【テーマ】:マルケ&アブルッツォ州のワイン
場所:イタリアの中東部に位置する。
【マルケ州】
Marche(マルケ)と言う州名は、ゲルマン語の「辺境」
アペニン山脈によって中央から隔離された土地柄故であろう。
気候は、地中海性の温暖な気候に恵まれ、葡萄だけでなく、
この州ワインは、日本においては総体的に知名度が低いため、
マルケを代表するワインの上級クラスが狙い目である。将来、
【アブルッツォ州】
マルケ州の南に位置し、
ぶどう品種
ヴェルディッキオ種(白ぶどう):
マルケ地方に古くからあった品種で、ブドウの色がヴェルデ(
ワインにすると緑がかつた麦藁色で、苦味があり、
産地
海側のVerdicchio dei Castelli di Jesi(カステッリ・ディ・イエージ):
山側のVerdicchio di Matelica(マテリカ):白い花の香り、
モンテプルチアーノ種(黒ぶどう):
アブルッツォを中心にイタリアで多く栽培されている。
産地
マルケ州のCONERO(コーネロ)は、
※「ロッソ・コーネロ・リゼルヴア」が、2004年、「
アブルッツォ州のMontepulciano d'Abruzzo(モンテプルチャーノ・ダブルッツォ)は、
【ノヴェッロ】
10月30日に解禁になる新酒のこと。
今年の出来(マルケ州 ウマニロンキ社より 10/3時点)は、
ブドウの状態:非常に良い。
気候:夏は涼しく、8月の初めに雨が降ったが、
ワイン:量・質ともに良い、フレッシュなワインになるだろう。
【本日のワインに合わせるお料理】
Antipasto: 前菜盛り合わせ(モルタデッラ、フリッタータ、フンギのフリット)
Secondo: 三元豚のワイン煮込み
【ワインリスト】
①ワイン名:ノヴェッロ・マルケ ジェンマート 2016 IGT 12.0%
メーカー:ウマニロンキ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ、モンテプルチアーノ、ラクリマ・
醸造:手摘み。60%をカルボニック・マセラシオン(12-
特徴:紫の色調が強いルビーレッド。カルボニック・
若々しい酸とタンニンで軽快な味わいのワイン。
料理:前菜、生ハムやサラミに合わせる。
②ワイン名:ヴェルディッキオ・クラッシコ・イエージ 2015 DOC 12.0%
メーカー:ウマニロンキ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:ヴェルディッキオ
醸造:ソフトプレスで搾汁したモストを15日間、
特徴:緑がかった輝くレモンイエロー。
酸がきりっとして塩味のミネラルがありヘーゼルナッツのような味
料理:魚介を使った前菜、魚介のフリットに合わせる。
③ワイン名:カザル・デイ・セッラ・ヴェルディッキオ 2014 DOC 13.0%
単一畑“カサル・ディ・セッラ”(丘の上の農家)
メーカー:ウマニロンキ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:ヴェルディッキオ
醸造:
特徴:レモンイエロー。白桃やリンゴの核果実(種が大きい)
なめらかな口当たりで果実のふくよかさ、
料理:バターを使った魚介料理、リゾット、
④ワイン名:ビアンキ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2014 DOC 13.0%
メーカー:ウマニロンキ社
産地:アブルッツォ州
ブドウ品種:モンテプルチアーノ、カベルネ・ソーヴィニョン(
醸造:厳選したブドウを果皮と共に10日間マセラシオン。
特徴:青紫がかったルビーレッド。レッドチェリー、スミレ、
軽快で透明感のあるフルーティな果実味。なめらかな口当たり、
料理:ミートソースのパスタ、ピッツァに合わせる。
⑤ワイン名:サン・ロレンツォ ロッソ・コーネロ 2013 DOC 13.5%
マルケ州の聖人”聖ロレンツォ”に由来の自社畑名
メーカー:ウマニロンキ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:モンテプルチアーノ
醸造:ブドウは除梗後、ソフトプレスし、
半分を5000-8000Lのオーク大樽で、
特徴:紫がかったルビーレッド。ダークチェリー、ドライローズ、
凝縮した果実味と酸とのバランスがとれた味わい、
料理:肉料理、熟成したチーズに合わせる。
⑥ワイン名:クマロ コーネロ・リゼルヴァ 2012 DOCG 14.0%
メーカー:ウマニロンキ社
産地:マルケ州
ブドウ品種:モンテプルチアーノ
醸造:自社畑 “サン・ロレンツォ”
特徴:ガーネットを帯びたルビーレッド。
凝縮した果実味と酸とのバランスがとれ、
料理:ビステッカ、ジビエ、熟したチーズ、