーカー:カステル ノアルナ社
産地:トレンティーノ アルト アディジェ州 
ブドウ品種:ノジオラ 100%  畑は、東 ~南東向きの斜面、標高320m 土壌は、石灰質主体、20%程度の粘土質 。斑岩、水晶、玄武岩、粘板岩などのミネラルを豊富に含んだ土壌
醸造:ブドウを収穫後、除梗破砕し、果皮と共にタンクに移す。そのまま果帽が浮き上がるまで3~4日静置し、果帽を取り除いて一部(10%程度)をオーク樽に移して、それぞれ天然酵母で発酵。この時点でSO2は一切加えない。MLFも通常自然に行われる
   一連の発酵終了後、澱と共に翌年春の瓶詰めまでそのまま静置する

特徴:輝きのあるレモンイエロー。洋ナシ、ジャスミンやゼラニウムなどの白い花、かすかに生ヘーゼルナッツの香り。
   味わいは、フレッシュな果実味と生き生きとした伸びやかな酸、塩味のミネラルを感じる辛口の白ワイン。        
料理:シーフード、サラダ、ホワイトアスパラガス、地鳥のソティや中華料理全般。

④ワイン名:ドラゴ ・ビアンコ  2018 13.5%
メーカー:ムゼッラ社
産地:ヴェネト州 サン ・マルティーノ・ブオン・アルベルゴ

ブドウ品種:ガルガーネガ 100%  凝灰岩 と粘土の混成土壌

醸造:9月下旬に手摘みでブドウを収穫後、破砕後、数時間マセラシオンし、プレスし天然酵母で温度管理せずに自然のまま発酵。
   澱と共に9カ月間ステンレスタンクで熟成。瓶詰め前にヴェローナ特産の赤い大理石の桶でアッサンブラージュ。

特徴:黄色がかった濃いいレモンイエロー。熟したリンゴ、シナモン、クローヴ、白コショウ、ナッツと複雑な香り。
   味わいは、ドライで穏やかな酸味と果実味、旨味を併せ持ちバランスのとれた深み、厚みを感じる個性的な辛口白ワイン
料理:ウサギ、鶏肉、魚介料理、熟成したチーズに合わせる。

⑤ワイン名:“マルピオーネ” プリミティーヴォ・リゼルバ  2011 ジョイア・デル・コッレDOC  14.5%
メーカー:テヌータ・ヴィリオーネ社
産地:プーリア州
ブドウ品種:プリミティーヴォ100%「プリミティーヴォの故郷」と言われるプーリア州ジョイア・デル・コッレにある、標高480mの南西向き、粘土混じりの石灰質土壌の畑で有機栽培 サッシで有名なマテーラに近い造り手。

醸造:9月初めに手摘みでブドウを収穫後、ステンレスタンクで20℃以下に温度コントロールして18日間間セレーション、MLFの後オークの大樽で24カ月、さらにフレンチオークのバリックで4カ月熟成。

特徴:ルビーレッドからガーネットへ。マラスカチェリーのような熟した赤い果実やブラックベリー、カシスのような黒系果実の華やかな香りに加え、タバコ、リコリス、クローヴ、黒コショウ、枯れたローズなど複雑な香り。
   味わいは、ふくよかで豊かな果実味とシルキーなタンニン、しっかりとした酸味でバランスがとれ、骨格のある骨太な辛口赤ワイン。2011年だがまだ若い。

料理:肉料理全般、ジビエ、熟成したチーズに合わせる。

 

【お料理】

アンティパスト
 ・サーモンとクリームチーズのタルティーネ
 ・カプレーゼ
 ・ズッキーニとパプリカのマリネ
プリモピアット
 ・エビのトマトソースパスタ
セコンドピアット
 ・ローマ風サルティンポッカ

118290371_632777234038212_632262742



118272311_643877556540207_372444680

118299692_1256760558007426_25613877



本日の会場: ワインワークス南青山

東京都港区南青山3丁目2−3 カトレアビル 2階

118310015_2434750770160645_65927517


■■■2020年8月 IVS Japan ''リアルワイン会 ”   (20名様限定)<満席御礼!>

『夏のワイン! 暑さをイタリアワインで乗り切ろう! 』

Ivs_japan_wineworks


【日程】8月22日(土) 13:00 
~15:00(開場12:30~)

