2020年7月20日 (月)

7月のLunch Time Tasting レポート@イルフルロ

” IVS Japan 復活リアルワイン会 ” 

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で開催を自粛していた、リアルLTTを、緊急事態宣言解除を受けてこの度開催いたしました。

オンラインではワイン会を行って参りましたが、久しぶりのリアルワイン会でした。
皆様よりリアルの素晴らしさ、イルフルロの料理は最高との感想を頂戴しました。

S20200718_01

S20200718_04



S20200718_03

S20200718_02



リースリング イタリコについて

リースリング・イタリコ種はピノ・ビアンコ種に由来している品種で、一般に知られるリースリング種とは異なる。
イタリコというが名前にもかかわらず、フランスの起源であると言われて、そこから、後に上陸ドイツや他の多くの国で中央ヨーロッパへ。
そのドイツ語の名前はヴェルシュリースリングWelschは、文字通り「ラテン語起源」であり、「イタリア語」したがってリースリング イタリコに!

変遷してきたヴェルシュリースリングは、イタリア北部に多く植えられ、原産だとも(所説あり)。
この品種に最も近い種がエルプリングです。
エルプリング種は、ヨーロッパでも最も古い白ブドウ品種のひとつで、ローマ人が2000年前にガリア(現在のフランス近辺)経由でドイツにもたらしたと言われる。
ドイツではモーゼル地方でのみ栽培が許可されている希少な存在。

リースリング・イタリコ種は、日本で、サントリー登美の丘ワイナリー等でも生産されている。
また、サントリーは、リースリングと甲州三尺の掛け合わせ交配させたリースリング・リオンがある。
リオンというがこれもフランスのリオンではなく日本のサントリが造った。

ピノ・ファミリの観点からもう1つリースリングの話。
シュヴァルツ・リースリング(SchwarzRiesling)という品種は、ドイツ国内で2011年現在、黒ぶどうとして5番目に多く栽培されている品種です。
シュヴァルツとは、ドイツ語で「黒色」を意味する言葉で、赤ワインになります。リースリングで赤ワインですよ。
この黒ぶどうと白ブドウのトラミネールと自然交配してできたのが、皆さんよくご存知の国際品種ピノ・ノワール種です。

ということで、リースリングXXX、XXXリースリングは、名前だけでは勘違いする呼称です。面白いでしょ。
では、皆さんがよくご存じのリースリングは、ライン・リースリング、ホワイト・リースリングと呼ばれ区別しようとしますが、単にリースリングが一般的ですね。

S20200718_20

【ワインリスト】

当IVS Japan会員でありオーガニックワインを扱うインポーター『岸本』のワイン5種類をテイスティング

 

①ワイン名:フォリチェロ ロレンツォ・プリモ ロゼ スプマンテ ブリュット センツァ ソルフィティ 2017    11.5%
メーカー:フォリチェロ社
産地:エミリア・ロマーニャ州
ブドウ品種:ランブルスコ グラスパロッサ ディ カステルヴェトロ 100%
醸造:9月下旬から10月上旬に手摘みでぶどうを収穫後、瓶内二次発酵。酸化防止剤無添加。 
特徴:淡いザクロ色。細やかな泡立ち。チェリーのフルーティなフレッシュな香り、スミレ、スパイス(シナモン、クローヴ)な香り。
   味わいは、フレッシュで甘やかな果実味と酸味で優しい口当たりでバランスがよく、後味に苦みを感じ、全体を引き締める大人のロゼスパークリングワイン。
料理:アペリティーヴォ、生ハム。

②ワイン名:アンティカ エノトリア ファランギーナ 2017 13.0%
メーカー:アンティカ エノトリア社
産地:プーリア州
ブドウ品種:ファランギーナ100%
醸造:ブドウを収穫後、20℃で18時間マセレーションを行い、その後ステンレスタンクで発酵。
特徴:輝きのあるレモンイエロー。パイナップルのようなトロピカルフルーツ、ナッツ、黄色い花の香り。
   味わいは、クリーンでフレッシュな果実味と伸びやかな酸、塩味のミネラルを感じる辛口の白ワイン。        
料理:アンティパスト、魚介類のソティや焼き鳥。

