オルトレポ・パヴェーゼのピノ・ネロのスプマンテをディナータイムにゆっくり味わっていただきます。
【会費】会員 12,000円 非会員 14,000円
※当日の入会で会員価格が適用されます。
※キャンセルチャージ: 1月17日(金)~100%
お申込みはこちら:http://www.ivsjapan.com/application.html
【会費】会員 12,000円 非会員 14,000円
※当日の入会で会員価格が適用されます。
※キャンセルチャージ: 1月17日(金)~100%
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【年末企画!アルト・ピエモンテのワイン】
ピエモンテ州は南部のランゲだけではなく、温暖化でより注目される北部の町『ガッティナーラ』と『カルーゾ』のワインを5種類を堪能しました。
近年ジャコモ・コンテルノが『ガッティナーラ』のカンティーナを購入したこともあり、益々注目です。なかでも、ガッティナーラ地域とカルーゾ地域は、DOCG指定地区でありながら、面積規模の小ささ、登録生産者数の少なさ(ガッティナーラは20生産者未満)
とその希少性から、まだまだ日本では認知度が低いのですが、是非おさえて頂きたいワインです。
テイスティングワイン
泡)Pozzo/エルバルーチェ・ディ・カルーゾ スパークリング
白)Pozzo/レイリ エルバルーチェ・ディ・カルーゾ DOCG 2022
ロゼ)Del SIGNORE/ラ・グラツィアロザートDOC 2021
赤)Del SIGNORE/ラ・クロッタ DOC 2020
赤)Del SIGNORE/ガッティナーラ イル・プットDOCG 2018
【今回ご紹介のカルーゾの生産者:POZZO】
今回は、エレガントなネッビオーロが楽しめるガッティナーラDOCGや、
トリノ、ヴェルチェッリ、ビエッラに限定されたエルバルーチェ・ディ・カルーソDOCGをお楽しみ頂けます。
隣のノバーラ県でもエルバルーチェ100%のワインが造られますが、DOCGと呼べない、厳しい規定です。
【今回ご紹介のガッティナーラの生産者:DEL SIGNORE】
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まだ日本に入っていない「VICARA」を訪問。
ASTI駅から車で30分ほど行くとMONFERRATOのアレッサンドリア県に入る。
ムッソリーニの時代にモンフェッラートは、アスティ側とアレッサンドリア側の2つに分けられたことで、アスティ側はアスティの名称を、アレッサンドリア側はモンフェッラートの名称を原産地呼称に使用しているが、元が一緒だったのでわかり難いところもある。
さて、当主Giuseppe Viscontiさんは名前からも分かる通り、あのヴィスコンティ侯爵とも遠い親戚にあたる方ですが、先祖の土地で、彼の祖父が始めたワイン造りを引き継ぐことに、10年前に決意してミラノから移ってきた。
この辺りの土地を15世紀から守ってきたビスコンティ家の頭文字VI, そこでコミュニケーションを担当していたCassinisのCA, ブドウ栽培をしていたRavizzaのRAを合わせて、「VICARA」として1992年に創業開始する。
彼らの畑は点在している。時代を経て各ファミリーが所有する畑があり(Vadmon, Crosia e Bricco Uccelletta)、更にこの辺りの土地を研究したところ、3000万年前まで遡ると地質学的に12種類の土地に分けられるそうです。そこでポテンシャルのある土地を少しづつ買い戻しており、畑点在の理由のひとつです。
向こうの山々が見渡せるように、モンテローザ(モンブランの次に高い山)も見えていたが、斜面は急で下方は溪谷であるため、このあたりは風がよく抜ける。また標高もバリエーションがあり、高いところでは昨年のような旱魃時にも耐えられる可能性が高い。