【場所】ワインワークス南青山@外苑前 

 東京都港区南青山3丁目2−3 カトレアビル 2階

【会費】会員:4,000円   非会員(ビジター):6,000円 

※当日の入会で会員価格が適用されます。
キャンセルチャージ:8月18日(火)~100%

 

ワインの協賛:アプレヴ・トレーディング株式会社

【コロナウイルスの影響を考慮した対策として、ご参加の皆様にお願い】
過去2週間以内、下記へ該当する方はご参加をお控え頂き、当日ご自宅で検温の上、会場へお越し下さい.
①発熱(37.5度)の症状があった方
②息苦しさや強いだるさの症状があった方
③咳・くしゃみ・鼻水・のどの痛みなど風邪の症状があった方
④ご同居の方に上記症状がおありの方
⑤ご自身・ご同居の方に海外への渡航歴がおありの方


ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

2020年7月20日 (月)

” IVS Japan 復活リアルワイン会 ” 

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で開催を自粛していた、リアルLTTを、緊急事態宣言解除を受けてこの度開催いたしました。

オンラインではワイン会を行って参りましたが、久しぶりのリアルワイン会でした。
皆様よりリアルの素晴らしさ、イルフルロの料理は最高との感想を頂戴しました。

S20200718_01

S20200718_04



S20200718_03

S20200718_02



リースリング イタリコについて

リースリング・イタリコ種はピノ・ビアンコ種に由来している品種で、一般に知られるリースリング種とは異なる。
イタリコというが名前にもかかわらず、フランスの起源であると言われて、そこから、後に上陸ドイツや他の多くの国で中央ヨーロッパへ。
そのドイツ語の名前はヴェルシュリースリングWelschは、文字通り「ラテン語起源」であり、「イタリア語」したがってリースリング イタリコに!

変遷してきたヴェルシュリースリングは、イタリア北部に多く植えられ、原産だとも(所説あり)。
この品種に最も近い種がエルプリングです。
エルプリング種は、ヨーロッパでも最も古い白ブドウ品種のひとつで、ローマ人が2000年前にガリア(現在のフランス近辺)経由でドイツにもたらしたと言われる。
ドイツではモーゼル地方でのみ栽培が許可されている希少な存在。

リースリング・イタリコ種は、日本で、サントリー登美の丘ワイナリー等でも生産されている。
また、サントリーは、リースリングと甲州三尺の掛け合わせ交配させたリースリング・リオンがある。
リオンというがこれもフランスのリオンではなく日本のサントリが造った。

ピノ・ファミリの観点からもう1つリースリングの話。
シュヴァルツ・リースリング(SchwarzRiesling)という品種は、ドイツ国内で2011年現在、黒ぶどうとして5番目に多く栽培されている品種です。
シュヴァルツとは、ドイツ語で「黒色」を意味する言葉で、赤ワインになります。リースリングで赤ワインですよ。
この黒ぶどうと白ブドウのトラミネールと自然交配してできたのが、皆さんよくご存知の国際品種ピノ・ノワール種です。

ということで、リースリングXXX、XXXリースリングは、名前だけでは勘違いする呼称です。面白いでしょ。
では、皆さんがよくご存じのリースリングは、ライン・リースリング、ホワイト・リースリングと呼ばれ区別しようとしますが、単にリースリングが一般的ですね。

S20200718_20

【ワインリスト】

当IVS Japan会員でありオーガニックワインを扱うインポーター『岸本』のワイン5種類をテイスティング

 

①ワイン名:フォリチェロ ロレンツォ・プリモ ロゼ スプマンテ ブリュット センツァ ソルフィティ 2017    11.5%
メーカー:フォリチェロ社
産地:エミリア・ロマーニャ州
ブドウ品種:ランブルスコ グラスパロッサ ディ カステルヴェトロ 100%
醸造:9月下旬から10月上旬に手摘みでぶどうを収穫後、瓶内二次発酵。酸化防止剤無添加。 
特徴:淡いザクロ色。細やかな泡立ち。チェリーのフルーティなフレッシュな香り、スミレ、スパイス(シナモン、クローヴ)な香り。
   味わいは、フレッシュで甘やかな果実味と酸味で優しい口当たりでバランスがよく、後味に苦みを感じ、全体を引き締める大人のロゼスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ、生ハム。