③ワイン名:ブラテッロ リースリング イタリコ 2017   12.5%
メーカー:ブラテッロ社
産地:ロンバルディア州
ブドウ品種:リースリング イタリコ 100%
醸造:手摘みでぶどうを収穫。
特徴:輝きのあるレモンイエロー(ゴールド)。メロン、オレンジの花に加え、ほおずきの香り、ジャスミン、ナッツの香り。
   味わいは、しっかりした果実味、フレッシュな豊かな酸味、塩味のミネラル、すっきりとした辛口な白ワイン。
料理:アンティパスト、パスタ全般、魚介のサラダに合わせる。

④ワイン名:アンティカ エノトリア ネロ ディ トロイア 2016 13.0%
メーカー:アンティカ エノトリア社
産地:プーリア州
ブドウ品種:ウーヴァ ディ トロイア100%
醸造:ブドウを収穫後、発酵し、8カ月間ステンレスタンクで、さらに12か月間フレンチオークで熟成。
特徴:ガーネットがかったルビーレッド。ブラックチェリー、ローズ、シナモン、クローヴ、白コショウ、キノコ、ナッツの香り。
   味わいは、しなやかで凝縮した果実味。程よいタンニンと酸味。熟成感もありバランスがよい。後味に若干の苦みを感じる辛口赤ワイン
料理:ウサギ、鶏肉、豚ロースト、熟成したチーズに合わせる。

⑤ワイン名:カステーロ ディ タッサローロ ティトゥアン ノー ソルフィティ 2018   14.0%
メーカー:ステーロ ディ タッサローロ社
産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:バルベーラ100% 
醸造:馬が耕す畑で、ビオディナミ農法で栽培された畑からの収穫。自然酵母発酵、酸化防腐剤無添加。
特徴:青紫を帯びた濃いルビーレッド色。フレッシュなブラックチェリーのような香り、ナッツ、白コショウ、スミレ、クローヴ、まだ若く乳酸の香り。
   味わいは、フレッシュそのもの。果実味とシルキーなタンニン、バルベーラらしい伸びやかな酸味でバランスがとれ、まだまだ若い赤ワイン。飲むには早い。
料理:肉料理全般、中華料理、白カビタイプのチーズに合わせる。

 

【お料理】

アンティパスト(冷)  生ハムとアボガドのサラダ アズィアーゴチーズを添えて
アンティパスト(温)白貝と赤エビ、イカのワイン蒸し
プリモ スパゲッティ・マリナーラ 夏野菜のグリル添え
セコンド オリーブ豚のプルーンと干葡萄煮込み 

S20200718_10

S20200718_11




S20200718_12

S20200718_13




本日の会場

IL FURLO (イル フルロ)

 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-2-6 産広美工ビル1F



IVS Japan事務局


 ” IVS Japan 復活 リアルワイン会 ”(満席御礼)

イルフルロのお料理と5種類のワインのアッビナメントをお楽しみください。

ソーシャルディスタンスを保つため、ご参加人数を12名様限定とさせていただきます。
【日程】 2020年7月18日(土) 15~17時

【会費】会員:5,000円  非会員(ビジター):7,000円

※当日の入会で会員価格が適用されます。
キャンセルチャージ:7月14日(火)~100%

【会場】IL FURLO (イル フルロ)

 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-2-6 産広美工ビル1F

 (大手町駅 徒歩5分/ 神田駅 徒歩8分)

------

★★★IVSスペシャル★ワイン限定販売のご案内★★★

リアルワイン会にご参加できなかったり、ご自宅でワインを楽しまれたい会員の皆様へ

小売店では見られないオーガニックワインを扱うインポーター『岸本』のワイン

5種類15,000円相当を送料1,500円含めて 特別会員価格10,500円(税込)

(非会員価格:12,500円(税込))

7月20日まで受付け致します!

⇒⇒ワインの詳細はこちら クリック