とはいえ、すべてに時間がかかります。ビオロジック認証に関しても3年はかかる訳で、畑を少しづつ増やしているので、年毎にビオ認証畑も増えるといった具合です。
只今年のような雨が多い場合は、病気が発生しやすいのでビオの畑では全滅だったそうです。個人的にはこの気象変化において、ビオロジック認証が本当に有効なのか見直しが必要な気が致します。
ブドウ造りを始めた先祖は1860年頃ですぐにフィロキセラ到来で、その土地を売り払ってしまったそうです。ここも買い戻したそうで、バルベーラを栽培しています。一つのラベルにはここの番地を起用しています。「CASCINA ROCCA 33」
彼は未来を見て仕事をしている。この時期、ちょうど緑肥を行っているところでしたが、従業員は昔から働く2-3人を除いて、あとは皆若い。収穫時期だけ手伝いを組合に依頼する企業も多いが、VICARAでは全員社員雇用しており、Giuseppeさんが教育し、この土地を知ってもらえるよう努めている。
万が一他の生産者のところへ移っても、実力が身についているはずだから、そこでも素晴らしいワイン作りをして、この土地のクオリティを上げてくれるだろうと話していました。
なんと、写真の向こうに見えるお城は、彼のご家族の所有するプライベートキャッスルです。
醸造所は山の上にあるので、ボトリングの車を呼ぶのも一苦労、そこで自社購入したがこんな小さなカンティーナで自前はまずないと話していた。隣のテイスティングルーム、ショップ兼事務所はシンプルだが、手作り感のある心地よい内装でした。
エノロゴは若い、かわいらしい女性Virginiaさん。Giuseppeさんも信頼を寄せているのがよく分かった。この日も何か問題があり、思うように進まない中、苦労がうかがえた。しかし、素晴らしいワインを造っているのです!
カンティーナ:オーストリア製の縦長型の樽を採用、高かったそうです...
お客様のリクエストでグリニョリーノのドッピオ(W)・マグナムサイズ!さぞ美味しいでしょうね。
元々高い天井だったところを2層に分けて作った地下室。ここには祖父の時代からのヴィンテージを保管している。販売用ではなく、彼らのテイスト、方向性を確認するためだそう。
左の白っぽい壁は石灰質を含む粘土質土壁で、触るとぽろぽろと崩れる。今は使用していないセメントタンクである。中は相当広い、大容量だったようで、いつか上手に改装して中に入れるようにしたいそうです。
右の全体に見えるレンガは後から貼りつけたもの。ここもセメントタンクだったことが分かるサインが残っている。このレンガの補装により天井を支え直しているそうです。
Giuseppeさんはお茶目な人。 余りにも古いボトルが並んでいて、ネビオロでなく、フレイザだけど大丈夫なのかと尋ねると一本開けてDivertiamoci!(楽しみましょう)と言って取り出してくれたのは
1997年ヴィンテージ。これはランチと一緒にテイスティングすることに。
さて、ランチに行こうと連れて来て下さったのは、あのお城!Giuseppeさんのご両親は住まいに使用しているようで、手入れがなされていました。
まずはお庭にあるサンルームで、グリニョリーノの泡!
DOMINO Spumante Brut Rosè (シャルマ法=マルティノッティ法)
グリニョリーノ主体にシャルドネをブレンド。色がオレンジに近いロゼで、とてもドライだがイチゴのようなベリーの余韻はあるので、生ハムなどサルミに合わせたい。
【マルティノッティ法】にこだわった理由:彼は個々のワインだけでなく、テリトリーとして売っていきたいと考えている。いわゆるタンクで行う二次発酵の方法はマルティノッティ氏が発案したもの。あのモスカート・ディ・アスティは生産者GANCIAが瓶内2次発酵ではないこの製法を取り入れ大ブームを引き起こした。そのマルティノッティ氏はこの辺りの出身者である。
ところが、DOC制定時に何も考えず大手企業のいうままに、瓶内2次発酵(メトド・クラシコ)を取り入れたといって、残念がっていました。