②ワイン名:アンティカ エノトリア ファランギーナ 2017 13.0%
メーカー:アンティカ エノトリア社
産地:プーリア州
ブドウ品種:ファランギーナ100%
醸造:ブドウを収穫後、20℃で18時間マセレーションを行い、その後ステンレスタンクで発酵。
特徴:輝きのあるレモンイエロー。パイナップルのようなトロピカルフルーツ、ナッツ、黄色い花の香り。
   味わいは、クリーンでフレッシュな果実味と伸びやかな酸、塩味のミネラルを感じる辛口の白ワイン。        
料理:アンティパスト、魚介類のソティや焼き鳥。

③ワイン名:ブラテッロ リースリング イタリコ 2017   12.5%
メーカー:ブラテッロ社
産地:ロンバルディア州
ブドウ品種:リースリング イタリコ 100%
醸造:手摘みでぶどうを収穫。
特徴:輝きのあるレモンイエロー(ゴールド)。メロン、オレンジの花に加え、ほおずきの香り、ジャスミン、ナッツの香り。
   味わいは、しっかりした果実味、フレッシュな豊かな酸味、塩味のミネラル、すっきりとした辛口な白ワイン。
料理:アンティパスト、パスタ全般、魚介のサラダに合わせる。

④ワイン名:アンティカ エノトリア ネロ ディ トロイア 2016 13.0%
メーカー:アンティカ エノトリア社
産地:プーリア州
ブドウ品種:ウーヴァ ディ トロイア100%
醸造:ブドウを収穫後、発酵し、8カ月間ステンレスタンクで、さらに12か月間フレンチオークで熟成。
特徴:ガーネットがかったルビーレッド。ブラックチェリー、ローズ、シナモン、クローヴ、白コショウ、キノコ、ナッツの香り。
   味わいは、しなやかで凝縮した果実味。程よいタンニンと酸味。熟成感もありバランスがよい。後味に若干の苦みを感じる辛口赤ワイン
料理:ウサギ、鶏肉、豚ロースト、熟成したチーズに合わせる。

⑤ワイン名:カステーロ ディ タッサローロ ティトゥアン ノー ソルフィティ 2018   14.0%
メーカー:ステーロ ディ タッサローロ社
産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:バルベーラ100% 
醸造:馬が耕す畑で、ビオディナミ農法で栽培された畑からの収穫。自然酵母発酵、酸化防腐剤無添加。
特徴:青紫を帯びた濃いルビーレッド色。フレッシュなブラックチェリーのような香り、ナッツ、白コショウ、スミレ、クローヴ、まだ若く乳酸の香り。
   味わいは、フレッシュそのもの。果実味とシルキーなタンニン、バルベーラらしい伸びやかな酸味でバランスがとれ、まだまだ若い赤ワイン。飲むには早い。
料理:肉料理全般、中華料理、白カビタイプのチーズに合わせる。

 

【お料理】

アンティパスト(冷)  生ハムとアボガドのサラダ アズィアーゴチーズを添えて
アンティパスト(温)白貝と赤エビ、イカのワイン蒸し
プリモ スパゲッティ・マリナーラ 夏野菜のグリル添え
セコンド オリーブ豚のプルーンと干葡萄煮込み 

S20200718_10

S20200718_11




S20200718_12

S20200718_13




本日の会場

IL FURLO (イル フルロ)

 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-2-6 産広美工ビル1F



IVS Japan事務局


 ” IVS Japan 復活 リアルワイン会 ”(満席御礼)

イルフルロのお料理と5種類のワインのアッビナメントをお楽しみください。

ソーシャルディスタンスを保つため、ご参加人数を12名様限定とさせていただきます。
【日程】 2020年7月18日(土) 15~17時

【会費】会員:5,000円  非会員(ビジター):7,000円

※当日の入会で会員価格が適用されます。
キャンセルチャージ:7月14日(火)~100%

【会場】IL FURLO (イル フルロ)

 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-2-6 産広美工ビル1F

 (大手町駅 徒歩5分/ 神田駅 徒歩8分)

------

★★★IVSスペシャル★ワイン限定販売のご案内★★★

リアルワイン会にご参加できなかったり、ご自宅でワインを楽しまれたい会員の皆様へ

小売店では見られないオーガニックワインを扱うインポーター『岸本』のワイン

5種類15,000円相当を送料1,500円含めて 特別会員価格10,500円(税込)

(非会員価格:12,500円(税込))

7月20日まで受付け致します!

