2017年6月25日 (日)

6月のLunch Time Tasting~ALTOLIVELLOxIL FURLO

6月のIVS Japan LTTは第3週の17日(土)に開催致しました。

ご参加頂きました皆様ありがとうございました。

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【テーマ】:ALTOLIVELLOxIL FURLO

1番のワイン

生産者  フォッソ コルノ社(FOSSO CORNO)

所在地:アブルッツォ州 ロゼート デッリ アブルッツィ

フォッソコルノのオーナーであるビスカルド家は、ドイツ市場向けにイタリアワインの紹介をするエージェント業を、代々の生業としてきました。
現オーナーのマルコ氏が、自らがワインビジネスで培ってきた経験に基づき、本来あるべきワイナリーの姿勢と方向性を考え、日常の生活に密着した、素直に美味しいと思えるワインを造り出すことを決断します。そして、2001 年にアドリア海とアペニン山脈の丁度中程に在る丘陵地に、10ha程の畑を購入。
土壌調査を行い、所有地に最も適したクローンのモンテプルチアーノ種に植え替え、少量のワイン造りから始めました。現在では 30ha の自社畑から、モンテプルチアーノと少量の白ワインを生産しています。

2番目以降のワイン:

生産者 モンキエロ カルボーネ(MONCHIERO CARBONE)
所在地:ピエモンテ州・カナレ

ピエモンテのワイン産地は、バローロやバルバレスコのあるランゲ地区が有名ですが、モンキエロカルボーネのあるロエロ地区は、優しいタンニンと柔らかい果実味が特徴のイタリアでも最も注目されているワイン生産地域の一つです。
オーナーのマルコはアルバ醸造学校を卒業後、ウンブリア州に移り住み、そこを拠点としてイタリア各地の著名ワイナリーのコンサルタント醸造家として大活躍をしました。
1990年代初頭、生まれ育ったカナレへ戻り、自分の考えを具現化するため自身のワイナリーを設立、現在は後継者である息子フランチェスコと共に、ブルゴーニュをイメージさせる上品で繊細なワイン造りをしています。フランチェスコはイタリアの若手醸造家として非常に注目されていて、ガンベロロッソ誌でも頻繁に取り上げられています。

2005 年よりロエロがDOCG に昇格。ネッビオーロからのロエロロッソ、土着の白ブドウ・アルネイスから作られるロエロアルネイスと、今後の飛躍が期待される注目エリアの中心的ワイナリーです。

※ALTOLIVELLO社のホームページよりの資料

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【ワインリスト】

①ワイン名:チーマビアンカ   2016  人気度(7/23名)
メーカー:フォッソコルノ社
産地:アブルッツォ州
ブドウ品種:シャルドネ50%・ソーヴィニヨン50%
醸造:丘陵地の寒暖の差を活かしたぶどうを9月上旬に収穫、ステンレスタンクで発酵、そのステンレスタンクで熟成 12.5%
特徴:輝きのある緑がかったレモンイエロー。柑橘の香、芝生、レモンの皮の香り。
   爽やかで活き活きとした酸とフレッシュな果実味、塩味のミネラルを持つ白ワイン。
料理:食前酒、魚介のマリネ、シーフードパスタに合わせる。


②ワイン名:ランゲ ファヴォリータ 2016  DOC  人気度(12/23名)
メーカー:モンキエロ カルボーネ社
産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:ファヴォリータ 100%
醸造:砂質土壌のロエロの畑から9月中旬にぶどうを収穫、ステンレスタンク発酵、そのステンレスタンクで熟成 12.5%
特徴:輝きのある淡いレモンイエロー。柑橘系の香り、オレンジの皮の香りや黄色の花の香り。
   味わいは心地よい果実味とキレのある酸とのバランスが良く、塩味もあり、後味に苦みを感じるフレッシュな辛口白ワイン。
料理:ミネストローネ、魚介類、鶏肉のサラダに合わせる。