ラベルもこだわっており、スプマンテを開ける工程が書いてあるのだが、要するにポンと開けるまでの過程がどれほど複雑か、どれほどの工程を踏んで出来上がるのかを印象付けたもの。
これは日本の市場にあったら嬉しい一本です。
お部屋に入ると、執事がサービスしてくれ、一気に中世にタイムスリップした感じでした。
壁には大きく、ヴィスコンティ家の紋章が!更にカトラリーにもすべて紋章があり、格のせいか重く感じました(^^)
自家栽培の野菜サラダに、ツナとトマトソースのパスタ、鶏肉のコトレッタ、マンダリン(みかん)がとても甘かったです・・・
お部屋には暖炉に火が入り、どうやらこの部屋はキッチンとして使われたそうで、暖炉のあたりが窯でその跡が伺えます。
お伽の世界から出て来てカンティーナへ戻り、更にテイスティング。
本質を引き出したVicaraのフレイザ
FLEISA Monferrato DOC Freisa ヴィンテージ 2018
フレイザはネッビオロの母であり、古代品種のひとつとされる。良年にのみ造られるVICARAの貴重な希少なワインです。700本ほど、手書きで番号が打ってある。
伝統的にフレイザは微発泡で軽やかなワインであるが、これは2018年ヴィンテージで既に熟成を経ており、香りは複雑で赤果実だけでなく、たばこや森の湿った感じとスパイス、リコリスなどとてもバラエティに富んでいる。味わいはミネラルをしっかり感じ、アルコール度も高く、口の中を包むように滑らかなタンニンがあり、まだまだ熟成が期待できる。よってグラスに入れてから、時間を追うごとに香りが特に変化し、メディテーションワインとしても楽しめます。
VICARAの唯一無二のグリニョリーノ
UCCELLETTA | MONFERACE Grignolino del Monferrato Casalese DOC
彼らの約1.3haのクリュ'’ブリッコ デッルッチェッラータ’’で栽培されるグリニョリーノを使用。
この畑は先祖から受け継いで80年以上経ちます。Uccellettaは鳥を意味し、いろんな種の鳥たちが巣を作り、畑でそのさえずりを聞きながら働いたという話から名づけられました。
オーストリア製オーク大樽で24カ月熟成させます。これは一般的なグリニョリーノの作り方とは大きく異なります。更に瓶熟成期間を長く取ります。そうしてエレガントで複雑みのあるワインに仕上がります。色は少し薄茶けた赤色で淵にオレンジ色が見られます。
香りはスパイスなど豊かで、口に含むとストレートでエレガント、タンニンは柔らかくシルキー、余韻がとても長い。とにかくキレイな印象が強く、すき焼きや神戸牛のお寿司など質の良いサシが入ったお肉に合わせたい。というのは、余談ですが、ピエモンテではバットゥータなど生肉を食べる習慣があるのと、日本食がブームでお肉のお寿司も出回っているそうです。
その他、VICARAのデイリーワインとして
VOLPUVA | Barbera del Monferrato DOC (バルベーラ) ステンレスタンク使用
G Grignolino del Monferrato Casalese DOC (グリニョリーノリーノ)ステンレスタンク使用
●バルベーラの希少生産ワイン:
CASCINA ROCCA 33 Barbera del Monferrato DOC
バルベーラ。先祖から引き継いだ畑で2200本という少量生産、それも良年のみ。
8-10カ月のトノー木樽で熟成。
VICARAワイナリー URL: https://www.vicara.it/it/la-campagna/
1997年ヴィンテージワインのテイスティングは次回レポートします。
現当主の息子さんGiacomo Bolognaさんがガイドしてくれました。22歳の若さで紳士的で人柄の良さは親譲りなのでしょう。今年はシャンパーニュで修行、来年は南アフリカで修行されるそうです。
彼の祖父にあたるGiacomo Bologna氏の名前を引き継ぎ、将来が楽しみです。
『BRAIDA ブライダ』の名前の由来は?