⇒⇒ワインの詳細はこちら クリック

 


2020年7月 2日 (木)

リアルワイン会にご参加できなかったり、ご自宅でワインを楽しまれたい会員の皆様へ

小売店では見られないオーガニックワインを扱うインポーター『岸本』のワイン

5種類15,000円相当を送料1,500円含めて 特別会員価格10,500円(税込)

非会員価格12,500円(税込)

7月20日まで受付け致します!

ワインの詳細はこちら

Lugivskishimoto



お申込み:一般社団法人 日本イタリアワインソムリエ 事務局

 E-mail:   ivsjapan.reg@gmail.com 

お名前、ご住所、お電話番号、(配送希望日)をお知らせください。 

お振込みはこちら『一般社団法人 日本イタリアワインソムリエ』

・三菱UFJ銀行 青山支店 普通0129879

・三井住友銀行 青山支店 普通7055910

・みずほ銀行  渋谷支店 普通1418912  
 

2020年6月27日 (土)

2020年6月27日(土) オンラインでイタリアワインをテイスティングしながらイタリアの生産者と一緒に情報交換、交流する時間を持つことができました。
 

Celli

ロマーニャ州の町 ベルティノーロと日本をオンラインで繋ぎました!

CELLIワイン生産者であり、ソムリエでもあるMAURO氏よりレクチャーいただきました。

★..イタリア CELLI よりメッセージビデオ..★
 ・土着品種 パガデビット(白) 
 ・ロマーニャのサンジョヴェーゼ・スーペリオーレ(赤) 
 
Celli
 

IVS Japan 事務局
 

2020年6月24日 (水)

■■■ テイスティングワイン

wine (ラツィオ州)品種 マルヴァジア・プンティナータ(白):POGGIO LE VOLPI

wine(トレンティーノ・アルトアディジェ州)品種ラグライン:COLTERENZIO

■■■ 瀬戸さんの解説



Ivs_japan_20206201



Ivs_japan_20206202



Ivs_japan_20206203



 

Online

恒例のイタリア建国記念パーティは、今年は5種類のこれぞ!イタリア土着品種をセレクトしてお届けします! 

更にスペシャル価格に注目ください。

※ワインの詳細は こちら

wine(ピエモンテ州)品種アルネイスのスプマンテ:MALVIRA’

wine (プーリア州)BIO・品種ネグロアマーロのロザート:CAIAFFA 

wine (ラツィオ州)品種 マルヴァジア・プンティナータ(白):POGGIO LE VOLPI

wine(トレンティーノ・アルトアディジェ州)品種ラグライン:COLTERENZIO

wine(ピエモンテ州)ランゲ・ネッビオーロ :MOCCAGATTA (樽使用タイプの造り手) 

この5本セット会員特別価格(税込)9,999円!(非会員:12,000円 )

※送料別途(関東750円)、または吉祥寺(LCI)でお引き取り頂けます。

楽しみ方は3つの方法がございます!

①ご自宅でゆっくり味わう

②建国記念オンラインテイスティング:6月20日(土)14:00~15:00 (無料参加)

お届けしたうちの2種類を一緒にテイスティング、解説つき交流会

③夜のオフ会(無料参加)6月20日(土)、26日(金)20:00~21:00

お届けしたワインやその他お気に入りのイタリアワインを自由にテイスティングしながら、交流会

 
2020年5月28日 (木)

620



wine(ピエモンテ州)Rive Gauche' Spumante 品種≪アルネイス≫のスプマンテ:MALVIRA’

ステンレスタンクで発酵、熟成を6ヶ月行う。その後、4ヶ月酵母と共に熟成。加糖はせず、二次発酵はワインに残った糖分のみで行われる。
白桃や白い花、ほのかなハーブの香り。繊細できめ細かい泡立ち、ミネラリーで心地よいドライな余韻のある味わい。
 
