今回のLTTは、会員の方々からのリクエストにお応えし『赤ワイン飲み比べ』をテーマに開催いたしました。
新型コロナ対策としてスパッカナポリの大広間パーティ会場に変更し、よりゆったりとした空間で人数を限定し、スプマンテ1種類、赤の土着品種4種と、お食事をお楽しみ頂きました。
【今回のテーマ】赤ワイン飲み比べ!イタリア土着品種の飲み比べ!
ネロ・ダーヴォラ種
ネロ・ダヴォラ(Nero d’Avola)とは、イタリアのシチリア島原産の赤ワイン用ブドウ品種で、シチリアの土着品種。
非常に色が濃く力強いワインとなる。
品種名はイタリア語で「アヴォッラの黒」を意味し、島の南東部のアヴォッラの村の地名に由来する。
シチリア島、サルディニア島のかなり広い地域で栽培されており、カラブレーゼとも呼ばれる。
温暖で乾燥した気候を好む品種で、シチリア島のシラクーザ県南部の町であるノート、ブォニヴィーニ、パキーノは、ネロ・タヴォラを使った高品質のワインが造られることで知られている。
アリアニコ種
アリアニコ(Aglianico)の産地はギリシャであり、イタリア南部への移住者によって持ち込まれたと言われ南部イタリアの全州で栽培されている中でもカンパーニア州とバジリカータ州がアリアニコワインの2大生産地です。名前の由来は、ラテン語で「ギリシャのブドウ」を意味する“vitis hellenica” から。古代ローマ時代に作られていた。
アリアニコの最大の特徴は、なんといってもしっかりとしたタンニンと、豊富な酸味です。
バルベーラ種
バルベーラ (Barbera) はイタリアの赤ワイン用ブドウ品種であり、2010年の時点でイタリアにおいて サンジョヴェーゼとモンテプルチャーノ、メルロに次いで)4番目に栽培面積の大きな黒ブドウである。
ピエモンテ州のモンフェッラートを原産とする土着品種でピエモンテ州の他にはその東隣のロンバルディア州でも広く栽培されています。バルベーラは収量が高く、そのワインは深い色味とフルボディ、控えめなタンニン、強めの酸味で大半のワインは、エレガントというよりはチャーミングな印象で樽を使用した場合、果実味が抑えられて香ばしい風味や複雑味が増します。
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ種
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ (Montepulciano d'Abruzzo) は、イタリア中央東部アブルッツォ州産のワイン用ブドウ品種、モンテプルチャーノから作られる、イタリアの赤ワインである。
深いルビー色をしており、サクランボやナツメグ、シナモン、軽く炒ったアーモンドなどの香りが感じられます。柔らかなタンニンが心地よく、プラムやクワの実、マラスカや野生のイチゴが感じられます。
生産者によって2年以上の熟成を経たワインには、リゼルヴァの表記を付けてもよいことになっており、今回のワインである。
【ワインリスト】
①ワイン名:セッテンブリーノ・ソアヴェ・スプマンテ・ブリュット ミレッジマート 2019 12.0%
メーカー:レ・バッティステッレ社
産地:ヴェネト州
ブドウ品種:ガルガーネガ 100%
標高250m、南東斜面、石灰質主体の混成土壌 樹齢は、平均10年
醸造:バッティステッレ、ロッコロ・デル・ドゥルロ、モンテセイのぶどうを9月中旬に手摘みでぶどうを収穫し温度管理したステンレスタンクで15日間発酵、その後60日間二次発酵。
特徴:淡いレモンイエロー。細やかな泡立ち。青りんごのフルーティな香り、(トースト)、華やかなフローラルな香り。
味わいは、フレッシュな果実味と心地よい酸味で優しい口当たりでバランスがよく、後味にミネラル苦みを感じる辛口なスパークリングワイン。
料理:アペリティフ、アンティパストに合わせる。
②ワイン名:ネロダーヴォラ 2019 DOC 13.0% 人気度 6/22
メーカー:フナロ社
産地:シチリア州
ブドウ品種:ネロダーヴォラ
醸造:手摘みでぶどうを収穫。 ステンレスタンクで発酵、熟成し、その後瓶内で2ヶ月熟成。
特徴:紫がかったルビーレッド。チェリーやブラック・ベリーなどのベリー系果実の香り、若いためにMLFの香りもある。
味わいは、フレッシュな果実味が豊かで、酸とバランスが非常によい。フレッシュな辛口赤ワイン。
料理:トマトのパスタ(ノルマ)に合わせる。
③ワイン名:ポルコネーロ アリアニコ 2019 14.0% 人気度 6/22
メーカー:ポルコネーロ社
産地:カンパーニア州
ブドウ品種:アリアニコ100% Vallo della Lucania (チレントの最南端)の畑 石灰質を含む粘土質土壌
醸造:アルコール発酵後ステンレスタンクにて約8カ月熟成。その後瓶内熟成後出荷
特徴:ルビーレッド、チェリーレッド。赤系ベリーの香、シナモン、クローヴ、まだ若いためキャンディ香あり。
味わいは、豊かな果実味と生き生きとした伸びやかな酸、鉄ぽいミネラル、厳格さを感じる辛口赤ワイン。
料理:地鳥のソティや中華料理全般。
④ワイン名:バルベーラ・ダルバ ヌエラ 2018 13.5% 人気度 16/22
メーカー:エリオ・フィリッピーノ社
産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:バルベーラ 100%
醸造:9月末手摘みで収穫。圧搾後除梗。5~7日間26~28℃で発酵。フレッシュな果実感を残すためにステンレスのバットに静置。その後オーク樽で数か月熟成し、翌春ボトリング。
特徴:赤紫がかったルビーレッド。熟したブラックチェリー、クローヴ、黒コショウ、たばこ、バニラと複雑な香り。
味わいは、豊かな果実味とバルベーラらしい伸びやかな酸味と滑らかなタンニンがあり、旨味を併せ持ったエレガントな辛口赤ワイン
料理:バーニャカウダ、肉料理、ボリート、熟成したチーズに合わせる。
⑤ワイン名:アイレス モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・・リゼルヴァ 2015 DOC 14.0% 人気度 15/22
メーカー:ディ・カミッロ社
産地:アブルッツォ州
ブドウ品種:モンテプルチアーノ 100%
醸造:セメントタンクで発酵し、その後セメントタンクとバリックで24カ月の熟成、6カ月の瓶熟成。
特徴:濃いルビーレッドから若干ガーネットへ。プラムやカシス、ブラックチェリーの香り、カカオ、コーヒー、タバコ、リコリス、クローヴ、黒コショウなど複雑な香り。
味わいは、ふくよかで豊かな果実味とこなれたタンニンと酸味で非常にバランスがとれた辛口赤ワイン。料理:肉料理全般、熟成したチーズに合わせる。
今回の生産者(MAP): クリックで拡大
【お料理】
【今回の会場】
Spacca Napoli (スパッカナポリ)
東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友三角ビル52F
■■■2020年9月 IVS Japan ''リアルワイン会 ”
コロナ対策として、大広間のパーティ会場にてゆったりとした空間で人数限定で開催します!
『イタリアの赤ワインを飲み比べ』をテーマに! 募集中! 残り5席!
【日程】9月26日(土) 13:00 ~15:00(開場12:30~)
【場所】スパッカナポリ
東京都新宿区西新宿2丁目6−1 新宿住友三角ビル52F
【会費】会員:4,000円 非会員(ビジター):6,000円
※当日の入会で会員価格が適用されます。
※キャンセルチャージ:9月22日(火)~100%