彼の曾祖父が当時「Pallone elastico, Pallapugno」という手をラケット代わりにボールを打つスポーツをなさっていたそうで、とても強く、ブライダ・チャンピオンシップでいつも勝っていたそうです。そこで皆から、ブライダと呼ばれるようになったそうです。
祖父はその息子という事で「Figlio di Braida」。 4つの同じ苗字BOLOGNAのファミリーがこの町にいたそうで、区別するために、例えばレストランを経営する叔父さんのファミリーは「ボローニャ ディ・ラザーニア」と。
そうして、1961年に祖父Giuseppe氏がワイナリーをオフィシャルに開業する際に「ブライダ」と命名した訳です。
彼の曾祖父が当時「Pallone elastico, Pallapugno」という手をラケット代わりにボールを打つスポーツをなさっていたそうで、とても強く、ブライダ・チャンピオンシップでいつも勝っていたそうです。そこで皆から、ブライダと呼ばれるようになったそうです。
祖父はその息子という事で「Figlio di Braida」。 4つの同じ苗字BOLOGNAのファミリーがこの町にいたそうで、区別するために、例えばレストランを経営する叔父さんのファミリーは「ボローニャ ディ・ラザーニア」と。
そうして、1961年に祖父Giuseppe氏がワイナリーをオフィシャルに開業する際に「ブライダ」と命名した訳です。
1961年 「MONELLA」バルベーラのフリッツァンテをボトリングする。
この辺りではバルベーラ、モスカート、グリニョリーノを栽培しているが、彼はバルベーラの地位を上げたかった、というのも、60年代はバルベーラは微発泡の軽いテーブルワインとして親しまれていたものであった。
1969年、ASTIのコンクール( Douja d’Or di Asti )で金メダルを獲得したので、ジェノヴァ、ミラノ、トリノのフェアに無償で参加でき、これをきっかけにバルベーラを世に送り出すことになる。
1982年 「Bricco dell'UCCELLONE」(ウッチェッローネ)初めてバリックで熟成させたバルベーラが登場。
実は当時イタリア人が移住する際に持ち込んだのがバルベーラ。実を多く付け、育て易い品種だった為、食料として有効であったのです。カリフォルニアにも持ち込まれており、沢山栽培されていて、樽を使用してワイン造りが行われていました。Giacomo氏が訪れた際に、この技法を持ち帰り実践したのである。
バルベーラのブドウは酸が高い、糖度も高くアルコール度が上がりやすい。しかしタンニンが少ないので、バリックを使用することで木からタンニンを補うことができ、完全なワインに仕上がるのです。
80年代は樽使用のバルベーラのワインが、1989年「Ai Suma」まで次々に登場したバルベーラ黄金時代である。
NOVITA! 真ん中のセメントタンクは「ティモラッソ」。最近人気の復活品種で、ブライダ発の白スティルワインになると話していた。
セメントタンクによってミクロオッシジェナツィオーネ(時間をかけて微量の酸化を促す)を施し、ブドウの持つアロマを引き出します。更にボトリングしてからもより長く瓶熟が必要で、初めての試みなので市場に出る時期は未定だそうです。
ラベルはGiacomoさんが担当されるそうです。
右の樽には「グリニョリーノリーノ」。地場品種で伝統的にステンレスタンクで短期熟成で飲むワインだが、やはり最近このポテンシャルも興味深いということで、特徴であるタンニンを木樽で熟成させることで柔らかくし、新しいグリニョリーノを試験しているそうです。
歴史的な貢献だけでなく、常に新しいことへのチャレンジを忘れない精神が伺えます。
このバリックが並ぶ部屋は建物の3階に当たります。数年前にタナロ川が氾濫し、ワインをダメにしたことがあったそうで、今後も気象変化により洪水などによる被害を回避するために考案されたそうです。
左のボトルは 「 La Monella」の歴代ラベル、1974年、1980年。左側のチェレステ・アズッロ色のデザインは80年代のものだそうですが、とても現代的で驚きました。私の好きな色です!
