2018年1月 5日 (金)

12月Lunch Time Tastingレポート~ガイオーレインキアンティ

2017年最後のLTTをイルフルロにて開催致しました。

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生産者CASTELLO DI MELETO カステッロ・ディ・メレート(輸入社㈱ノルレェイク インターナショナルよりご紹介)、キアンティクラシコ9つのCOMUNEの1つ『 ガイオーレ イン キアンティ』よりカテゴリーも幅広く6種類のテイスティングをご用意。 

更にお食事は、イルフルロの稲村シェフによって合わせて頂ける豪華な内容でお送り致しました。

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【テーマ】:カステッロ・ディ・メレート X イル フルロ 
 
トスカーナ州の確認 
イタリア中西部に位置し、北はリグーリア州、エミリア・ロマーニャ州、東はアペニン山脈でマルケ州、ウンブリア州、 西はティレニア海、南は、ラツィオ州に接している。 
変化に富んだ自然に恵まれた風光明媚な州で、エトルリア文明が栄えた場所で「エトルリアの」がトスカーナの語源とされている。 
多くの世界遺産もあり、主な産業は観光と農業。 
イタリアを代表とするワイン生産地で、ワインの歴史は、2000年以上に及ぶ長い歴史があり、昔からそのワインの名声を誇ってきた州である。 
産地を大きく分けると、内陸部と海岸部に分けることができる。 
内陸部として、フィレンツェ県Firenze、シエナ県Siena、アレッツォ県Arezzo: 
土壌は、基本的には粘土石灰質土壊であるが、キアンティ・クラッシコ地区、モンタルチーノでは、ガレストロと呼ばれる泥灰土が薄く何層にも重なった土壊が多く見られる。 
シエナ周辺は非常に粘土が多い。 
気候は、比較的冷涼。
それに対して海岸部は、ルッカ県Lucca、ピサ県Pisa、グロッセート県Grosseto、リヴォルノ県Livorno :
土壌は、粘土石灰質土壌だが、アルノ川沿いには沖積土壌があり、ビティリアーノなどには火山性土壌もある。 
ボルゲリは多様な土壌が非常に複雑に混在している。 
気候は、北はアプアーナ・アルプス、西はティレニア海に守られ、温暖である。 
 
今回のテーマのキアンティ・キアンティ・クラシコは、9つのサブゾーンがある。 
1.San Casciano in Val di Pesa サン・カッシアーノ・ヴァル・ディ・ペサ 
2.Tavarnelle Val di Pesa タヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサ 
3.Barberino Val d'Elsa バルベリーノ・ヴァル・デルサ 
4.Greve in chianti グレーヴェ・イン・キャンティ 
5.Poggibonsi ポッジボンシ 
6.Castellina in Chianti カステッリーナ・イン・キャンティ 
7.Radda in Chianti ラッダ・イン・キャンティ 
8.Gaiole in Chianti ガイオーレ・イン・キャンティ <=今回のワイン 
  標高360m 面積129平方Km 
  石灰質 粘土質 砂質 石が多い 
  綺麗な酸と凝縮した果実味、ミネラルが豊富でエレガントなワインができる土地。 
9.Castelnuovo Berardenge カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ 

 
今回の生産者カステッロ・ディ・メレートは、1256年創業で内陸のキアンティクラシコ地区(シエナ県)ガイオーレ・イン・キアンティにあり、 
自社畑の葡萄で造るエステート・キアンティクラシコワインの造り手として有名です。 
中世から残る村に1,000ヘクタールにもおよぶ土地を所有し、うち125ヘクタールで葡萄栽培を行っています。 
栽培品種は、主にキアンティクラシコDOCGワインの為のサンジョヴェーゼ種。 
さらに、1980年代にはメルロー、カベルネなどを植樹し、1990年代後半になると、伝統的なトスカーナの古来品種の再生に向けた植林を開始。 
特に白ではヴェルメンティーノ種の栽培に力を注いでいます。
 
【ワインリスト】 
①ワイン名: ”ボルガイオ” ヴェルメンティーノ  2015 IGT  12.5% 
メーカー:カステッロ・ディ・メレート社 
産地:トスカーナ州  
ブドウ品種:ヴェルメンティーノ 100% 
特徴:輝きのある緑がかった淡いレモンイエロー。柑橘系グレープフルーツの香り、白い花の香り。 
   味わいは、豊かな果実味に加え、塩味ミネラルを持ったアロマティックで後味に苦みを持つ辛口白ワインです。 
料理:豚のしゃぶしゃぶ、魚介のマリネ、グリーンサラダに合わせる 
 