③ワイン名:ロエロ アルネイス レチット 2015 DOC  人気度(17/23名)

レチット(Recit)とは、小さな王様の意味

メーカー:モンキエロ カルボーネ社

産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:アルネイス 100%
醸造:砂質土壌のロエロの畑から9月下旬にぶどうを収穫、ステンレスタンク発酵、そのステンレスタンクで熟成。13.5%
特徴:輝きのあるレモンイエロー。白桃の香り、蜜蝋、白い花の香り、ミネラルもある。
   豊かな果実味と酸味、塩味のミネラルが感じられ、苦みやふくよかな骨格のある辛口白ワイン。
料理:バーニャカウダ、トリッパの白ワイン煮込みに合わせる。


④ワイン名:バルベラ ダルバ ペリーザ  2014 DOC  人気度(15/23名)
メーカー:モンキエロ カルボーネ社
産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:バルベーラ 100%
醸造:10月上旬にブドウを収穫。ステンレスタンクで醗酵。70%はステンレスタンクで熟成、残りの30%を2、3年樽のバリックに入れて12ヶ月熟成。13.0%
特徴:ルビーレッドで青紫がかっている。フレッシュでブラックチェリーやスミレ、コショウのスパイスの感じられる香り。
   豊かな果実味とバルベーラらしい酸味があり軽快で透明感のある赤ワイン。
料理:ラグーのタヤリン、カルパッチョ、トマトソースのパスタ、チーズに合わせる。


⑤ワイン名:ランゲ ネッピオーロ レグレット 2014 DOC  人気度(14/23名)
メーカー:モンキエロ カルボーネ社
産地:ピエモンテ州
ブドウ品種:ネッビオーロ 100%
醸造:砂質土壌のロエロの畑から10月中旬ブドウ収穫。ステンレス発酵。2、3年樽のバリックで6ヵ月熟成。13.0%
特徴:ルビーガーネット色。凝縮したチェリーの香り、ローズ、樽からのローストやバニラの香り、リコリスやスパイス、タールな香りもあり複雑である。
   味わいは、凝縮した果実とビロードのようなタンニン。調和したエレガントなネッピオーロ種の赤ワイン。
料理:牛肉のロースト、熟成したチーズに合わせる。

(瀬戸)

【お食事】

1.前菜の盛り合わせ(ズッキーニのトンナータソース、インサラータ・ルッサ、バーニャカウダ)

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2.ラグーの手打ちパスタ

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3.コトレッタ・ア・ラ・ピエモンテーゼ サヴィーニ風

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IVS Japanではイタリアワインを楽しく学びながらご賞味頂く機会を昨年より回数を増やし、毎月1~2回行っております。 
7月の会も、素晴らしい企画となっておりますので、皆様是非ご参加お待ちしております。
IVS Japan事務局

■□■ 6月のLunch Time Tasting  『ALTOLIVELLO × IL FURLO』 ■□■

初のコラボ、インポーターAlto livello㈱のワインをご賞味ください。

伊東社長よりピエモンテ州を中心にセレクトされたワインのご説明を頂きます。

6月のLunch Time Tastingは  土地の個性が感じられる高品質ワインのみを扱っておられるインポーターALTOLIVELLOの伊東長敏氏をお迎えします。

ピエモンテを中心に、初夏に楽しみたい白ワイン3、赤ワイン2、合計5種類のワインをブラインドテイスティング。

生産者の想いや土地の個性等、貴重な現地の情報を伊東さんにお話し頂きつつ、IL FURLO大原さんのピエモンテ郷土料理あり、変化球ありのアッビナメントをお楽しみ下さい。

これ程までに贅沢な内容を3500円で楽しめるのはIVS Japanならでは、皆様どうぞご期待下さい。

【日程】 6/17(土)13:00~15:00

6月のLTTは、第3土曜日の開催ですのでご注意下さい。

【会場】 イル フルロ(大手町)

【会費】 会員:3500円 ビジター(非会員):4500円