Alc.12%   (小売価格 3,190円)輸入社:パシフィック洋行(株)

wine (ラツィオ州)ROMA BIANCO 品種 ≪マルヴァジア・プンティナータ≫(白): 

手摘みで収穫した後、除梗、優しく圧搾。空気圧式プレス機を用いてしずくを収集。澱を沈殿させ上澄みだけを温度管理の下、ステンレスタンクで発酵。ステンレスタンクで澱と共に熟成させ瓶詰。

輝きを帯びた麦わらイエローに緑の反射光。トロピカルフルーツの凝縮感のある香りが放出し、甘いアーモンドやヘーゼルナッツ、柑橘類の花へと変化。ミネラルの印象も特徴的。果実や花が口に広がり、口当たりは柔らかく、豊富なミネラルとフレッシュな味わい。非常に余韻も長くミネラルや果実をいつまでも感じられる。  

微小成分が非常に豊かな火山岩由来の赤土で、砂・石灰の混じる粘土質土壌。サービス温度6-8℃。

食前酒としてはもちろんのこと、海の幸の前菜、魚をベースに調理したプリモ、主菜、フレッシュチーズやカルボナーラ・スパゲッティ等とよく合う。

Alc.13%   (小売価格 2,530円)輸入社:(株)フードライナー 

wine  (プーリア州)ACHETA BIO・品種≪ネグロアマーロ≫のロザート:CAIAFFA 

プーリア州北部チェリニョーラ。9月中旬に手摘みで収穫。除梗、破砕後に24時間のマセラシオンを行う。自然酵母で発酵、シュールリーを5ヶ月以上行う。

バラなどの花、苺などの甘い果実の香り。適度な酸とミネラルがあり、ドライで丸みのある味わい。

ブッラータ、魚を使った前菜、パスタ、グリルに合わせたい。

Achetaは「コオロギ」の意。ぶどうを収穫する秋になると、オスのコオロギはメスの注意を惹くために鳴きます。畑で鳴くコオロギたちをイメージしたチャーミングなロゼワイン。

Alc.13%   (小売価格 2,970円)輸入社:パシフィック洋行(株)

wine(トレンティーノ・アルトアディジェ州)LAGREIN 品種≪ラグライン≫赤ワイン:COLTERENZIO

ステンレスタンクで皮と共に発酵後、マロラクティック発酵
を行う。セメントと大樽で数か月熟成。紫がかったガーネット色。

スミレ、黒い果実、ハーブやチョコレートの香り。しっかりとしたタンニンと酸があります。
余韻にはチェリーなどのアロマがあふれるエレガントな味わい。

スペック、サラミ、ローストした肉、ジビエに合います。

Alc.13%   (小売価格 2,970円)輸入社:パシフィック洋行(株)

wine(ピエモンテ州)ランゲ・ネッビオーロ  品種≪ネッビオーロ≫:MOCCAGATTA (樽使用タイプの造り手) 

  バルバレスコとネイヴェにある畑より。北西向き、海抜250~290m。泥灰、石灰質土壌。

  発酵は温度管理の下ステンレスタンクで行う。木樽で6ヶ月間熟成。

ガーネット色。凝縮感のある優美な香り。辛口でふくよかな味わい。

Alc.13%   (小売価格 3,630円)輸入社:(株)フードライナー

 

■■■ 6月イタリア建国記念 スペシャルテイスティング(自宅&オンライン)

毎年恒例のイタリア建国記念パーティー。
今年は5種類のこれぞ!のイタリア土着品種をセレクトしてお届けします!
更にスペシャル価格に注目ください。   
2020年5月26日 (火)

今回も13名の皆様にご参加頂き、オンラインでイタリアワインをテイスティングしながら、

情報交換、交流する時間を持つことができました。

いよいよ来月6月はイタリア建国記念日があり、通常であれば盛大にお祝いをするパーティを開催しております。

今年は、皆様にセレクトされたイタリアワインをお届けしたいと考えております。

乞うご期待!