右のテーブルは「Ai Suma」(方言で Ci siamo、時が来た、今だ)のラベルのデザインだが、これはGiacomo Braidaの笑みを浮かべたときの唇を二つ並べて、蝶々に見立てている。 良年のセレクトされた畑で遅摘みしたブドウで造る、まさに彼の代表作だそうです。2020年以降造れていないそうです。
孫にあたるGiacomoさんは同じ名前を頂いたこともあり、祖父の歴史を自分の事のように感じているそうです。
BRAIDAはランゲにも畑があり、シャルドネ、ナシェッタ、リースリングなど栽培している。
実はこの畑のオークションで候補になったのが彼らと Fratelli Giacosaだったので、価格が釣り合がる前に話し合い、共同で購入することになりました。そこで醸造はFratellli Giacosaで市場販売はBRAIDAが担当しているそうです。
右は「Bricco dell'Uccellone」の搾りかすで造られたGRAPPAです!素晴らしい香りでした。(^^)
ASTIの街のBOLOGNAファミリー御用達のトラットリアへ。
Battutaのお肉はピンク色でとても新鮮でした。 アスティ伝統のアニョロッティはソースがないのですが、中に詰めたものの味が濃厚で、素晴らしかったです。
2024.12.09 Kyoko Matsuyama
テーマ『サルデーニャ州のワイン~生産者アルジョラス』
歴史的にサルデーニャのトップワイナリーともいわれるアルジョラスのワイン、それも土着品種をテイスティング頂きます。
サルデーニャは日本同様、長寿で知られますが前当主アントニオ氏は享年102才でした。
好評につき12月もこちら、尾山台の住宅街にある素敵なイタリアンで開催しました。
座席数が限られており、お申込みはお早めにどうぞ。
【日時】12月7日(土)12:30~14:00 (受付開始12:15~)
【会場】オステリア・ラ・ブーカ(尾山台)
世田谷区等々力4丁目13−18 ベルステージ尾山台 1F
【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円
YouTube: BIBENDA 5GRAPPOLI の生産者が集う ビベンダ27回目出版記念パーティ
ビベンダは早くからデジタル化を取り入れており、分厚い辞書のような紙の本はもう作っておりません。
よって、5Grappoliのワインリストは、アプリで ダウンロードできます。
無料ですから、ぜひご覧なってみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=a00p22nqUyM
パーティの受付は18-19時から徐々に始まり、イタリアですから、受付から席に着くまでに会う人、会う人に挨拶をして、20時ぐらいから始まったでしょうか。
ソムリエコースの講師、アントネッラ先生とエドアルド先生です。
彼がBIBENDAのプレジデンテ、フランコ.M.リッチ氏です。招待ありがとうございます!
別枠で『今年の素晴らしいワイン10点』が表彰されました。
見覚えのあるワインが。IVS Japanの会でも紹介させて頂きました。
このホテルに入っているHeinz Beck の3つ星の店『ペルゴラ』のエグゼクティブ・シェフNicholas Cuomoのお料理を頂きました。
・Vitello arrosto con fuhghi al rosmarino
・Insalata tiepida di seppie e ceci soffiati
・Gnocchetti al ragu' con granella di Lampone e olio
・Stinco brasato, patate e salsa al tartufo
・Sfera di torroncino , agrumi speziati
・Pan dolce e castagne
YouTube: BIBENDA 5 GRAPPOLI 2024.11
(写真左)FONGARO (ヴェネト州) 生産者タニータさんは今年6月に来日し、ソアーヴェのイベントに参加されたそうです。 品種DURELLOのメトドクラシコを造る(ソアーヴェ地区)
(写真右) cantina Oasi degli Angeli (マルケ州)『KURNI』モンテプルチャーノのワインで有名!彼も独特の衣装ですが、奥様は真っ赤なドレスでワインと同じく個性的です。
レポート:Kyoko Matsuyama ( 2024.11.15)
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IVS Japan 日本イタリアワインソムリエ http://www.ivsjapan.com/
LCI - Lingua x Cultura Italiana
エルシーアイ イタリアxカルチャースタジオ www.lci-italia.com
WSA-FIS イタリアワインソムリエ http://www.italia-vino.com/
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今年もIVS Japan設立記念パーティをリストランテ・アクアパッツァにて開くことが出来、素晴らしい
お料理とモンテ物産㈱の下記ワインを合わせて、会員のみなさまと盛大にお祝いすることが出来ました。
アルタランガの歴史的にも重要なコントラットのスプマンテで乾杯!