②ワイン名: ”ボルガイオ” ロッソ 2014   IGT 13% 
メーカー:カステッロ・ディ・メレート社 
産地:トスカーナ州    
ブドウ品種:主にサンジョヴェーゼ、メルロー 
特徴:深みのあるルビーレッドで紫がかっている。チェリーの香りとスミレのようなフローラルな香り。 
   味わいは、柔らかいタンニンとフレッシュな果実味があり、余韻は中程度。みずみずしくエレガントな辛口赤ワイン。 
料理:ピッツァ、トマトソースのパスタ 
 
③ワイン名:メレート キアンティ・クラシコ  2013 DOCG   13%  
メーカー:カステッロ・ディ・メレート 社 
産地:トスカーナ州 
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ 100% 
特徴:ルビーレッド。チェリーとゼラニウム、スミレのフローラルな香り、シナモン、白コショウの香りもあり複雑である。 
   味わいは、シルキーなタンニンと酸は伸びやかで柔らかく、ほどよい果実味とミネラルが感じられバランスのよい辛口赤ワイン。 
料理:ウサギラグーのパスタ、焼き鳥(たれ)、チーズに合わせる。 
 
④ワイン名:ヴィーニャ・カーシ キアンティ・クラシコ・リゼルヴァ 2012 DOCG  13.5% 
メーカー:カステッロ・ディ・メレート社 
産地:トスカーナ州  
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ 100% 
特徴:明るいルビーレッドからガーネットへ。チェリーやスミレ、ナッツ、バラ、シナモン、ナツメグの香り。 
   味わいは、豊かな果実味と酸味、しかりしたストラクチャで、細かいタンニンで濃厚かつエレガントな赤ワイン。 
料理:牛肉のロースト、ラグーのパスタ、熟成したチーズに合わせる。 
 
⑤ワイン名:キアンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ 2011 DOCG  15% 
メーカー:カステッロ・ディ・メレート社 
産地:トスカーナ州  
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ 100% 
特徴:濃いルビーレッド。ブラックベリーフルーツの香り、バラ、スミレの香り、リコリスやシナモン、ナツメグスパイスの香りもあり複雑。 
味わいは、凝縮した果実とのびやかな酸味とのバランスがよく、パワフルでかつエレガントな赤ワイン。 
料理:ジビエのロースト、熟成したチーズに合わせる。 
 
⑥ワイン名:ヴィンサント・デル・キアンティ・クラシコ 2008 DOC 13% 
メーカー:カステッロ・ディ・メレート社 
産地:トスカーナ州  
ブドウ品種:トレビアーノ90%、サンジョヴェーゼ5% マルヴァジア5% 
特徴:輝きのある琥珀色。ドライフルーツ、ハチミツ、アプリコットの香り。 
味わいは、しっかりした果実味(パッシート)とスパイス、バニラ、熟成からの複雑な甘口白ワイン。 
料理:ゴルゴンゾーラ、バニラアイス、洋ナシのデザートに合わせられる。 
 
(瀬戸) 
 
 
 

【今年最後のLTT ランチタイムテイスティング】 毎月第2土曜日

冬にふさわしい『 ガイオーレ イン キアンティ』のワインとお料理のLTTを12月9日(土)@イルフルロ(大手町)にて開催します。

【日程】 12月9日(土)13:00~15:00
【会場】 IL FURLO(イルフルロ)
     東京都千代田区内神田1−2−6 

【会費】IVS会員:3,500円 ビジター(非会員):4,500円

    当日のご入会で会員価格が適用されます。

    ※前日及び当日のキャンセル キャンセルチャージ:100%

【ご予約】こちらのフォームまたはIVS事務局までご連絡下さいませ。
      Email: ivsjapan.reg@gmail.com  

生産者CASTELLO DI MELETO カステッロ・ディ・メレートを輸入社㈱ノルレェイク インターナショナルよりご紹介いたします。

キアンティクラシコ9つのCOMUNEの1つ『 ガイオーレ イン キアンティ』より

カテゴリーも幅広く6種類のテイスティングをご用意。 更にお食事は稲村シェフによって合わせて頂ける豪華な内容です。

Foto_2【白ワイン:IGTトスカーナビアンコ 】ボルガイオ・ヴェルメンティーノIGTトスカーナビアンコ 2015

【赤:IGTトスカーナ】ボルガイオ・ロッソIGTトスカーナ 2014
【赤:キアンティ・クラシコDOCG 】メレート・キアンティ・クラシコDOCG 2013

【赤:リゼルヴァ 】ヴィーニャ・カーシ・キアンティ・クラシコ・リゼルヴァDOCG 2012

【赤:グラン・セレツィオーネ】キアンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネDOCG 2011

【トスカーナ伝統ドルチェワイン】ヴィンサント・デル・キアンティ・クラシコDOC 2008