Img_0075



Ivs_japan_523_page0001

2020年5月 3日 (日)

11名ご参加有難うございました。ZOOMを使用し、皆さんと意見交換しながらワイワイと

ワイン談義を楽しむひと時を過ごすことができました。

第2回目は5/23(土)予定

テーマ「イタリア代表品種でオンラインLTT」
イタリアワインの基本を学びましょう。
5月2日(土)13:00~14:30 

wine白ワイン:レ・オゼッレ・ソアーヴェ Le Oselle Soave 生産者: Le Oselle 

Ltt

【ヴェネト州の位置確認】

イタリアの北東部、州都は、ヴェネツィア。東はフリウリ=ヴェネツイア・ジュリア州、

北はオーストリア、 トレンティーノ=アルト・アディジェ州、西はロンバルディア州、

南はエミリアーロマーニャ州、アドリア海と接している州

イタリアにしては平野部が広いのもこの州の特徴である。アルプスの雪解け水を運ぶ豊かな

河川(アデイジェ、ブレンタ、ピアーヴェなど)により水には不自由せず、農業が盛んである。

大ワイン産地で、イタリア州別ワイン生産量のトップ。

代表的なものとして、白ワイン:ソアーヴェ、赤ワイン:ヴアルポリチェッラ、バルドリーノなどのよく知られたワイン産地

料理は素朴で味わい深いものが多い。内陸部の農村地帯は肉、野菜などの食材の宝庫で、南に広がるアドリア海は魚介類が豊かである。

リージ・エ・ビージ:グリーンピースとお米を煮込んだリブット風の料理。

パスタ・エ・ファジョーリ:インゲン豆のスープにパスタを入れた料理

ヴェネツィア周辺では、イカ墨を使ったリブットやスパゲッティ

バッカラ・アッラ・ヴイチェンティーナ:塩ダラをミルクで煮込んだ料理



Ltt2

Ltt3



【白ワイン】

DOCソアーヴェ生産地区は、ヴァルポリチェッラ丘陵地帯からさらに東に行く先にある。

ここではガルガネガという土着白ブドウに、 トレッビアーノ・デイ・ソアーヴェなどを

ブレンドして、フレッシュで優美な白ワインが造られている。石灰質土壌が混ざる火山性土壊で生まれるソアーヴェは、喜ばしい香りと、良質の果実、生き生きとした酸、複雑なミネラル

のトーンを持つ高貴な白ワインである。

  ワイン名:レ・オゼッレ ソアーヴェ DOC

  生産者: レ・オゼッレ

  生産地域:ヴェネト州 ソアーヴェ地区

  アルコール:12%

  品種:ガルガーネガ トレッビアーノ・ソアーヴェ

  製造:ブドウは、ペルゴラ・ヴェロネーゼ仕立で標高300m。玄武岩の多い土壌

    (カルシウム、カリウム、マグネシウムの成分に富む)畑で、熟したブドウを9月

    下旬頃収穫。ソフトプレス後短時間低温でスキンコンタクトし18℃で発酵さる。

    ボトリングまでステンレスタンクに静置する。

       特徴:淡いレモンイエロー。力強い泡立ち。柑橘系のフレッシュな香りにニワトコの

                 ような白い花のフローラルな香り。

      味わいは、フレッシュな果実味と延びやか酸味で爽快で、塩味のミネラル、後味に

              生アーモンドのような心地よい苦み。料理がすすむ、夏向きな辛口な白ワイン。

   合わせる料理:料理を選らない。アンティパスト、パスタ、スープ

         ムール貝のマリネ、パンザネッラ、ワカサギのエスカペッシェ

Soave



ただし、焦げ目が強いものやバターなどの動物性油脂を多く使った料理やエビ、カニなどのように素材自体に個性の強いものは避ける。

【品種】

ガルガーネガ & トレッビアーノ        

Ltt11_2





wine赤ワイン:“フロレジア・ヴィオラ” キアンティ Floregia Viola Chianti  生産者: Melini

【トスカーナ州の位置確認】 

イタリアの中部、州都はフィレンツェ。北はリグーリア州、エミリアーロマーニャ州、

東はマルケ州、ウンブリア州、南はラツイオ州と接している。西側には地中海(主にティレニア海)が広がっていて、海岸線は397kmに及ぶ。州としてのワインの生産量は中規模であるが、高品質ワインが多く、代表的な赤ワインとしてキアンティ、キアンティ・クラッシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノなど

料理は、素材の味を重視したシンプルなものが多く、素朴だが食べ飽きない。

トスカーナは肉をよく食べる州で、前菜には生ハム、サラミ、フィノッキオーナ(フェンネルの種と赤ワインで風味を付けたサラミ)、ラルド(豚の脂を塩漬けにして熟成させたもので、ラルド・ディ・コロンナータなどがずらりと並ぶことが多い。

クロスティーニ・トスカーニ:鶏のレバー、仔牛の牌臓などで作ったパテをのせたパン

パンツァネッラ:硬くなったパン、フレッシュトマト、玉ネギ、バジリコを入れたサラダ

リボッリータ:野菜、インゲン豆、黒キャベッのスープ

ピチ(ピーチ):シエナ発祥のパスタだと言われていて、その最大の特徴は太さ。

        まるでうどんと思えるほどのしっかりしたモチモチ感のパスタ。

パッパルデッレ:幅広の卵入り手打ちパスタ。

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ:キアニーナ牛肉のTボーンステーキ

Ltt13



【赤ワイン】

DOCキアンティ生産地区は、中央トスカーナの大部分をカバーする丘陵地帯(標高500~650m)で、「キャンティ・クラッシコ」を産する地域を中心に、取り掴むような形で広大に拡がっている。(南北160kmでボルドーのワイン産地より大きい)

「キャンティ」と「キャンティ・クラッシコ」合計で、年間1億3千万本以上を生産するが、これはDOCGワインとしてはイタリア最大である。 

かつては 黒ブドウのサンジョヴェーゼとカナイオーロ種に白ブドウのトレツビアーノとマルヴァジーア種を加えて造っていて,ワラを瓶に巻いたフィアスコ瓶で売られていた。

しかし、今では白葡萄が最小限度に抑えられ、サンジョヴェーゼ種がしばしば100%使用されるようになり,質的向上は大きく、そのイメージは払拭されつつある。カベルネ・メルロー・ピノー・ネーロ種を少量使うことによって、ワインにフルーティーなまろみを足そうとしている生産者もいる。

1872年 ベッティーノ リカゾーリ男爵のキアンティのレシピ

70% サンジョヴェーゼ(方言でサンジョヴェート)、

15% カナイオーロ =>サンジョヴェーゼの硬さを和らげる、色の補助

15% マルヴァジア ビアンカ =>熟成を早め、軽やかなワインにする。香がよくため、

   料理との相性の調整役

  ワイン名:フロレジア・ヴィオラ キアンティ DOCG

  生産者: メリーニ

  生産地域:トスカーナ州 シエナ県

  アルコール:13%

  品種:サンジョヴェーゼ、その他

  製造:ブドウは、グイヨーとコルドーネ・スペロナート仕立で標高300~400m。

     岩石、泥灰土、石灰岩等を含む多様な土壌の畑で、10月に収穫。10日間の

     マセラシオン(その間頻繁にルモンタージュ)。その後、ステンレスタンクと瓶内で

     数ヶ月間熟成。

       特徴:明るいルビーレッド。赤系ベリー系のフルーツ、スミレなどの」華やかな香り。

          味わいは、フレッシュな果実味と滑らかなタンニン、そしていきいきとした酸味。  

                  透明感があり肩肘を張らなくて気軽に飲める辛口な赤ワイン。

          少し冷やしても飲んでもいい。

  合わせる料理:パスタ(ピーチ)、サラミ、ラルド。パンザネッラ、ピッツァ,

                            焼き鳥(たれ)

         

Chianti1





生産者 メリーニ社

トスカーナ州シエナ県 ポッジボンシに、1705年に創立。キアンティ地区で最も古いワイナリーの一つ。瓶をワラで巻いた“フィアスコ・ボトル”(こもかぶり瓶)を考案し、キアンティ地方に初めてクリュ(単一畑)の概念を持ち込んだのがメリーニ社。現在自社畑170ヘクタール、年間生産本数700万本。素晴らしい品質の、しっかりとした構成のワインを造りだし、注目されているキアンティワインのリーディング・ワイナリーです。前醸造責任者ヌンツィオ・カプルソ氏は常々「高品質ワインを少量造るのはさして難しいことではない。高品質なものを安定供給させることのほうがよほど困難である」と話していました。現在は、醸造責任者マルコ・ガレアッツォ氏により、高品質なワインの安定供給を実現しているのがこのメリーニ社です。

Ltt20_2