ピエモンテ州(フォンタナフレッダ社・コントラット社)、リグーリア州(ルナエ社)のワインをインポーターの解説と共にご紹介。
お料理★
本日の鮮魚のカルパッチョ仕立て
コールラビのサラダ
*
長崎県対馬産・穴子のフリット
山芋のピューレ マッシュルーム
*
じっくりと煮込んだ仔羊肉のラグーソース
自家製パスタ “タリアテッレ”
*
群馬県産くちどけ加藤ポーク
肩ロース肉のロースト
*
モンテビアンコ
*
【日程】11月 17(日)12:30~14:30 (受付開始12:00~)
【会場】リストランテ・アクアパッツァ Acqua Pazza
東京都港区南青山2丁目27−18 パサージュ青山2F AOYAMA M’s TOWER
今回初めての場所、尾山台のOsteria La BUCA。
ワイン会のテーマは【ピエモンテ州のワイン】
Martin.it Vino Spumante di Qualita(輸入社:セールスレップインターナショナル合同会社)
エルバルーチェ・ディ・カルーゾ スプマンテ
エルバルーチェ
生産本数5,300本
次回入荷10月中旬 改訂価格 4,500円予定
8月下旬ー9月初めに収穫したブドウを4度で36時間置いたのちに、除梗、果皮とともに48時間マセラシオン。
モストをソフトプレスしフィオーレの部分のみを使用。酵母を足して20日間発酵させる。滓とともに4月まで(6-7カ月)熟成したのちにアウトクラーヴェで7カ月酵母と共に醗酵。
心地よい柑橘系(グレープフルーツ)の苦みと酸にボディあるスパークリングワイン。
RI Da Roca リー・ダ・ロカ (輸入社:セールスレップインターナショナル合同会社)
アリアーノ・テルメ (ロエロ地区、サン・ダミアノ・ダスティ、チステルナ・ダスティ地区)
ぶどう畑: 10HR
年間生産本数: 60,000本
祖父ジュゼッペが第二次世界大戦から戻った1946年に植えられたネッビオーロから始まり、ブドウ農家として営まれてきた。1994年創業。当主アンドレアは3代目にあたり、ロエロのデマリエ家とは親戚筋にあたる。自社畑のブドウのみを使用し、家族経営で営まれている。
2015年より、オーガニック認証取得に準備を行い、2012年よりソーラーパネルを導入、節電タイプのセラーに設備を変更している。祖父 ジュゼッペのモットー「優れたワインは優れたぶどうから」を家族ぐるみで実践している。
Ri Da Roca Langhe Favorita 2022
ランゲ・ファヴォリータ ’22
ファヴォリータ アルコール度数13.5% ¥3,200
ファヴォリータ
生産本数5,000本
ステンレス発酵・熟成
白い花、洋梨など白いフルーツのニュアンス。厚みあるミネラルと心地よい柑橘系の酸。
バランスよく、後味にほんのりほろ苦みを感じる、すっきりとした辛口。
カルパッチョなどの前菜、シンプルなパスタ、お寿司などの和食にも
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Ri Da Roca Barbera d'Alba 2021
バルベーラ・ダルバ ’21
アルコール度数14.5% ¥3,200
バルベーラ
生産本数5,000本
収穫後、アルコール発酵、マロラクテック醗酵をステンレスで行ったあと、最低3カ月間瓶で熟成。
明るいルビー色、で紫色・緋色に輝く。フルボディーでハツラツした酸とプラムやチェリーなど熟した赤果実
のニュアンス。 辛口でブラックベリージャムなど果実の凝縮感。
エリオ・フィリッピーノ社
世界遺産の地ランゲ丘陵のタナロ川右岸のネイヴェ村セッラ・カペッリ に位置する。
1900年代初頭に祖父のエヴァリストが葡萄園を購入し 葡萄栽培を始めた。1968年に父ドメニコが自らのワインの生産を開始し、伝統的な手法を尊重した造りを行ってきた。
若くして後を継いだ現当主のエリオはその意思と手法を踏襲しながら、 これからも継続可能な農法への回帰を図っている。栽培にはボルドー液を除き、 農薬や除草剤等は使用しない。 伝統的な醸造を重視し、酵母は天然酵母を使用。 大樽を中心とした熟成を行っている。
エリオ氏のPhilosophy: ネイヴェの地固有ブドウの特徴とテロワールを尊重し、高品質なワインを造ること。 剪定から収穫、圧搾までの工程を丁寧な手仕事で行っている。 「真の品質は畑から生まれる。だからこそ素晴らしい品質のブドウを造ることに ベストを尽くすことが大切」と話す。
ドルチェット・ダルバ
DOLCETTO D'ALBA DOC
フルーティでチャーミング。きれいなドルチェット・ダルバ。 万人に好まれる味わいです!
9月上旬手摘みで収穫。圧搾後除梗。5~6日間26℃で発酵。フレッシュな果実感を残すためにステンレスのバットに静置。紫色の反射光のある深い赤。チェリーのヒントのあるフルーティなブーケ。なめらかで繊細な味わい。サービス温度は16-18℃。香りを楽しむために抜栓後数分後のサーブがおすすめです。
フォンタナフレッダ/ランゲ・ネッビオーロ Langhe Nebbiolo 【輸入社:モンテ物産株式会社】
ランゲとロエロ地区の寒暖差のある南/南西向き斜面の畑から採れたブドウから造られています。
アルコール発酵後、最低8ヶ月間木樽で熟成の後、2~3ヶ月瓶内熟成を経てリリース。濃厚な果実
の香りには完熟したプラムやスミレ、シナモンやクローブ、コーヒーが感じられます。
しなやかなタンニンと調和のとれた酸味が印象的です。 香り豊かで、驚きに満ちたワインです。芳醇なブーケ、なめらかなボディがあり、ネッビオーロという素晴らしいブドウ品種のもつ個性が表現されています。熟成が進むとガーネット色はオレンジを帯び、香りは深くなり、ドライフラワーのバラやゼラニウムの花が感じられます。
温かくやわらかで、しっかりとしたボディがありつつ、口当たりが良く、余韻のあるワインです。
ラベルに書いてあるEBBIO(エッビオ)は、ネッビオーロがよく育つ粘土質、石灰質の土壌に育つ古木
の種類の呼び名だそうです。
瀬戸さんの造った今年のシャルドネ!
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【日時】10月12日(土)12:30~14:00 (受付開始12:15~)
【会場】オステリア・ラ・ブーカ(尾山台)
世田谷区等々力4丁目13−18 ベルステージ尾山台 1F
【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円
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次回は11月IVS Japan設立13周年記念パーティをリストランテ・アクアパッツァにて開催します。
詳細はこちら:http://www.ivsjapan.com/event.html
IVS Japan
テーマ『自然派のワイン』
【日時】9月14日(土)13:00-14:30
【会場】新宿 牡蛎スター@新宿御苑前
牡蛎スターのお店の方のご協力により、いつも素晴らしいお料理を提供下さっております。
今回の資料をご覧いただけます。
次回のご案内~
テーマは『ピエモンテ州のワイン』
【日時】10月12日(土)12:30~14:00 (受付開始12:15~)
【会場】オステリア・ラ・ブーカ(尾山台)
世田谷区等々力4丁目13−18 ベルステージ尾山台 1F
【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円
お申込みはこちら http://www.ivsjapan.com/application.html
2025年 2月 5日(水)〜9日(日) 5日間
IVS Japan 日本イタリアワインソムリエ
『夏にぴったりフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のワイン』
【会場】新宿 牡蛎スター@新宿御苑前
東京都新宿区新宿1-23-5 サンサーラ御苑
次回のご案内~
【日時】9月14日(土)13:00-14:30 (受付開始12:45~)
【会場】新宿 牡蛎スター@新宿御苑前
東京都新宿区新宿1-23-5 サンサーラ御苑
【会費】会員 5,000円 非会員 7,000円
お申込みはこちら http://www.ivsjapan.com/application.html
2025年 2月 5日(水)〜9日(日) 5日間
IVS Japan 日本イタリアワインソムリエ